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薬剤科

業務内容

調剤室

処方オーダに対応した調剤業務を中心に行っています。本年は医療安全に着目した調剤内規の見直しに着手し始め、順次改訂を行いました。また、調剤時の規格取り間違いを防止するために、複数の規格が採用されている薬剤棚に注意喚起プレートを設置しました。

■処方箋枚数
[外来]: 54枚/日(前年比104%)
[入院]:144枚/日(前年比91%)

DI室

最新の医薬品情報を収集処理し、院内LANで関係部署に的確に周知する業務、オーダリングシステムの薬品マスタのメンテナンスを中心に行っています。本年は、院内の副作用情報収集、配信の運用を開始し、3件の副作用報告がありました。また、内用・外用薬の後発医薬品への変更作業に着手しました。

治験

治験審査委員会を6回開催し、これらの概要をホームページ上に掲載しました。本年は新規治験4件(K−877第V相試験、SP0204第V相試験、LY3009104第V相試験、BAY98−7196第U相試験)及び、製造販売後調査30件の契約を締結しました。

薬品管理室

医薬品の購入管理、注射薬の個人別セット、処置薬剤の院内各部署への供給、災害対策医薬品の備蓄等の業務を、ヘルスケアーテック株式会社のSPDスタッフと共同で行っています。本年はDPC化をうけて後発医薬品の取り扱いを抗癌剤、ステロイド剤、輸液剤、造影剤にも拡大しました。その他新規業務として、希少医薬品のソリリス点滴静注、リプレガル点滴静注用の調製業務を行いました。

■注射処方箋枚数
[入院]:6,990枚/月(前年比93.6%)

製剤室

毎週月曜日と木曜日の午前に担当者1名を配置して院内特殊製剤を調製しています。
調製品目は前年と同様でしたが、調製数量としてはハイドロキノン軟膏が約1.1倍、ミラクリッド膣坐剤が約1.3倍、コカイン液が約2倍に増加しました。

無菌製剤処理

無菌調剤室におけるTPN調製および陰圧調製室における抗がん薬調製(セントラル)業務と、各病棟に設置されたクリーンベンチにおける午前の注射薬混合調製(サテライト)業務を行っています。本年は、TPNは栄養療法の変遷を反映しており、抗がん薬は入院から外来治療へシフトしている傾向が見受けられました。

■TPN調製
[入院]:61.0件/月(前年比69.7%)
■抗がん剤調製
[入院]:120.9件/月(前年比84.2%)、 173.4剤/月(前年比81.4%)
[外来]:228.9件/月(前年比97.9%) 、300.1剤/月(前年比94.8%)

化学療法室

外来化学療法室にがん専門薬剤師を専任配置し、患者面談を通じて服薬指導や相談応需を行うとともに、医師へ副作用対策の処方提案を行い、安心安全ながん薬物療法の遂行とチーム医療の充実に取り組んでいます。本年は、お薬手帳を活用した院外保険薬局との病−薬連携を継続させ、業務の定着を図りました。

■外来化学療法患者への面談件数
[入院]:72.2件/月(前年比85.3%)

病棟業務

各病棟に担当薬剤師2名を配置し、医薬品の適正使用と薬物療法の支援を目的に多職種と連携を取りながら薬剤管理指導業務を行っています。本年はDPC化により持参薬管理の重要性が増し、迅速な薬剤識別とカルテ登録が求められるようになりました。

■薬剤管理指導料
[入院]:635.8件/月(前年比93.8%)

教育・研修

<資格認定>
日本医療薬学会がん専門薬剤師
浅野順治
<薬学実務実習>
佐藤さやか(北海道医療大学薬学部5年):1月6日〜3月20日
加藤茉悠子(北海道薬科大学薬学部5年):1月6日〜3月20日
青山剛(北海道薬科大学薬学部5年):1月6日〜3月20日
黒田千里(北海道医療大学薬学部5年):9月1日〜11月14日
斉藤理玖(北海道医療大学薬学部5年):9月1日〜11月14日
田垣百恵(北海道医療大学薬学部5年):9月1日〜11月14日
芦崎拓也(北海道医療大学薬学部5年): 9月1日〜11月14日

研究活動

学会表会(国際学会、全国学会、地方会、研究会)

  1. 萩野貴志、笠原英樹、村林広美、阿部佳史、伊藤直樹:「手指衛生の指導・啓発活動継続と改善の取り組みについて」第29回日本環境感染学会総会・学術集会、東京、2014年2月14日
  2. 関沢祐一、浦田理華、東洋輝武、田中哲也、白川貴章、高橋健太、阿部佳史、浅野順治、作田重人、新田麻友、堤かおり:「がん化学療法における薬薬連携」第47回日本薬剤師会学術大会、山形、2014年10月12〜13日
  3. 佐々木弘好、青木裕香、田中哲也、滝沢麻理、阿部佳史、関沢祐一:「糖尿病薬のインシデント調査」第3回日本くすりと糖尿病学会学術集会、福岡、2014年11月3日

その他の発表(講演会・セミナー等)

  1. 作田重人:「今さら人に聞けない注射薬の話し」、医療安全講演会、札幌、2014年1月8日
  2. 高橋健太:「フェンタニル口腔粘膜吸収剤の使用方法と注意点」フェンタニル速放性剤勉強会、札幌、2014年3月25日
  3. 高橋健太:「フェンタニル口腔粘膜吸収剤の適正使用に向けた取り組み」TAIHO BTcP Forum in 札幌、札幌、2014年4月11日
  4. 高橋健太:「プレセデックス静注液の適正使用について」ICU病棟勉強会、札幌、2014年4月30日
  5. 浅野順治:「がん専門薬剤師の業務について」持田製薬株式会社札幌支店社員研修、札幌、2014年7月30日
  6. 西尾充史、山中こずえ、浅野順治:「チーム医療の実際@ がん化学療法〜NTT東日本札幌病院を例として〜」平成26年度がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン地域がん医療薬剤師養成基礎講座、札幌、2014年9月25日
  7. 白川貴章:「病院における薬剤師の仕事」札幌手稲高等学校・北海道薬科大学連携薬剤師インターンシップ、札幌、2014年10月23日
  8. 青木裕香:「リンについて〜効果的な薬の服用の仕方〜」透析センター主催患者向けセミナー、札幌、2014年10月7日
  9. 浅野順治:「外来化学療法室専従薬剤師の活動状況について〜NTT東日本札幌病院の例〜」北海道ブロックがん専門薬剤師フォーラム、札幌、2014年10月26日
  10. 高橋健太:「疼痛緩和の『評価』と『コツ』」第3回緩和ケア勉強会、札幌、2013年11月21日