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患者さんからのお便り1

多汗症の治療で施術を受けられた患者さんからのお便り(1)

手術前後のお気持や手術による影響などがつづられています。
同じような病気をお持ちの患者さんの参考になればと思い、了解をいただいた患者さんのお便りを、掲載させていただきました。

お手紙(1) 32歳 女性 顔面多汗症

先生へ
毎年くる夏がいつも恐怖でした。他の人が全く汗をかいていないのに、私一人で顔から流れるような汗…。今年も何度いやな思いをするのだろうか…と。
そのようなことを考える前に、何故汗が出るのか?何故異常なくらい流れるように出るのか?を調べようと思いました。根本的なところの原因を知って治療できるのであれば治したいという気持ちが強かったのです。それ(治療の手段)が無いのならあきらめて汗と上手に付き合っていこうと考えました。
今回、手術をするにあたり、家族にそれを説明して理解してもらうのが大変でした。(どう説明したらいいのか…)そこまでする必要がないだろうと。多汗症は病気ではなく、汗が出るのは健康で良いことだと。でも何とか(強引に)分かってもらいました。
術後、これからやってくる今年の夏が楽しみです。先生がおっしゃっていたように、胸から下に多く汗が出ています。今までは首から上が“カーッ“っと熱くなっていましたが、今は胴回りが“カーッ“としています。
実生活に入り、いろいろな場合で手術した結果がわかってくると思います。暑い夏が好き!と言ってみたいです。
15年以上多汗に悩まされてきたものが、半分でも軽減されれば満足です。ありがとうございました!!

お手紙(2) 54歳 女性 赤面症

新しい年を迎えまして寒さも一段ときびしくなってまいりました。昨年はお忙しい中、早々に手術をしていただきまして有難ういございました。厚くお礼申し上げます。 退院しましてから一ヵ月半が経ちましたが、まだすごく緊張する場に出る機会がなく、これという体験はしてませんが、余り遅くなってもと思いペンを執りました。おかげさまで更年期症状の顔のほてりや汗は全く無くなりましたので本当に嬉しく思っております。
40代後半位から昨年の手術を受ける前迄は、人と話をしていても、道を歩いている時でも、自分の意思に関係なく顔が熱くなり、汗も出て、本当に苦痛でした。一昨年のゴールデンウィークに当時小二の姪が遊びにきたときも「おばさん顔赤いよ、耳赤いよ」と言われたことがありましたけれど、子供でも分かるのだから余程赤かったのでしょうね。又、昔から人前での発表や自己紹介とか大勢の人前での話をするときなど緊張して、赤面して、汗も出て大変でした。この両方が改善されて良くなるのなら、この悩みから解放されるのならという思いで手術をお願いしました。結果は大成功で本当に良くなりました。今は更年期の顔のほてりも治りましたし、緊張しても顔が赤くなることも全くありません。地下鉄に乗っていても安心して座っていることができるようになりました。手術を受ける前は急にほてりがくるので、落ちついて座っていることもできませんでした。取り留めないことばかり書きまして報告書になっていないかもしれません。体験不足で御免なさい。でもほてりというほてりはすべて治りましたので、手術を受けて本当に良かったと思っております。有難うございました。

お手紙(3) 31歳 女性 顔面多汗症・赤面症

顔面の多汗症と赤面の両方で長年悩んでいました。人前に出るのもユーウツで、特に暑いわけでもないのに額と首から汗がワーッと流れてくる。それを人に見られ指摘されると余計に汗が止まらなくなる。そんな状態でした。仕事も汗が出てくると集中出来なくなり、ハンカチで拭きながらやっていました。ある時にインターネットで多汗症のホームページを見つけこれだと思いました。今まで長年汗で苦しんでいたのが自分だけではないと勇気が出ました。関連する本を購入し"代償性発汗"というものが必ず起こるというのも承知の上で手術にいどみました。今まで顔面から流れれいた汗が他の部位へと移るという事です。どのくらいの量で、どの位置に起こるかは手術してみないと分からないとの事でしたが、私の場合は見えないところへ汗をかくのなら大量でもかまわないと思っていました。結果、顔面、首からの汗は、背中おしりへと移動しました。びっくりする程の量ではないし、すぐ引きます。(真夏はどうでしょうかね?)足の裏の汗もちょっと増えたような気もします。興奮すると顔へ来ていましたが(赤面の部分かな?)今は背中がカーっと熱くなります。手の乾燥もやはりありますが今のところハンドクリームをぬれば気にならない程度です。(真冬になったらまた状況報告します)あと一番術後にしてみたい事なんですが、真冬に外をいっぱい歩いてから温度の高いデパートなどに入ってみたいです。今までなら洗面器をひっくり返した様に汗が流れていたからです。美容室にも早く行ってみたい。どんなにきれいにセットしてもらっても、帰る途中には汗でクズれてしまったからです。両方を早く経験したいです。
私の場合は手術の結果に大変満足しています。長年の悩みから開放されたという気持ちの方が大きかったです。本当にありがとうございました。
これから冬になってからの状況は手紙で報告したいと思います。

お手紙(4) 28歳 女性 手掌多汗症

入院中は大変お世話になりました。お蔭様で、毎日快適に過ごしております。結論から言いまして今回の手術を受けて本当に良かったと心から思っております。つい数日前までは、好きなアクセサリーを買いに行くにも、直接手にとって見る事が出来ませんでしたし、洋服選びも汗ジミが目立たないような色・素材ばかりを気にして、本当に着たい物は着る事ができませんでした。また美容室へ行っても手がびっしょりなので、雑誌も見る事ができず、手を隠した状態での2・3時間はとっても苦しいものでした。でもこれからはそんな苦痛から開放されると思うと本当に嬉しくてしかたありません。術前に代償性発汗についてお話を伺いました。実際私も他の部位に汗が出ているのを感じますが、掌にかく汗の事を考えるとなんのそのです。人から見えるところに汗をかくから、余計に汗の量が増えていたのではないでしょうか。人目につかない部位に汗をかこうと私自身全く気になりません。そして今では、手自体むくんで赤かったのですが、汗をかかなくなってからはむくみもとれて白い手になりました。また私の場合、掌・わきの下と同時に顔にも汗をかかなくなり、朝にした化粧が夕方になってもそのままの状態で残っており、これも嬉しい事の一つです。きっと今もどこかで悩んでいる人がいるとは思いますが、悩んでいないで手術を受ける事を私は勧めたいと思います。本当、バラ色の人生と言っても大袈裟ではない位に毎日楽しく暮らせると思います。それ位、私にとっても深刻な問題でしたから。今回手術を受けられた事、悩みを解決して下さって本当に感謝しています。ありがとうございました。

お手紙(5) 28歳 女性 手掌多汗症

手術を受け、今日で5日経ちました。痛みももうほとんどなくサラサラな自分の手のひらを見ては嬉しくてニヤニヤ笑っています。手術を受けて本当に良かった。感謝の気持ちでいっぱいです。
物心ついた時から手のひらの汗にとても悩んでいました。幼稚園の時に習いはじめたピアノとエレクトーンは鍵盤が汗で濡れてしまうので、子どもながらに「ピアノの先生嫌がってるんじゃないかな」と気になったり、小学生の時もフォークダンスなどで手をつないだ子に嫌われるんじゃないかとハラハラしたり。そんな悩みが何年も続き、大人になってからも、クレジットカードのサインの時、車の免許を取る時も恥ずかしかった。急に握手を求められるといつも困った。例をあげるときりがありません。
小学生の頃母が気にして皮膚科へ連れていってくれましたが、あの頃はまだ治療法がなかったようです。あの頃すでにこの手術があって私の手の汗が止まっていたら、私の人生は変っていただろうなと思います。手に汗をかく事がコンプレックスで積極的になれずあきらめた事がたくさんあったからです。数年前"手のひらに汗をかくのは自律神経失調症の典型的な症状"と書いてある本を見つけ、その本に載っていた心療内科に3年近く通いました。薬をのみ続けましたが眠気がひどく何度も薬を変えて様子を見ましたが治る気配は全くなく、2年以上もたつとあきらめ半分になり、院長先生に「一生治らないんじゃないですか?」と聞いた事もありました。そんな頃インターネットでこの手術の事を知り、すぐに先生のもとで受診、手術を受けようと決めました。
私は常に健康で、手術はおろか入院もしたことがなかったので、その不安や全身麻酔の恐怖など、手術を決めたもののどうしようか迷っていたのが本音です。でも「この汗がなくなるのならどんな恐怖にも耐えて見せる」という気持ちの方がどんどん大きくなり、数日旅行するような準備で入院しました。看護婦さんの優しさに甘え支えられ、当日は麻酔など多少の痛みと恐怖はあったものの、それを過ぎればあとはもう、目が覚めると先生がいて私の手の汗は止まっていました。あんなに怖がっていた自分は何だったんだろうという感じでした。何年も通った心療内科も、1ヶ月5万円近くも出して飲み続けた漢方薬も、結局無駄だったと後悔し、1年でも2年でもいい、とにかくもっと早くこの手術の事を知りたかった、今になると欲が出てしまいました。学生に戻って学生生活をやり直したい気分です。今はこの病気と手術がもっと広く世間に知られるようになる事を願っています。そして汗で悩んでいる人を見つけたら、早くこの手術を受ける事をお勧めしたい。一刻も早くあの辛さから開放されるように。先生どうもありがとうございました。

お手紙(6) 18歳 女性 手掌多汗症

手術をしてから約2ヶ月間たって、私は改めて手術をしてよかったと思いました。以前は手をつなぐことが恐くて作れなかった彼氏も、汗が目立つので着れなかった明るい色の服も、美容室で見れなかった雑誌も、…本当にいろいろなものを手に入れることができました。その反面、私は○○という仕事上、術後の一ヶ月間体を動かせなかったのがつらかったです。回りとの差が気になりやめようと思ったこともありましたが、同期や上司に相談し、何とか一ヶ月間の遅れを取り戻し、無事に前期教育を終えることができました。代償性発汗は、私の場合頭、背中、足の甲に汗をかくようになりました。手術前は頭や足の甲に一度も汗をかいたことがなかったので、はじめはすごく不安でしたが、汗の量も少なくて気にならない程度なので大丈夫です。手術の傷も今では探さなくちゃわからないくらい小さくなり、痛みも突っ張る感じもなくなりました。
手術をする前に全身麻酔や合併症・代償性発汗などいろいろ悩んだり考えたりしましたが、手に汗をかいて何もできないよりは絶対いいし、18年間ずっと悩み続けてきた手の汗が少しでも減るなら・・と思って手術を決心しました。今では本当に手術をしてよかったと思います。後悔していません。手術をしていただき本当にありがとうございました。

お手紙(7) 15歳 男性 手掌多汗症

手術を受ける決意をしたのは、私が多汗症だとわかってからずいぶんあとになります。そのまえから気にはなっていましたが、なかなかまわりの人には言えず、私は多汗症だという事実から逃げようとしてました。しかし、毎日そのことを気にしなければいけないし、人と接するときもどうやって相手に気づかれないようにしようかと考えるばかりでした。多汗症の人が1番気にするのは、なによりも他人の目だと思います。「もし気づかれたりしたら…。」、「気づかれてしまって他の人に言ったりしないだろうか…。」そんなことを考えるのでもストレスになると思います。私もそんな状況を打開できずにいました。あるきっかけで周りの人に思いきって言ってみました。それで、ネットを見て初めてNTT札幌病院で多汗症の手術を行っていることを知りました。そのときは本当にうれしかったです。「やっと止まるかもしれない」と思いました。それから、病院へ行きました。ちょっと驚いたのは、いきなり「手術しますか?」と言われたことです。でもちゃんと適切な説明をされて手術に踏み切りました。手術の結果、手の汗は99%止まり、足の汗は30%止まりました。代償性発汗はほとんど無いですが、運動した後の下半身の汗がちょっと増えたぐらいです。やはりそれでも、手術前よりは断然いいです。今では毎日が楽しくてしかたありません。
この文を読んでいる方へ1度でも多汗症に悩んだのであれば、ぜひNTT札幌病院麻酔科へ行って説明を受けてみてください。先生方が話をしてくれます。悩んでないで、勇気を出してぜひ行ってみてください。

お手紙(8) 15歳女性 お母様より 手掌多汗症

このたびは、娘の手術治療のご高配をいただき本当にありがとうございました。
術後経過も良好で、心配していたような代償性発汗も出現せず、元気に登校しています。
手汗がなくなったことで、板書も苦ではなくなり、授業にも集中できるようになったようです。本人が楽しく学校生活を送れるようになったのは手術のおかげです。感謝申し上げます。娘のような悩みを持つ患者様達の御加療をこれからも続けていかれますようお願い申し上げます。

お手紙(9) 13歳女性 お母様より 手掌多汗症

桜の美しい季節になりました。先生はお変わりなくご活躍のことと存じます。
私の娘は平成●年●月に手掌多汗症の手術をして頂き、約一年半が経ちました。
おかげ様で、大変快適な生活を送っております。普通の手のひらを手に入れて十代を楽しんでおります。「テストの紙がよれない、すぐに消しゴムで消せる。汗ふきハンカチがいらない」「体育で友人の手をすぐ握れる」「i pod Touchの画面もクリアで・・・」
娘が小さい頃、思えばパソコンのキーボードが汗でベタベタして、マウスもベタベタで、私は「汚いから、ふきなさい!」と厳しく注意していました。多汗症とは知らずに可哀そうなことをしました。
思春期の娘にとって手術は大切なプレゼントであり、自信を持って生きていく転機でもありました。今はアーチェリーの矢を握る毎日です。お礼を申し上げるのが遅くなり申し訳ありません。季節の変わり目ですので御身体を大切になさってください。末筆ながら失礼いたします。

お手紙(10) 15歳女性 手掌多汗症

こんにちは。先日手術して頂いた●●●●です。私は長年多汗症に悩まされてきました。私の中学校の学年は“フォークダンスが好きな学年”といわれていて、去年はキャンプ学習のキャンプファイヤーでフォークダンスを踊るための練習を私たちの学年だけ前もってしたり、内心「そんなことしなくていいから(汗)」と学校で行うフォークダンスが本当に嫌でした。他にも学級でうでずもうがはやった際には声をかけれないかとびくびくし、わざとトイレに行ったりもしました。
でも今は違います。今まで汗で潤いすぎていた手はサラサラを通りこしてガサガサです。今までは縁のなかったハンドクリームもこれからは必需品になりそうです。何かイベントがあるたびに行うフォークダンスもこれからは楽しめると思います!
足の汗は少しすくなくなったかな?と思う程度ですが手術して本当に良かったです。もう今年は受験生なので手の汗を気にしないでテストにのぞむことができるとなると今まで手汗を拭いていた時間がなくなるので点数UPに期待できそうです?
先生をはじめとし、手術に携わって頂いた先生方、看護師さん、その他にもたくさんの人々に支えられ今の私があります。本当にお世話になりました。そして本当にありがとうございました。