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生化学・免疫血清検査部門

患者さんから採取された血液や尿、体液などの生化学的成分や免疫学的成分の分析を行います。これらの検査は病気の診断、治療効果、経過観察には重要で、「正確で、迅速な報告」を目標に掲げ、24時間対応で取り組んでいます。

採血管や採取容器にはバーコードが貼られ、カルテとの照合、検査システムとの照合が行われ検体の取り違いのないようなシステムで行っています。外来採血室と検査室は、ダムウェーターでつながっており、採血された検体はすぐに検査室に送られ、迅速な報告を提供しています。

【主な分析装置】
装置 特徴 主な検査項目
Biomajesty6070 生化学自動分析装置:2400テスト/時の高速シングルマルチ方式:2台あり、故障やメンテナンスをしていても、24時間検査を止めることはありません。 生化学検査
免疫血清検査
ARCHITECT
i2000SR
免疫測定装置(1):CLIA化学発光免疫測定法 感染症項目、血中薬物濃度
モジュラーアナリティクスE 免疫測定装置(2):ECLIA電気化学発光免疫測定法 腫瘍マーカー、ホルモン
Capillays2  全自動キャピラリー電気泳動システム 蛋白分画
ADAMS A1c 高速液体クロマトグラフィー HbA1c
Rapidlab1200 血液ガス分析装置 血液中の酸素、二酸化炭素、pHなど

生化学自動分析装置生化学自動分析装置

免疫測定装置免疫測定装置

免疫測定装置免疫測定装置

血糖・HbA1c測定装置血糖・HbA1c測定装置

【主な検査項目】
蛋白関連検査 総蛋白、アルブミン、蛋白分画、クリオグロブリン
酵素関連物質 AST(GOT)、ALT(GPT)、LD(LDH)、ALP、γGTP、コリンエステラーゼ、アミラーゼ、P型アミラーゼ、CK、CK-MB
脂質関連物質 総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪
電解質・金属・その他 ナトリウム、カリウム、クロール、カルシウム、無機リン、マグネシウム、鉄、不飽和鉄結合能(UIBC)、総鉄結合能(TIBC)、尿素窒素、クレアチニン、尿酸、総ビリルビン、直接ビリルビン、アンバウンドビリルビン、浸透圧、アンモニア、ICG、KL-6
リウマチ関連検査 リウマチ因子、MMP-3、抗CCP抗体
糖尿病関連検査 血糖、HbA1c (NGSP)、グリコアルブミン、尿中微量アルブミン、インスリン、CGMS(※1)
血液ガス分析 pH、pO2、pCO2
免疫血清学的検査 IgG、IgA、IgM、C3、C4、α1AG、CRP、ASO、ハプトグロビン、CRP、マイコプラズマ抗体、寒冷凝集反応、 抗核抗体FA法
腫瘍マーカー関連検査 CEA、AFP、CA19-9、CA125、PSA、フェリチン
甲状腺関連検査 FT3、FT4、TSH
内分泌関連検査 FSH、LH、E2、HCG+β、インスリン
心筋マーカー検査 NT-proBNP、CK、CK-MB、トロポニン I
感染症関連検査(※2)
HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体、HBe抗原、HBe抗体、HCV 抗体、 HIV抗原/抗体、TPLA、RPR、PCT
血中薬物濃度(※3)
ジゴキシン、テオフィリン、バルプロ酸、カルバマゼピン、バンコマイシン

※1 持続血糖測定(FreeStyleリブレPro)

500円玉くらいのセンサーを腕に装着することで、センサー中心部の極細の針が組織間質液中のグルコース濃度を測定します。測定値は15分おきにセンサーに記録され、最長14日間のグルコース値を持続的に測定できます。手指の穿刺による較正が不要です。装着時に痛みはなく、装着感もほとんどありません。入浴を含む日常生活を通常通り行えます。24時間の血糖の変動がわかるため、夜間低血糖や食後高血糖などの発見に役立ちます。

※2 感染症関連検査

感染症の検査には、肝炎ウイルス、梅毒、HIV、細菌感染などの検査があります。肝炎ウイルスの検査としてB型肝炎ウイルス抗原・抗体検査、C型肝炎ウイルス抗体検査、梅毒検査として脂質抗原に対する抗体(RPR)、トレポネーマーパリダムに対する抗体(TPLA)を測定しています。重症細菌感染検査ではプロカルシトニン(PCT)があります。

※3 血中薬物濃度

抗てんかん薬、抗生物質製剤、強心剤、喘息治療薬などの血液中の薬成分の濃度を測定します。薬が有効に作用し、副作用の出ない濃度を保つために検査をします。