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良質な生乳乳製品加工工場大規模施設園芸地域産業との連携畜産・酪農業の課題解決SDGs192バイオガスプラントの導入<地域循環システム構築>●会社概要 (1)会 社 名:株式会社ビオストック (2)本社所在地:北海道帯広市東2条南4丁目10番地 (3)資 本 金:1億円 (4)株   主:東日本電信電話株式会社、バイオマスリサーチ株式会社 (5)設立年月日:2020年7月1日エネルギー自立化健康増進乳量UP営農業務の削減(糞尿処理)クリーンエネルギー(ガス・電気・余剰熱)悪臭軽減土壌・水質浄化有機肥料(消化液)地域産業の課題解決を通じた持続可能な循環型社会の実現 2020年7月、NTT東日本はパートナー企業との共同出資を行い、「株式会社ビオストック」を設立しました。 地域の基幹産業である、畜産・酪農・養豚業の「長時間労働・担い手の不足」「ふん尿処理負担の増加」「悪臭・水質汚染」などの課題に対して、バイオガスプラントの導入を進め、適切に廃棄物の処理を実施。処理過程で生み出されるクリーンエネルギー(バイオガス)を活用した「地域循環型エコシステムの構築」に取り組んでいます。 事例として、北海道湧別町において、JA・自治体・農家・地域企業の皆さまと共同出資し、バイオガスプラントの運営会社「オホーツク湧別バイオガス株式会社」を2021年11月に設立。2023年4月、バイオガスプラント着工。2025年運用開始に向けた取り組みを行っています。 また、近年、食品残渣や生ごみなどは、処理費用の増加、飼料化の厳格化などにより、メタン発酵による処理が注目されています。そこでビオストックは1t/日から導入可能な「超小型バイオガスプラント」を提供しています。 これまで10t/日程度の原料がないと導入が困難であった食品加工工場や、自治体などに提供していきます。 ビオストックは地域のグリーン成長戦略・脱炭素化を推進しています。岩手県紫波町および、ビオストックなど10者で環境省が全国の自治体を対象に募集した「第3回脱炭素先行地域」に共同提案。「脱炭素先行地域」として選定されました。中でも、生ごみや廃棄リンゴなどを原料とするメタン発酵バイオガス発電を導入するとともに、発生する消化液を町が作付転換を推奨している子実用トウモロコシなどの肥料として活用する点(農業振興×脱炭素)が評価され、重点選定モデルとして認定されました。

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