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がん相談支援センター

業務内容

がん相談支援センターは2009年6月より入退院・総合相談センターの下部組織として設置され、患者さん及びご家族からの「がんに関する不安や悩み」についての相談窓口として機能しています。当院は2013年4月北海道がん診療連携指定病院を取得し、がん相談支援センターでは、がんにまつわる情報収集・情報提供に努め、院内及び地域の医療従事者の協力を得て、院内外のがん患者さん及びご家族ならびに地域住民、医療機関等からの相談に対応することを目指しています。

業務内容は主に

  1. がんの病態、標準的治療法等がん診療及びがんの予防・早期発見等に関する一般的な情報の提供
  2. がん患者の療養上の相談
  3. セカンドオピニオンに関する情報提供
  4. その他相談支援に関すること等々

であり、相談方法は電話もしくは面談、相談時間は平日13時〜16時となっています

事業報告・今後の予定

2016年は例年どおり毎月1回、緩和ケア認定看護師と共にスタッフミーティングを開催し、がん患者さん、ご家族からの相談対応やがんにまつわるイベントの企画や情報発信のあり方など検討してきました。

がん患者さん、ご家族への相談対応

がん患者さん、ご家族からの相談は、2015年の447件に対し2016年は502件と55件の増加がありました。相談内容としては、がん患者さんの入院時における転院、退院調整や外来患者さんの通院先変更等の支援が増加した要因と考えます。

(入院中の患者さんの転院、退院調整 2015年204件⇒2016年215件 外来患者さんの通院先変更等の相談 2015年119件⇒2016年205件)

今後も、患者さん、ご家族の思いに沿った相談、豊富な情報、迅速な対応ができるよう相談員のスキルアップに努めて参ります。

相談員のスキルアップと情報収集

2016年は、北海道がん専門相談実務者会議、北海道相談員スキルアップ研修、がん診療学術講演会へ出席しました。がん診療連携拠点病院等においてがん相談支援業務に従事するものを養成するためのがん相談基礎研修にMSW1名が受講を終え、基礎研修終了職員が5名に増員しました。がん相談体制の充実を図るとともに、最新の動向やがんに関する情報収集に努めています。

イベント開催について

1月:第2回「がんと共に生きる思い」展示会、11月:第3回「がんと共に生きる思い」展示会を企画開催しました。がん患者さんやそのご家族・友人を対象とした絵画・写真コンテスト、「リリー・オンコロジー・オン・キャンバス」の受賞作品を展示し、当院通院・入院中の患者さん・ご家族の方ががんと共に生きる思いを共有していただく場となりました。

10月:緩和ケア週間に合わせ緩和ケアイベントを企画開催しました。緩和ケアの周知普及を目的としたパネル展示やパンフレットの配布、緩和ケア認定看護師、薬剤師の協力を得て不安を抱える患者さん・ご家族の方への個別相談にも対応することができました。

がんサロン「すまいる」

2014年5月に開設したがんサロン「すまいる」の問い合わせ窓口、MSWによる医療費や就労の悩み、障害年金などの相談対応を継続することができました。2月のサロンではMSWより高額療養費、障害年金について講演を行い、参加者からの質問に回答するなど情報提供を行いました。

患者さん、ご家族への情報発信

当院1階の待合スペースの入退院・総合相談センターのパンフレットラックに、患者団体等の広報誌やセミナーの案内等、がん関連の情報を随時更新し準備しております。

最後に、がん患者さんにとって、治療や療養生活の情報は“力”となります。

がん相談支援センターでは患者さん個人に合わせた情報探しのお手伝いや各相談に応対し、患者さんが安心して治療・療養に臨むことができるよう寄り添う支援を目指しています。

図1 相談者の受診状況

図2 がん部位別相談件数(511件)

図3 相談者属性

図4 相談内容(複数回答)