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4号自動式卓上電話機東京月額基本料住宅用  700円事務用 1,000円度数料  7円(市内通話1度ごと)東京月額基本料住宅用  700円事務用 1,000円東京〜大阪間4秒7円昭和25年戦後、従来の3号電話機の性能をさらに上回る新形電話機の研究開発が進められ、1950(昭和25)年、性能、デザインともに世界の水準をしのぐ電話機として、4号自動式電話機が誕生した。“ハイ・ファイ電話機”といわれるほど感度が高く、そのためケーブルの細芯化にも大きな効果をあげた。同年、東京・丸の内局など6局で商用試験が行われ、1952(昭和27)年から本格的な4号化が進められた。昭和28年1950(昭和25)年頃は自動改式当初の2号自動式壁掛電話機が旧形のまま20万台弱使われていた。しかし、この電話機は、伝送特性が悪く、また、部品材料も旧形のままであったため、1953(昭和28)年7月、3号自動式電話機と同一の伝送特性および品質に改善し、23号自動式電話機として使われた。1959(昭和34)年頃から順次淘汰された。1962(昭和37)年市外通話料に距離別時間差法導入355特徴送・受話器内の振動板を従来の軟鉄振動板から軽量なジュラルミン製を用いて共振周波数を高くし感度をあげている。ケーブルは、従来の最小線径0.5ミリ(1,800対)を0.4ミリ(2,400対)に細芯化することができ、ケーブルの経済化・多対化が可能となった。*同系機種4号自動式壁掛電話機4号共電式卓上・壁掛電話機特徴改善部品は、送話器、誘導線輪、端子板および回路などである。*同系機種23号共電式壁掛電話機23号自動式壁掛電話機1953(昭和28)年

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