Information2023
158/426

    NTT東日本では、ビンズオン省の公営デベロッパーであるBECAMEX社とスマートシティ化の早期実現に向けた通信・ICT分野での協力覚書を締結し、お互いのグループ会社(NTTイーアジア、VNTT)を通じて同省のICTインフラ整備事業を実施中です。    NTT東日本の経験・ノウハウを活用し、高品質な光回線設備の新規構築や既設設備の品質改善に向けた技術支援、マネージドサービス付Wi-Fiなどの高付加価値サービスの現地導入・提供支援を進めています。 ○インドネシア    光回線の普及・拡大が著しいインドネシアにおいて、NTT東日本の経験・ノウハウを活用し、現地最大手の通信事業者PTテレコムの要望に応じた光アクセス設備の品質向上・運用コスト削減に向けた現地技術者の指導・育成に取り組んでいます。 ○ブータン    2018年11月より2022年1月まで、JICAの技術協力プロジェクト「ブータン国災害対策強化に向けた通信BCP策定プロジェクト」へ参画し、NTT東日本の防災に取り組む経験や技術を活かし、ブータン国の国営通信会社であるブータンテレコムの事業継続計画(BCP)の策定・運用に向けた取り組みを支援しました。    現在はBCP、ネットワークの運用保守に関する技術などの協力要請に基づき技術交●DXによる地域の価値創造 これまで20年以上にわたりベトナムを中心にNTT東日本グループの技術やノウハウを活用し、現地の事業パートナーと協力関係を築きながら、前述のような通信インフラや付加価値サービスの提供によるICTインフラ整備事業を進めてきました。また、近年では従来のインフラ事業に加えて、DXを活用した新規事業の形成に取り組んでいます。 今後は、ベトナム以外の国々も含む東南アジア諸国の地域・コミュニティの価値創造への貢献、さらには持続可能な循環型地域社会の共創に向けて、非通信分野を含むさまざまな事業の発掘、形成、立ち上げを推進していきます。それに向けて、NTTイーアジアでは、2023年7月にホーチミン・シンガポール・ジャカルタに新たな拠点を開設しました。現地のさまざまな企業、団体、政府機関などとの緊密な連携を図りながら、現地企業とのパートナーシップを強化し、各国における持続可能な事業展開をめざしています。り組んでおり、新都市開発や工業都市開発が積極的に進められています。流を行っています。156アジア事業開発●サステナブルな通信インフラ ○ベトナム    ベトナム南部に位置するビンズオン省では、省を挙げてスマートシティの実現に取

元のページ  ../index.html#158

このブックを見る