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公衆電話料金5号自動式卓上公衆電話機特殊簡易公衆電話機1925(大正14)年公衆電話と改称市内市外市外通話の通話範囲を普通通話料50銭の区間(200km以内)まで拡大昭和30年1955(昭和30)年5月、これまでの料金後納式に代え料金前納式公衆電話機の設計・検討が始められた。後納式の場合、硬貨投入が遅れると片通話のまま相手が切ってしまい、さらに相手が出たことによって通話したとみなし、局の度数計が作動し登算されるなどの欠点があった。同年12月、料金前納式による5号自動式卓上公衆電話機、5号自動式ボックス公衆電話機が登場した。昭和34年1959(昭和34)年、赤電話機、青電話機に加えて新しく「特殊簡易公衆電話」制度が施行され、通称「ピンク電話」と呼ばれる公衆電話機が登場した。この電話機は、一般加入電話を公衆電話としても利用できるようにしたもので、アパート、病院、喫茶店など比較的人の出入りの多い場所にお客さまサービス用として設けられた。純然たる公衆電話ではなく、加入者の希望により、建物の内部に設置されるなどの性格を持っている。1936(昭和11)年370特徴この方式は、話し中などの場合、継電器が作動しないため、料金は収納されず、送受話器を戻せば、フックレバーとの連動により料金は返却される。以後、公衆電話機は、すべてこの料金前納式となる。*同系機種5号自動式ボックス公衆電話機特徴“0”発信によるダイヤル市外の通話ができないように防止機構がつけられている。(ただし、加入者手持ちの鍵を使用すれば一般電話並みにダイヤル“0”発信の市外通話も可能)1941(昭和16)年通話時分制の撤廃市内通話1度につき5銭

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