札幌病院


札幌病院ホーム > NTT東日本札幌病院について > 年報(2015年) > 診療情報管理室


診療情報管理室

業務内容

診療情報管理士とは

日本病院会が行っている通信教育を受講するか、指定された大学や専門学校において全履修科目を終了し、四病院団体協議会【(社)日本病院会、(社)全日本病院協会、(社)日本医療法人協会、(社)日本精神科病院協会)】及び(財)医療研修推進財団が行っている認定試験に合格した者が資格を得て診療情報管理士となります。

当室では、全員が有資格者であり日々下記の業務に携わっております。

業務内容

診療情報管理室の全業務を3つに大別して各担当が業務に当たっております。

診療情報業務
  1. 全退院患者サマリーの作成状況及び承認の確認と督促。
  2. 入院診療録の内容点検
  3. 退院サマリーの主病名・副傷病名に国際疾病分類ICD-10によるコーディング。
  4. 退院患者サマリーからの情報を診療録管理システムへ入力し、診療情報データの抽出と加工、疾病統計表の作成。他
DPC様式作成
  1. 2014年4月からDPC対象病院として様式等のDPCデータ作成および提出。
  2. DPC診療データの精度向上についての取り組み。
院内がん登録
  1. 院内がん登録の実施。(標準登録様式2006年度版修正版に必須項目22項目・標準項目49項目・オプション項目45項目のすべてを登録)
  2. 「地域がん登録」と「院内がん登録」へのデータ提出。

院内がん登録について

北海道がん診療連携指定病院として、平成24年より年単位のデータを「独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター統計研究部 院内がん登録室」へ提出し、がん情報センターのホームページにて公開されております。また北海道がんセンターに「地域がん」としてデータ提出を行ってまいりましたが、2016年から「全国がん登録」が法制化され、より一層「がん」の全数把握など確実な情報収集が今後益々求められていくと思います。

DPC対象病院としての取り組み

DPC対象病院となり2年目を迎えました。院内の皆様にご協力いただいた結果、DPC導入直後は多少混乱があったものの現在は順調に推移しております。診療情報管理室では、DPC制度や保険診療関連の情報発信を継続的に行っています。また、適切なDPCデータ提出、DPCレセプト請求ができるように医事課やレセプト担当との連携を強化し、各スタッフのスキルアップを図っております。年4回のDPCコーディング委員会では、DPCコーディングに関する事例検討や診療報酬請求についての情報提供を行っています。

新システム更改に係わる取り組み

2002年10月の電子カルテシステムと医事会計システム導入から13年が経過し、2016年1月より新システムへの更改が決定されました。診療情報管理室に於いても電子カルテシステム更改は初めてのことであり、様々な問題が表出してきました。各文書におけるフォーマット作成や各種オーダの内容精査、診療記録関連、疾病や医事統計の抽出方法、また新DPC様式作成システムへの対応などすべてに見直しが必要となり期間も限られているため問題が山積しておりますが2016年1月1日を無事に迎えられるよう少しずつでも前進していきます。

今後も診療情報管理室では適切なコーディングのために診療記録の量的・質的点検の実施や退院サマリーの100%完成率の維持などを行うなかで、日々診療記録と診療報酬請求の点検を扱う立場からより有用な情報を院内の皆様にご提供していきます。DPCデータを活用した医療資源効率化や標準的診療行為の提供を、また院内がん登録情報を全国に向けての情報提供などを、組織横断的な改善提案ができるように努力していきたいと考えております。

全国の院内がん登録による部位別罹患率と当院の院内がん登録部位別罹患率3年間(2012〜2014年)を円グラフにしました。当院は全国に比較して婦人科がん、泌尿器科がんの割合が多く3年間ともに部位別罹患率に大きな変動はありませんでした。