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腎臓内科

当院の腎臓内科について

  • 腎疾患を専門とする5名の医師で治療を行っています。
  • 日本腎臓学会認定専門医が4名在籍しています。日本腎臓学会の認定研修施設であり、より専門的な医療を提供するとともに、研修医など若いドクターの教育にも力を入れ取り組んでいます。腎臓学会・透析学会などの学会活動・学会報告・学術論文などにも力を入れています。
  • 外来では、健康診断で尿異常(尿たんぱくや尿潜血)を指摘された方や、腎臓機能の異常を指摘された方、慢性糸球体腎炎やネフローゼ症候群と診断された方、むくみの相談にこられた方、などを対象に診療しています。特に尿異常や腎機能障害を指摘された方で、精密検査の必要がある場合には、腎生検を行ない、その結果を元に診断治療を行っています。
  • 末期腎不全に対する医療として、内シャント手術などを含めた血液透析導入、合併症をかかえた維持血液透析患者の管理のほか、腹膜透析の導入・維持管理も行っています。腎疾患のすべての病期の患者さんを対象に腎臓内科として総合的な医療の実践を目指しています。
  • 血漿交換、血液吸着、血球成分除去をはじめとする各種のアフェレシス治療も行っています。
  • 腎疾患を疑われる患者さんはお気軽にご相談下さい。また、地域の先生方におかれましては、お困りの病態等がございましたらご紹介いただければ幸いです。
  • 医学生、ドクター、コメディカルの見学や短期〜長期の研修も積極的に受け入れています。ご希望の方は部長まで連絡をください。

人工透析センター

対応症状・疾患

対応症状(こんな症状の時)

  • 健康診断などで尿検査に異常を指摘されたとき
  • 健康診断などで腎機能異常(血清クレアチニン値の上昇など)を指摘されたとき
  • 体重増加を伴うむくみがあるとき

対応疾患

疾患名 説明文
慢性腎臓病(CKD) 慢性に経過する腎臓病のことを、慢性腎臓病=Chronic Kidney Diseaseの頭文字をとって、CKDといいます。慢性に経過する腎臓病には様々な原因のものがありますが、これらには共通の特徴があるので、CKDとまとめて呼ぶことにしています。CKDには段階があり、ステージ1→2→3→4→5と進行していきます。CKDの治療の目的は、この進行を可能な限り遅らせることであり、どのようなケースにも共通して行われる治療と、個別の原因に合わせて行われる治療があります。CKDには複数の原因疾患が様々な程度で混在している場合もあります。CKDになる代表的な疾患を、下記に示します。
慢性糸球体腎炎 慢性糸球体腎炎とは、腎臓の中の糸球体と呼ばれる毛細血管でできた組織になんらかの異常が生じて、蛋白や血液細胞が尿に漏れ出す病気の総称です。代表的な疾患としてIgA腎症があります。IgA腎症の人は約40%が末期腎不全(透析療法や移植が必要な状態)になるといわれており、自覚症状がないため、多くは学校や会社の検診の際に尿検査の異常を指摘されることで判明します。尿検査で異常が指摘されたら、腎臓に直接針を刺して腎臓の組織の一部を採取する検査(腎生検といいます)をすることにより確定診断を行い、検査結果に応じた治療をしていきます。IgA腎症の場合、ケースによっては口蓋扁桃の摘出術とステロイドパルス療法を組み合わせた方法で、かなりよい治療効果をあげることができます。
糖尿病性腎症 糖尿病の三大合併症のひとつで、現在わが国の透析導入の原因として最も多い疾患です。 高血糖の状態が長期間続くことにより、腎臓の毛細血管が障害された状態で、障害が進むと、尿中に蛋白が漏れ出し、高血圧、むくみなどの症状がでて、比較的急速に腎機能が低下していきます。尿中の蛋白が大量に出現する前に、血糖、血圧を厳しくコントロールすることで、腎症の進行はおさえることができます。
ネフローゼ症候群 ネフローゼ症候群とは、大量の尿蛋白(一日3.5g以上)が漏れ出すことによって、血液中のたんぱく質が少なくなる(血清アルブミン3.0g/dl以下、正常は4.0g/dl以上)状態のことを指します。血液中のアルブミンというたんぱく質は、水分を血管の中に引き付けておく力があるので、これが減少すると水分が血管の外に漏れ出て、浮腫(むくみ)になったり、胸水(肺がおさめられている胸郭の中に水がたまる、たまりすぎると呼吸困難になる)や腹水になったりします。放置すれば末期腎不全の原因となったり、心血管病や血栓症、感染症といった合併症を引き起こします。ネフローゼ症候群は、病気の発症の背景となる疾患がはっきりとわかっていない一次性と、背景疾患がわかっている二次性に分かれます。二次性ネフローゼは血液の病気や膠原病、糖尿病などによるもので、まず背景の疾患の治療を優先します。一次性ネフローゼの代表的疾患は、微小変化型ネフローゼというもので、ステロイド剤や免疫抑制剤への治療反応性が良く、多くは尿蛋白がゼロ(寛解といいます)の状態まで治療することができますが、再発することも多いので、慎重な経過観察が必要です。そのほかの一次性ネフローゼは、腎生検で確定診断を行うことが多く、疾患によって治療や対処が異なります。
慢性腎不全 これまでに挙げた腎疾患の他、薬剤による影響、外傷など様々な原因により腎機能が低下し、体内の老廃物の排出や、水分量の調整が十分にできなくなった状態をさします。慢性腎臓病は、ステージ1→2→3→4→5と進行していきますが、通常ステージ 5にあたる状態のことを指します。腎移植、腹膜透析、血液透析(これらを腎代替療法といいます)が必要な状態であり、この段階が近くなってくると、患者さんの状態や状況、生活スタイルなどを伺い、どのような腎代替療法を選択して行くのかについて、話し合いを行います。当院では、腹膜透析、血液透析を行うことが可能です。移植を希望される場合は、移植可能な医療機関への橋渡しを行っています。
その他 急性腎不全、急速進行性糸球体腎炎、急性糸球体腎炎、間質性腎炎、多発性嚢胞腎などの遺伝性腎疾患、痛風腎など

外来担当医表

 
午前 中垣  祐
(透析)
眞岡 知央
(透析)
山本 理恵
(透析)
兼島 伸青
(透析)
伊藤 一洋
(透析)
午後 (予約外来) (予約外来) (予約外来)   (予約外来)

スタッフ紹介

氏名 宮本 憲行(みやもと のりゆき) 宮本 憲行
役職 内科診療部長、循環器内科部長、
腎臓内科部長、人工透析センター長、
診療支援部長、入退院・総合相談センター長
専門分野 循環器疾患全般、心血管カテーテル治療
資格 日本内科学会 認定医・ 指導医・総合内科専門医
日本循環器学会 専門医
日本心血管インターべンション治療学会 専門医
氏名 山本 理恵(やまもと りえ)
役職 医長
専門分野 腎臓内科、血液透析、腹膜透析、アフェレシス
資格 日本内科学会総合内科専門医・認定医・指導医
日本腎臓学会 腎臓専門医
日本透析医学会 透析専門医
氏名 眞岡 知央(まおか ともちか)
役職 医長
専門分野 腎臓内科、血液透析、腹膜透析、アフェレシス
資格 医学博士
日本内科学会総合内科専門医・認定医・指導医
日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医
日本透析医学会 透析専門医
札幌大谷大学非常勤講師
氏名 中垣  祐(なかがき たすく)
役職 医長
専門分野 腎臓内科、血液透析
資格 医学博士
日本内科学会 認定内科医
日本透析医学会 透析専門医
日本腎臓学会 腎臓専門医
氏名 伊藤 一洋(いとう かずひろ)
役職 医師
資格 日本内科学会 認定内科医
氏名 兼島 伸青(かねしま のぶはる)
役職 医師
資格 日本内科学会 認定内科医
日本透析医学会 透析専門医
日本腎臓学会 腎臓専門医

診療実績

[単位:人]
  2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
延外来患者数 6,968 7,112 8,213 8,075 8,171
延入院患者数 4,162 3,949 4,789 4,600 4,092
経皮的腎生検 73 61 71 59 61
透析導入数(腹膜透析) 2 2 1 2 8
透析導入数(血液透析) 35 36 54 67 56
腹膜アクセス関連手術 0 5 2 5 8
血管アクセス関連手術 50 55 70 74 69
経皮的シャント血管拡張術 35 32 42 37 20