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電 話 料 600形自動式卓上電話機プッシュホン東京月額基本料住宅用  900円事務用 1,300円昭和37年1962(昭和37)年3月、東京都下昭島局での商用試験を皮切りに登場した600形電話機は、通話性能と経済性の上で完成された電話機といわれている。その後、全国的な商用試験を経て、1963(昭和38)年から全面的な600形電話機の導入が図られ、1971(昭和46)年からは、ホワイト、グレー、グリーン3色によるカラー化も始められた。ここに通話機能においてほとんど申し分のない電話機の出現を見ることができた。昭和44年コンピューターの開発は、データ通信という新しい通信分野を生み出した。こうしたコンピューターと連結できる電話機として、通話以外の機能を持つ新しい電話機“プッシュホン”が誕生した。短縮ダイヤルなど従来の電話機のイメージを変える機能を持っている。また、1972(昭和47)年9月からは、従来のグレーに、ホワイト、グリーン、レッドを加えて4色となった。1972(昭和47)年広域時分制の導入356市内通話の料金度数制を改め時間制(3分)を採用東京月額基本料住宅用 1,350円事務用 1,950円度数料 10円東京〜大阪間4秒10円特徴4号電話機の3倍以上も感度が高く、これによりケーブルの細芯化は、さらに0.32ミリ(3,600対)まで可能となった。また、初のプリント配線の導入により信頼性、量産性を増している。デザイン面では送受話器が自然に正しい位置に収まるようにし、また、ダイヤル面もボディに埋め込むなど細かい配慮がなされている。*同系機種600形自動式壁掛電話機特徴ダイヤリングは、数字ボタンを押すだけでよく、これによって特定の周波数の音声信号を発信し、これが交換機を作動させる。ダイヤル数字のほか、2つの機能ボタンがあり、これは短縮ダイヤルなどのキー・ボタンの役を果たす。*同系機種プッシュ式ホームテレホンプッシュ式ビジネスフォン1976(昭和51)年金1969(昭和44)年級局を5段階とする市内通話市外

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