札幌病院


札幌病院ホーム > NTT東日本札幌病院について > 年報(2016年) > 耳鼻咽喉科


耳鼻咽喉科

業務内容

2016年は医師の異動なく、二人の耳鼻咽喉科専門医による診療体制となっております。

当院は日本耳鼻咽喉科学会認定の耳鼻咽喉科研修指定病院であり、北海道大学病院耳鼻咽喉科専門研修プログラムにおいては北海道大学病院を基幹施設とした連携施設の一つともなっております。耳鼻咽喉科志望、あるいは他科志望で耳鼻咽喉科研修を希望する初期研修医の研修を受け入れていますが、本年は佐々木医師が1か月間研修し、短い間ながら診療の場で活躍してくれました。

外来は月、火、木、金曜日の午前中、および月曜日と木曜日の午後に一般診療を、火曜日の午後は特殊外来として、諸検査、生検や小手術、あるいは頭頸部腫瘍の患者様のフォローを行っております。また、水曜日の終日、及び金曜日の午後は手術室での手術枠に充てています。

手術対象として、耳、鼻副鼻腔疾患、口腔咽喉頭疾患、頸部腫瘍を扱っていますが、当院では良性疾患の症例が圧倒的に多いのが現状です。前田医師は鼻科手術に積極的に取り組み、内視鏡下副鼻腔手術、粘膜下下鼻甲介骨切除手術、鼻中隔彎曲症矯正術、アレルギー性鼻炎の後鼻神経切断術等を高いレベルで完遂させるべく、研鑽を重ねております。念願のナビゲーションシステムの導入が決まり、さらに安全、確実な手術を行えるものと期待しております。

扁桃摘出術は最も多い手術ですが、習慣性扁桃炎、子供の扁桃肥大の他、腎臓内科からIgA腎症の患者さんを多数紹介いただき、ほぼ毎週コンスタントに行っております。

その他、甲状腺手術、副甲状腺手術も症例数を増やしております。手術を要する疾患のほかには扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎などの急性炎症、顔面神経麻痺、突発性難聴、急性期の内耳性めまいの入院治療を行っています。

頭頸部悪性腫瘍については甲状腺癌、早期の口腔癌の手術、咽頭癌、喉頭癌の根治放射線照射治療等に対応しておりますが、マンパワーを要する悪性腫瘍手術については現時点では北海道大学病院、北海道がんセンター、市立札幌病院と連携を取りながら患者さんを紹介、治療を依頼しています。

当科では主として扁桃摘出術、副鼻腔炎の内視鏡下手術、唾液腺、甲状腺手術、アレルギー性鼻炎に対する外来でのアルゴンプラズマによる粘膜焼灼術、睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対する終夜睡眠ポリグラフィー検査とCPAP導入等を行っておりますが、アルゴンプラズマによる治療数は減少傾向にあり、入院治療とはなりますが、代わって効果がより高い粘膜下下鼻甲介切除術+後鼻神経切断術の症例数が増えつつあります。また、ダニが原因のアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法にも対応可能です。SASについては外来でできるスクリーニング検査として、診察日即日にアプノモニターを貸し出し、結果により、精密検査である終夜睡眠ポリグラフ検査を一泊入院で行っております。CPAPのフォロー患者数は100人を超えました。

その他疾患についてもお気軽にお問合せいただければ幸いです。

総手術件数(2016年1月〜12月、外来手術を含む)

皮膚・皮下手術 0件
鼻・副鼻腔手術 127件
外耳・中耳・内耳手術 114件
咽頭・扁桃手術 97件
喉頭・気管 15件
顔面・口腔・頸部・食道 50件
403件
2012年 2013年 2014年 2015年
298件 323件 359件 394件

研究活動について

講演座長

  1. 劉澤周:座長 第128回札幌市耳鼻咽喉科医会学術研修会特別講演 日本の空中花粉調査の成果と自動計測器によるスギ花粉情報網の構築 佐橋紀男先生 2016/5札幌
  2. 劉澤周:座長 第129回札幌市耳鼻咽喉科医会学術研修会特別講演 舌下免疫療法の今−スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎に対して− 後藤穣先生 2016/9 札幌