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5階ナースステーション

業務内容

5階は外科・心臓血管外科・耳鼻科・呼吸器外科の病棟であり、周手術期が中心ですが、乳がんの化学療法や放射線治療、終末期など多方面での看護を行っています。ストーマ造設も多く皮膚排泄ケア認定看護師と協働し、専門性の高い看護を行っています。緩和ケア認定看護師も所属しているため、終末期看護の質向上に貢献しています。また、有効なベッド稼働のために、ポリペク患者さんをはじめ他科の臨時入院も多く受け入れています。けが災害の受け入れや緊急入院や臨時手術もあり毎日手術が行われています。また術後ICUに入床することが多く、ICUと相互協力がかかせません。平均在院日数も10日以下と少なく入退院が多い病棟ですが、他職種と協力して患者さん一人ひとりが安心して過ごせるように日々努力しています。毎日カンファレンスを行い、医師、PT、薬剤師、管理栄養士、MSWなどの協力を得ながら、患者さんの治療や生活、退院や転院などが円滑に進むためにどうしたらいいのかをよく検討できているのが強みだと思っています。入退院と手術、処置に追われるなかでも先輩後輩が協力しながら、それぞれが持てる力を発揮して患者さんに寄り添った看護をおこなっています。今後もさらに質の高い看護ができるように、スタッフが働きやすい病棟をつくることを目指していきたいと思います。

2016年の5階病棟看護目標は以下の4点を挙げました。

  1. 日々の業務を見直して効率化を行い、看護の充実化をはかる
  2. 急性期病院としての役割を理解し、安全で質の高い看護を提供する
  3. 看護の質向上・人材育成・業務改善を行い、働きやすい職場環境をつくる
  4. 医療制度を理解し、一人一人が自覚を持って収支改善に参画する

目標1について

看護助手への業務委譲は、認知症患者の見守り、保清や体位変換のトレーニングやカウンター業務など、助手業務13項目のうち5階で優先度を検討し、チーム会を中心にすすめました。看護助手の異動などで予定どおりすすまないこともありましたが、下期には術後ベッドの作成や業務体制の見直しをおこないました。今後も看護助手が看護ケアに参入する機会を増やし、看護師とともに業務の効率化、ケアの向上をすすめていきたいと思います。病棟クラーク導入が開始となり、電話やカウンター対応を中心に予定の業務委譲がなされ、看護師がケアを行う時間が増えました。看護業務自体の見直しについてはチーム会がスタッフの意見をまとめて、身近なことから業務改善をおこない、無駄を省きできるだけケアの時間をつくろうという意識が高まりました。また、毎日のカンファレンスで多職種と意見交換を活発におこない、早期の介入がされることで、パス通りに退院される患者さんが75%以上でした。

目標2について

5階ではほぼパスを使用しており、電子カルテ更改にともなって、新カルテに対応したパスへの変更や新規パス作成を行いました。インシデントは前年度に対して転倒が17→4件に減少しており、カンファレンスでの早期介入が有効であったと思います。しかし、3a以上のインシデントは転倒・自己抜針・指示確認不足がありました。そのため振り返りや周知を徹底し、急変時の勉強会などを企画しリスク感性の向上に努めています。臨時入院・臨時手術が多いため、前日から対応者を決めておくことで迅速に受け入れる体制ができています。

目標3について

目標1のように業務改善をおこなった結果、昨年度の時間外平均は15.8時間/月でしたが、今年度は14.7に減少しました。時間外が減少したことで係活動への負担が減ったり、リフレッシュに時間を使うことができ始めたのではないかと思います。新人教育も教育係りを中心に時期に合わせた指導を行い、よく声掛けして病棟で育成する雰囲気がつくれていたと思います。チーム会を中心に医師と連携して勉強会をおこない、部署特有の疾患の学びを深めることができました。また、3名が3年目研究を発表し、病棟の看護研究が日本看護技術学会で示説発表を行い、看護の質向上に貢献しました。今後も業務の効率化をおこない、ワークライフバランスが考慮された職場環境をつくることに一層努力したいと思います。

目標4について

患者さんからのアンケートで、5階の看護に対する評価は7項目平均4.81で目標の4.8以上を達成できています。実際のご意見をスタッフに周知することで振り返りや励みになる機会となっています。不足しているプライバシーの配慮については、処置を行う機会が多い部署なので、カーテンの開閉や病室内での会話などを特に注意して行うことなどを周知徹底していきます。今年度から医療看護必要度の算定方法がかわり、取りこぼしのないように主任が日々監査しスタッフに個別に指導を繰り返すことで、平均31.2%で推移しており、算定に貢献できています。チーム会が中心にな ってテープ類やオムツ、ベンリガーゼの使用方法の見直しを行ってコスト削減に取り組み、スタッフ全体のコスト削減意識も高まっています。部署での指導加算などは日々のカンファレンスに組み込んだりしていますが、部署で算定できる加算を明記するなどしてさらに意識づけていきたいと思います。