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手術センター

業務内容

手術センターは、これまで通り10科(心臓血管外科・外科・整形外科・産婦人科・泌尿器科・眼科・耳鼻科・皮膚科・腎臓内科・麻酔科)の手術に対応しています。2014年の総件数は3,128件で、昨年との比較では約50件の増加です。鏡視下手術(642件)は、年々増加傾向にあります。

今年度も数名の看護師の異動・退職がありました。個々の経験値に応じた指導体制を考え、プリセプターが中心となり、チーム力・スキルの底上げに切磋琢磨しています。手術室勤務が短いスタッフが多い状況ではありますが、1人ひとりがこれまで以上にコミュニケーションを大切にし、目標・情報を共有しています。また、手術室は、医師・臨床工学技士・中央滅菌部など多職種が協働する場所です。医療材料の選択・器材の調整・入室時間の変更・スタッフの教育的指導など、共同体として手術医療に取り組んでいます。

今年度、手術室看護目標に以下の4点を挙げ、尽力しました。

  1. 手術室に関わる医療者一人ひとりが価値観を合わせ、周手術期において安全で安楽な手術室看護を提供する
  2. スタッフ間および関連部門と信頼関係を築き、連携強化された手術室環境を構築する
  3. 手術看護師としての専門的知識・技術を高め、キャリアに応じた役割をはたす
  4. スタッフ一人ひとりが経営的視点を持ち、手術室運営に貢献する

東日本大震災以降、病院における災害対策の強化が急務といわれ、数年来の課題でもあった災害訓練を8月に実施することができました。麻酔科医・研修医・看護師で役割分担し、アクションカードをベースに実施しました。訓練からみえてきた課題もあり、来年の訓練につなげていきたいと考えています。

昨年から実施している『手術室留学』は、5月〜12月の期間14人(のべ人数)のスタッフを受け入れています。患者さんの入室から退室に至る一連の看護ケアと手術操作を担当看護師が説明し、併せて執刀医も術式を説明しています。見学を終えたスタッフのアンケート内容からは、「看護ケアに活かせる」と有効な回答を得ています。

術前訪問は、緊急手術・当日入院の患者には実施していないため、実施率は92%となっています。今後も、引き続き実施率向上と質を評価するとともに、術後訪問に展開できるよう業務改善をすすめていきたいと考えています。

手術医療は、多職種の医療スタッフがチームとなって手術をすすめていきます。個々の役割を尊重したコミュニケーションの意識を高く持たなければスムーズな環境は望めません。『一人は皆のために、皆は一人のために』…さらにチーム意識を強く持ち、次年度にむけて歩みを進めていきたいと思います。

手術件数

  外科 整形外科 産婦人科 泌尿器科 耳鼻科 眼科 皮膚科 心外 麻酔科 腎臓内科 消化器 呼吸器 合計
2010年 505 560 826 381 116 231 137 207 33 48 2 0 3,046
2011年 554 649 889 410 120 181 145 215 29 45 2 0 3,239
2012年 480 554 896 464 105 211 124 276 34 70 3 2 3,219
2013年 415 560 857 475 127 181 107 251 42 62 4 1 3,082
2014年 379 592 930 466 139 155 103 246 56 61 1 0 3,128