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ICUナースステーション

業務内容

ICUは、4階ICUと1階救急部の2つの場所で活動する部署です。ICUは3交替で、主に院内の手術後の患者、急変患者、外部からの緊急手術や重症患者の受け入れを行っています。

救急部は2交替で当院かかりつけの救急対応、電話での相談、週に2回は周ってくる札幌市2次救急当番の対応をしています。

どちらも守備範囲が広く、関わる診療科は20科全てであり、業務内容が多岐にわたるため、知識、技術の獲得、コミュニケーション能力、家族を含めたあらゆる対象者への臨機応変な対応力が求められています。

とくに救急部では、急激な少子高齢化、独居者の増加の影響で、子育てする母親からの休日や深夜から朝方にかけての問い合わせ、独居高齢者の在宅での療養経過での問い合わせ、メンタル要因の大きい内容の電話などが増えてきており、看護力と包容力、時には忍耐力を求められる場面があります。

2016年1月〜12月までに4階ICU病棟の病床稼働率は夏季の患者入室が少なかった影響で昨年より低下していますが、通年平均80%以上、昨年同様外科・心臓血管外科の術後患者を主に泌尿器科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、血液内科、リウマチ内科、産婦人科など院内の多岐にわたる科の重篤な患者の入床がありました。そんななか、今年度はICUのベッドを効率的に運用するためにSEさんの力をお借りしてKAGLAというツールを運用できるようになり、各科の予定手術の患者入床の管理がスムーズになりました。今後は救急部での受診者の管理ツールとしての運用もできるように検討しているところです。

同期間に救急部は約3,000人の受診患者があり、土日祝日平均14人、平日夜間平均5,6人程度の受診となっています。また、今年度は12月31日がけが災害当番、1月元旦に小児二次救急当番にあたり、年末年始6連休はここ数年で最も多忙な期間でした。

時代の変化や医療制度の変更に伴い、一般的に医療に求められることと、臨床で対応可能なことのギャップは拡大してきています。そんな中でも臨機応変に対応し、地域社会での中核病院の救急医療を担う一端として貢献できるよう、医療者自身が意欲を持ち、患者や家族を温かく迎え入れられ質の高い看護を提供できるよう医療チームとして研鑽していきたいと思います。

2016年は部署目標を次のように立案しました。

  1. 救急・急性期・重症集中ケアの担い手としての質の高い看護を提供できる。
  2. チームワーク、相互応援の強化により業務を効率的に柔軟に遂行できる。
  3. 相手の立場を理解して行動することで皆が気持ちよく働くことが出来る。
  4. 病院機能、診療報酬について理解し各自の立場や役割の中でコスト削減を実践する。

教育、記録、業務、研究の4つのグループのいずれかに全スタッフが所属し、グループ活動と、個々の目標をリンクさせながら計画的に実践しており、個々の目標達成率は高いです。

また、今年度は沖縄での看護研究学会で当科の論文が採択されました。