Information2023
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●病虫害診断APIと発育予測APIの活用 新規就農者にはわかりづらい病虫害への対応については、病虫害診断APIを活用することで、どのような病虫害かを診断した上で、その特性や対応する農薬の情報を得ることが可能です。発育予測APIでは定植日と気象APIで得た気象予報データを使って、いつ頃どれくらい収穫できるかをシミュレーションすることができ、営農計画に反映可能です。<AI病虫害診断APIイメージ> 上記のAIを併用し、経験の浅い、新しい産地の新しい就農者に対して、熟練技術の継承に取り組みます。また、これらの課題は全国共通であることから、今後は対象エリアや対象作物を拡大する動きが加速していくでしょう。近い将来、データやAIを活用するこの仕組みが、最新技術を正確に、早く、省力的かつ低コストで現場に伝えることができる“新たな社会実装ツール”として、新規参入と定着をもたらすことが見込まれます。「コックピット」と呼ばれる 遠隔営農指導の様子 245 遠隔地にあるタマネギ圃場のイメージ今後の展開

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