Information2023
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地域への送客 〇NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)の運営    ICCは日本における電話事業100周年を記念して1997年に設立された文化施設で、科学技術と文化芸術の融合をテーマとしています。メディアアートを中心に活動を展開してきており、国内外から高い評価を得ています。2021年4月にNTTラーニングシステムズから運営を引き継ぎ、2023年に設立26周年を迎えました。  <https://www.ntticc.or.jp/>  〇ICTと文化芸術を活かした地域活性化事業    文化財のデジタル化、デジタル化した文化財を活用したサービスの開発・提供、さらには26年にわたるICCの運営を通じて蓄積した知見・ノウハウを活用して、地方自治体をはじめとするさまざまなお客さまにサテライトミュージアム、バーチャルミュージアムの構築や、それらを活用した地域活性化事業の提案を行います。●ビジョン「分散型デジタルミュージアム構想」 さまざまな場所でサテライトミュージアムを展開することにより、場所の制約を超えて鑑賞できるようになります。またバーチャルミュージアムの展開により、自宅で時間に制約を受けることなく鑑賞することも可能になります。将来はオンライン上で現実では実現し得なかったような展覧会やイベントを楽しむことも夢ではありません。 文化財を所有する地域にとっては、ネットワークで作品をさまざまな地域に有料で配信することにより、鑑賞に応じて利用料が新たな収入として入ります。 また文化芸術を鑑賞することで鑑賞者とその地域の間に共感が醸成され、つながりが生まれます。その共感・つながりをもとに鑑賞者は複製作品や関連のある製品などを購入し、新型コロナウイルスの影響が落ち着けば、その地域を訪れる可能性も見込め、地域の活性化が図られると考えています。 さらには海外と作品のデータを交換することにより、日本文化の海外に向けた発信や海外との文化交流を実現し、日本と海外の結びつきの強化を図ることをめざしていきます。<分散型デジタルミュージアム構想>Satellite Museum198ICCロゴ   Virtual Museum病院オフィス送客作品ゆかりの地自治体施設美術館・博物館・図書館・文学館 など教育機関HARD MUSEUM送客地域祭事交通ターミナル介護施設送客

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