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内視鏡センター

業務内容

当センターでは、消化器関連では上部・下部消化管内視鏡検査を中心として超音波内視鏡、ERCP、カプセル内視鏡、バルーン内視鏡を、呼吸器関連では気管支鏡検査、胸腔鏡等を行っています。

内視鏡室は2014年11月に外来棟地下1階に移転し、それぞれの部屋が広くなり、スタッフ・患者様共に検査に伴う移動の導線が改善しました。また、患者様が休憩するリカバリールームが広くなり鎮静下での内視鏡検査に対応する体制が整ったため、過去に内視鏡が辛かった患者様や精密検査で時間を要する患者様には積極的に鎮静下での内視鏡を勧めています。

2015年10月に新しい内視鏡機器が導入されました。富士フィルムメディカル社の内視鏡システムが1台導入され経鼻内視鏡の画像が大幅に改善しました。また、上部・下部消化管内視鏡ともに拡大内視鏡の本数が増えて検査の効率が改善し、スクリーニング検査の段階から拡大内視鏡検査を行える様になりました。また、小腸用カプセル内視鏡・小腸用ダブルバルーン内視鏡に加えて、大腸カプセル内視鏡・大腸用ダブルバルーン内視鏡も導入され、大腸内視鏡の挿入困難な症例への対応の選択肢が増えました。当院の内視鏡室は北海道でトップクラスの設備になりました。

2011年から2015年の内視鏡件数を表に示します。医師の充足に伴って順調に増加しています。特にEUS・EUS-FNAと治療内視鏡(ポリペクトミー・EMR・ESD)が増加しています。

超音波内視鏡(EUS)を用いて針生検を行うEUS-FNAは小野寺医師により胃の粘膜下腫瘍、膵腫瘍等の消化器領域は勿論ですが、他科からの依頼による縦隔や腹腔のリンパ節等の組織診も行っています。

治療内視鏡も年々増え続けています。以前は大腸ポリープの治療を全例入院で行っていましたが、高周波装置を使用しないで切除を行う安全性の高いコールドポリペクトミーを導入することにより、治療リスクのある症例をのぞく大部分の症例を入院せず外来で治療を行うことができる様になりました。それに伴って大腸ポリペクトミー・EMRの件数が飛躍的に増加しています。ESDの症例数も2011年は一桁でしたが2015年は100例を超えました。EUS-FNAとESDは当科の得意とする領域なので今後さらに症例を重ねて行きたいと思います。

また呼吸器内科領域では気管支鏡、TBLB、胸腔鏡を行っています。こちらも超音波気管支鏡(EBUS)が2012年に導入され消化器内科同様、超音波内視鏡下に針生検が可能となり診断の向上に貢献しています。

当院は日本消化器内視鏡学会指導施設であるため教育も重要な役目です。初期研修医は内視鏡モデルによる内視鏡挿入、操作のトレーニングを行った後、上級医の指導を受けながら内視鏡を行っています。内視鏡モデル以外に豚の胃や腸を使って内視鏡治療を指導するハンズオンセミナーも行っています。当院以外に大学や市内の若手医師も参加して内視鏡手技のレベルアップをはかっています。また、内視鏡は操作だけではなく診断も重要です。当科では内視鏡治療した検体を実体顕微鏡で観察しながら自分たちで検体の切り出しを行い、病理診断に標本作製の段階から携わっています。週1回の内視鏡・病理カンファレンスで内視鏡所見と病理所見を比較検討し内視鏡診断能力の向上に努め、その結果を学会・研究会で発表しています(消化器内科・消化器病センターの研究活動の項を御参照下さい)。

内視鏡件数

  2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
上部内視鏡 6,323 6,082 6,327 6,280 6,847
下部内視鏡 1,900 1,981 2,229 2,409 2,728
ERCP 145 154 161 123 152
EST 48 51 44 31 63
EUS 77 139 267 252 280
EUS-FNA 2 8 72 60 52
ポリペクトミー 196 196 315 399 670
EMR 14 19 27 123 310
ESD 6 12 70 93 103
カプセル内視鏡 12 19 26 32 27
気管支鏡 231 226 225 177 201