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栄養管理室

業務内容

栄養管理室は今年度より永井栄養管理室室長を筆頭として医療技術主任1名と管理栄養士4名の計6名で活動しております。

主な業務として、入院患者さん1人1人に対して栄養評価に基づく適切な栄養管理と各病態に対応した食事提供を行っております。衛生関連では食中毒予防のためのHACCPを取入れた衛生管理、及び委託業者に対しての衛生管理やKYT(危険予知訓練)を導入しての教育を行っております。特に11月から3月は感染症(ノロ)対策を実施し、従業員の感染予防に努めております。他、患者さんの病態に応じた入院・外来の個人栄養食事指導・入院時栄養指導を始めとし、外来ドック、糖尿病教室、糖尿病透析予防指導、マタニティスクールなどの集団栄養食事指導も行っております。又、栄養状態不良の患者さんに対しては各病棟担当管理栄養士が毎週病棟カンファレンスに参加し適切な栄養量、補給形態、投与方法を提案し検討管理する事で、患者さんの早期回復に努めております。

病棟活動

入院されている全患者さんに対して各病棟担当管理栄養士により栄養管理計画書を作成し患者さんの栄養管理を行っております。又、毎週の病棟栄養カンファレンスに参加し食事摂取量不良及び栄養状態不良の患者さんに対し積極的にサポートしていけるよう管理栄養士一丸となり活動しております。他、軽度栄養不良、摂食量不良の患者さんに対し、ベッドサイド訪問を行い食事内容・形態を確認し、必要に応じ食事内容変更の提案や栄養補助食品を付加するなどの調整を行い、患者さんの食欲促進に繋げています。

栄養食事指導

集団栄養食事指導では糖尿病教育入院プログラムの一環として糖尿病教室の食事指導を、糖尿病の合併症を盛込んだ内容で行っております。又、妊産婦栄養食事指導の他、人間ドックの集団栄養指導を一般の方に役立てて頂けるよう毎年テーマを変更して行っております。(今年度テーマは『外食・中食の選び方』)個人栄養食事指導では事前予約患者さん以外、栄養指導枠を広げ新規患者さん及び急な栄養食事指導依頼にも対応し食生活改善に努めております。又、今年2月より入院で特別食を喫食されている患者さんを対象に入院時栄養管理計画書の作成に基づきベッドサイドでの治療食説明と栄養指導を実施し、治療食の重要性を理解して頂くと共に指導件数の増加に努めております。

2016年度内訳は、個人栄養食事指導・入院時栄養食事指導・糖尿病透析予防管理指導・糖尿病集団栄養食事指導・妊産婦栄養食事指導が2,848件(前年度2,372件)でした。

入院時栄養食事指導を実施している事もあり、前年度に比べ約20%の増加となりました。カフェテリアドック集団栄養食事指導は2,734件(前年度3,026件)で前年度比10%減少し、合計5,582件(前年度5,398件)で全体的に184件指導件数が増加した結果でした。

2016年度診療医報酬改定にて21年ぶりに入院外来個人栄養食事指導の対象及び指導内容が拡充されたため、来年度は現在の個人栄養食事指導に加えて新たに実施している入院時栄養食事指導を定着させ今年度以上に個人・集団栄養食事指導の充実を図っていきたいと思います。

栄養管理業務

今年度の取組みとして主に病期や化学療法などで食欲が低下している患者さんに対応する単品食の品数を増やし選択の幅を拡大しました。

他、昨年度から取り組んでいました嚥下困難食及び軟菜食の献立内容や食材別調理方法、硬さ、味付け等を細かく調整し、より病気に適した献立を提供するようにしました。尚、治療食提供時のインシデントや調理確認の混乱を防止するため全主食量の見直しも行っております。

検査で身体を拘束された患者さんを対象としたおにぎりセット食を始めとした治療食の遅延食・軽食の見直しも行い今以上に食べやすい形態を目指し変更しました。

厚生労働省より5年に1回改訂される病院食の治療食基準の改訂に合わせて1月より(新)治療食基準を作成し実施しております。今後もこれにとどまる事なく嗜好調査結果及び検食表結果を生かした献立提供を日々心がけ、栄養管理室一同、患者さんのための栄養管理に努めていきたいと考えます。

月別個人栄養食事指導件数

月別集団栄養食事指導件数

研究活動について

研修会

  1. 大西詔子:「最近話題の油脂について〜あぶらのとりかた、見直しませんか〜」第190回健康セミナー、2106年1月16日、札幌
  2. 秋本里加子:「当院における糖尿病精神疾患及び1型糖尿病患者の栄養指導の実際」、第15回道南糖尿病食事療法研究会、2016年9月3日、函館