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小児科に通院中(または 過去に通院・入院されたことのある)患者さんまたはご家族の方へ(臨床研究に関する情報)


当院では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は患者さんの診療情報を用いて行います。このような研究は、厚生労働省・文部科学省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成26年文部科学省・厚生労働省告示第3号)の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされております。この研究に関するお問い合わせなどがありましたら、以下の問い合わせ先へご照会ください。

研究課題 当院(NTT東日本札幌病院)における過去10年間のマイコプラズマ感染症での入院症例の検討
研究機関名 NTT東日本札幌病院
研究責任者名・所属 森 俊彦(小児科 医師)

研究の目的

マイコプラズマは、細菌であるが細胞壁を持たないために、抗菌薬の第1選択薬はマクロライド系となる。マクロライド系抗菌薬を投与して2〜3日以内に解熱しない場合、マクロライド耐性菌を考慮し、トスフロキサシン(以下、TFLX)やMINOが第2選択薬として用いられる。マイコプラズマ感染症が疑われた時には、適切な抗菌薬の選択のために迅速かつ正確な診断が望ましい。IgMの上昇を反映するPA法の急性期と回復期のペア血清での診断の正確性は高く、診断方法として有用性が高い。回復期の血液検査のタイミングが、IgMが有意に上昇し、かつ発症病日早期であれば、早期の確定診断につながる。

そこで今回我々は、マイコプラズマ感染症447症例の急性期、回復期に行った900検体のPA抗体価の推移から、急性期と回復期のペア血清を採るタイミングとして診断的価値の高い病日をIgMの上昇の特徴も考慮し検討した。

さらに、当院では入院後の抗菌薬としては、経静脈的に投与可能なAZM、CLDM、MINOを選択しており、かつ7歳以下の症例では歯芽着色などの副作用の点からMINOの使用を控えるようにしている。self-limitingな経過で軽快する可能性もあるマイコプラズマ感染症において、治療効果の高い抗菌薬の選択に関しても 合わせて検討した。

研究の対象

対象となる患者様
2007年1月から2016年12月までの10年間にNTT東日本札幌病院小児科にマイコプラズマ感染症で入院した患者様。
利用するカルテ情報
胸部写真、血液検査結果、治療経過、性別、年齢、入院期間、合併症などの診療情報

この研究について、研究計画や関係する資料、ご自身に関する情報をお知りになりたい場合は、他の患者さん個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。

研究に利用する患者さんの個人情報に関しては、お名前住所などを特定できる情報は削除して管理いたします。また、研究成果は学会や学術雑誌に発表されますが、その際も患者さんを特定できる個人情報は利用しません。


*上記の研究に情報を利用することをご了解いただけない場合は以下にご連絡ください。

【連絡先】
〒060-0061 札幌市中央区南1条西15丁目
NTT東日本札幌病院 小児科 担当医師 森 俊彦
電話: 011-623-7240 FAX: 011-623-7527