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循環器内科

人の動き

人事面では3月で安藤康博先生が退職され、代わりに4月から北海道医療センターより乗安和将先生が赴任されました。また後期研修医の小原先生が北大循環病態内科に入局され、4月から北大病院勤務となりました。このため常勤医は一人減となり4人体制となっています。常勤医の減少による外来診療枠の縮小を最小限にするため、川嶋先生、乗安先生の外来を増やすことにより対応しました。外来は循環器内科常勤医の他に、ドックセンターの綿野医師、出張医の古本医師にも診療していただいています。また2013年度も多くの研修医の先生に研修をして頂きました。

業務内容

外来患者数

2013年の外来患者数は2012年とほぼ同様に推移しました。紹介患者の内訳としては狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患が多数を占め、不整脈、高血圧症、心不全と続いています。虚血性心疾患については心臓CTの希望が多く、放射線科の協力も得てほとんどの症例で受診当日に検査が可能となっています。

入院患者数

入院患者数は675人と2012年よりやや減少しています。これは常勤医が5人から4人へ減少したことが影響したものと思われます。内訳は虚血性心疾患が最も多く、続いて心不全となっています。虚血性心疾患による入院はCAGなどの検査入院とPCI治療の入院が多数を占めています。

虚血性心疾患
狭心症 224
急性心筋梗塞 19
陳旧性心筋梗塞 22
不安定狭心症 23
冠攣縮性狭心症 5
PCI後確認CAG 114
冠動脈バイパス術後 8
心不全
  82
不整脈
心房細動/粗動 16
洞不全症候群 9
神経調節性失神 1
房室ブロック 8
発作性上室性頻拍症 3
WPW症候群 0
心室頻拍症 1
期外収縮 2
ペースメーカ不全 0
ペースメーカ電池交換 12
サンリズム中毒 2
代謝性疾患・水電解質異常
低ナトリウム血症 1
低血糖 1
脱水症 2
高血圧性疾患・血圧異常
高血圧 5
原発性アルドステロン症 11
腎血管性高血圧症 0
低血圧 0
大動脈疾患
閉塞性動脈硬化症 10
大動脈瘤 2
大動脈解離 0
静脈・肺循環
肺動脈性肺高血圧症 4
深部静脈血栓症 0
肺血栓塞栓症 3
心筋疾患
拡張型心筋症 1
肥大型心筋症 4
たこつぼ心筋症 2
急性心筋炎 0
心膜疾患
心外膜炎 1
心のう液貯留 1
心臓腫瘍 1
その他
肺疾患 7
感染症 1
その他 67

検査・治療

心エコーは2013年も年間2000例以上を施行しています。新規に導入された装置では3Dエコーが可能となり、弁膜症の診断、手術適応の評価などに威力を発揮しました。
心臓カテーテル検査件数は350件であり、経皮的冠動脈ステント留置術(PCI)の件数は133件と前年度より減少しております。しかしPCIの内訳は、完全閉塞病変や多枝病変など難易度の高い症例が多く、内容の濃い治療を行っています。また糖尿病内分泌内科との連携により原発性アルドステロン症に対する副腎静脈サンプリングの症例数も増加しています。ペースメーカについてはMRI対応機種を植え込む機会が多くなり、MRI対応ペースメーカのMRI検査可能な施設認定も取得しました。

教育研修として週3回の病棟カンファレンス、月1回の心臓血管外科との症例カンファレンス、月2回の抄読会を行っています。

  2009 2010 2011 2012 2013
心エコー 経胸壁心エコー 2373 2484 2513 2246 2193
経食道心エコー 18 14 23 12 13
ホルターECG 645 648 687 622 626
トレッドミル運動負荷 467 469 454 375 286
心臓MRI 56 54 52 35 16
心臓CT 900 1277 1097 758 558
心臓RI   196 257 217 216 263
安静 138 150 146 112 150
運動負荷 20 20 9 11 18
薬剤負荷 37 86 63 93 95
心臓カテーテル検査 452 499 539 419 350
PCI 113 137 156 174 133
PTA 8 11 14 11 11
PPM(新規) 10 17 25 21 27
PPM(交換) 14 22 12 12 12