Digital×北斎【序章】〜先進テクノロジーで見えた170年目の真実〜

20周年記念事業の一環として、体験型美術展「Digital×北斎【序章】」展示イベントを開催します。

これまでNTT東日本は、地域のお客さまとともに、農業や窯業、酒造などの分野でICTを活用した地域文化伝承の取り組みを行ってまいりました。
こうした活動の中、近年の災害や経年劣化による文化財の消失等のリスク、文化伝承の担い手不足に起因し、「有形無形を問わず地域の文化芸術を守りたい」という声をいただいております。
また、高精細な画像処理技術やAR/VR、3D、プロジェクションマッピング等テクノロジーの進展とともに、デジタルアーカイブの活用の幅が拡大していることで、「文化芸術を通じて地域の新たな魅力を伝え、地域活性化につなげたい」という期待の声もいただいております。
NTT東日本は、これらの社会的な要請にお応えするため、当社がつなぎ役を担い、時とともに失われつつある地域の文化芸術のデータを集積・発信していくことで、「地域と地域をつなぐ」「日本と世界をつなぐ」ことをめざしてまいります。

  • 図書・出版物、公文書、美術品・博物品・歴史資料等の公共的な知的資産をデジタル化し、インターネット上で電子情報として共有・利用できる仕組み

展示会のイメージ図

取り組みの概要

取り組みイメージ 「Digital×北斎【序章】」はVR・サイネージ・プロジェクションマッピング等を活用しています。

当社通信ビルや高速ネットワークの「閉域網でセキュアな環境」・「低遅延」・「耐災害性」という特性を活かし、文化芸術のデジタルアーカイブの活用において求められる「文化財の権利保護」・「滑らかなコンテンツ配信」・「ディザスタリカバリ」等のニーズにお応えしていきます。

協業パートナーが提供するコンテンツと当社アセットを組み合わせたデジタルデータの集積・発信により、時間や場所の概念を超え、文化芸術に「触れる機会」の拡大を図るとともに、VRやプロジェクションマッピング等のデジタルならではの仕掛けにより「表現の幅」を広げることで、地域の文化芸術をより魅力的に伝えていきます。

  • 災害などによる被害からの回復措置、あるいは被害を最小限に抑えるための予防措置

協業パートナーとの連携

本取り組みは、文化芸術作品のデジタル化技術を保有する企業や、有形無形の文化資産を保有する様々なパートナーと協力し進めてまいります。デジタルアーカイブを活用した地域の文化芸術伝承を検討している自治体・教育機関・美術館・博物館・企業・その他団体等に個別にご提案させていただきます。

  • 「絵画」、「祭り」、「音楽」、「彫刻」、「工芸」、「史料」、「語り」、「建造物」、「寺社仏閣」等

お問合わせ

NTT東日本 経営企画部 営業戦略推進室

bunka-ml@east.ntt.co.jp

「Digital×北斎【序章】」開催概要

日本の文化芸術の象徴である葛飾北斎の作品等を題材とした体験型美術展を開催します。

なお、本美術展は、山梨県立博物館やフランス国立オルセー美術館から、世界で唯一絵画のマスターレプリカの公式認定を受けている株式会社アルステクネ・イノベーション/株式会社アルステクネと協力しておこないます。

<開催概要>

タイトル 「Digital×北斎【序章】〜先進テクノロジーで見えた170年目の真実〜」
開催期間 2019年11月1日(金)〜2020年3月1日(日)
開館時間 午前11時〜午後6時(入館は閉館の30分前まで)
開催場所 東京オペラシティタワー4階 ICC内 デジタルミュージアム
休館日 月曜日
入場料 無料

<展示概要>

「山梨県立博物館所蔵 葛飾北斎 冨嶽三十六景」は日本屈指の北斎コレクションでありながら、傷みやすくこれまで公開が大きく制限されていました。今回協力するアルステクネグループでは、独自の超高品位三次元質感画像処理技術DTIPを駆使し20億画素のデジタルデータを作成し、江戸時代の原作の和紙の一本一本の繊維まで再現することに成功しています。

本美術展ではこのデータから作成された山梨県立博物館所蔵の認定マスターレプリカ47作品を初公開します。またオルセー美術館の認定リマスターアート作品12点も合わせて公開いたします。その他4Kデジタル配信絵画、裸眼VR、リアルな絵画が動く、ムービングアートピクチャーなど様々なデジタルアプリケーションにより、デジタル化で解明された新事実や世界に影響を及ぼした北斎の謎を楽しみながら体感できる未来型エンターテインメント美術展です。

<認証事業>

Beyond2020

本事業は、内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局が推進する「beyond2020プログラム」の認証事業です。

beyond2020プログラムとは?
多様性・国際性に配慮して日本文化の魅力を発信する事業を政府等が認証したもので、2020年以降を見据えたレガシーを創出する取組です。

日本博

本事業は、文化庁が推進する「日本博参画プロジェクト」の認証事業です。

日本博とは?
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の機運醸成や訪日外国人観光客の拡大等も見据えつつ、日本の美を体現する我が国の文化芸術の振興を図り、その多様かつ普遍的な魅力を発信するため、日本全国を舞台に展開する文化芸術の祭典です。

「Digital×北斎【序章】」展示内容

<展示について>

「山梨県立博物館所蔵 冨嶽三十六景」認定リマスターアート作品全47作品を初めて一挙に展示。
さらに印象派の名画12作品(オルセー美術館認定リマスターアート)も合わせて比較展示。
海を越えて世界を魅了した北斎の謎に迫ります。

  • Zone 1「冨嶽を観る」
  • Zone 2「海を越えた北斎」
  • Zone 3「新たな対話」

山梨県立博物館の同コレクションは、世界に誇る屈指のコレクションですが、その貴重さ故、門外不出であり、また、江戸時代の浮世絵版画は、紫外線や二酸化炭素に極めて弱く、これまで公開に大きな制限がありました。

この度、アルステクネイノベーション社が開発した、超高品位3次元質感記録処理技術DTIPと20億画素の超高精細画像により、和紙の繊維の一本一本まで忠実に再現した、所蔵美術館認定展示レプリカが、これまでにない自由な鑑賞を可能にしました。ライトやルーペを用いた鑑賞や、撮影もOKです。

POINT① 冨嶽三十六景全47作品(石班澤藍摺含む)マスターレプリカを一挙公開(初公開)

冨嶽の全作品をご覧いただける機会は希少です。所蔵元である山梨県立博物館が認定したマスターレプリカや4Kデジタル絵画で一挙公開(初公開)いたします。オリジナルでは不可能な、接近鑑賞、明るい照明下での鑑賞、写真撮影、SNSへのUPもOKです。

POINT② 今回のデジタル化により判明した最新情報を初公開

最新の画像処理技術が捉えた、北斎自身の監修とされる初刷り作品に施された、知られざる超絶的技巧や表現その詳細を一般に初公開します。

POINT③ 「巨大北斎和室」で20億画素で制作された巨大冨嶽作品を初公開

DTIPが、和紙の繊維の一本一本が巨大化した冨嶽作品の制作を可能としました。北斎が作品に施した、微細なこだわりを体感頂けます。

POINT④ 特許取得の新技術を体験「ムービングアートピクチャー」

アルステクネイノベーション社の特許技術によるインタラクティブコンテンツ。一見、額装された作品に見える絵の前でアクションを起こすと、描かれているテーマに沿って絵が動き出します。

POINT⑤ 本邦初、浮世絵を裸眼VRで展示「MANJI-VR」

立体感や透視図法といった西洋の絵画の概念が入っていない浮世絵の特徴を、最新の技術で立体感について逆説的な転換を試みたデジタル作品です。
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を用いたVRとは異なる方法で、絵画の中へと没入して行く表現で、センサーによって(体験者の)視点と動きを取得し、疑似的な奥行きを作り出しています。
うねる浪と揺さぶられる舟、何層にも緻密に創られた荒海や、桜の木々の隙間に見える遠景の重なりなど、存分にお楽しみください。