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畑や農作物の様子をIoTで「見える化」。温度・湿度計等の24時間モニタリングと異常検知時のアラート、カメラの遠隔操作で、離れた場所にいてもインターネットを介して畑や農作物の様子を把握して適切に対処できます。農業従事者の巡回負担軽減や防犯対策にも役立ちます。
国内の少子高齢化に伴い農業従事者は減少傾向にあります。深刻な人手不足を補う方法の一つとしてIoTによる現場の「見える化」を提案しています。
畑に温度・湿度センサーやカメラなどを設置し、インターネット接続環境を用意することで、事務所や自宅のパソコンやタブレット、スマートフォンなどで、畑や農作物の様子を把握。農業従事者の巡回負担軽減のほか、防犯対策にも役立ちます。さらに、生産物の品質向上や収穫量拡大にも役立てることをめざしています。
畑に温度・湿度センサーやカメラなどのIoTデバイスを設置。温度・湿度など環境の変化が、いつでもどこでもインターネットを介して把握できます。カメラは360°回転やパン・チルト・ズームを遠隔操作して広範囲を撮影可能。モーションセンサーや赤外線機能を使えば、鳥獣害や盗難被害の状況確認も可能です。
取得したデータのグラフ加工、アラートの設定を含めて提供。必要に応じてアラートを通知できるので、適切なタイミングで対処できます。
事務所や自宅のパソコン、タブレット、スマートフォンなどをインターネットに接続して、離れた畑や農作物の状況がわかり、巡回の手間が軽減されます。
センサー機器やクラウドサービスは用途に応じて適切なものを調達。クラウドサービスの使い方やトラブル対応までNTT東日本による安心サポートが受けられます。
IoT技術の導入による地域農業の将来を模索
高齢者や未経験者でも取り組むことができる「稼げるスマート農業」「持続可能な低コスト農業」の確立をめざしています。
ハウス内の温度・湿度・外気温・土壌水分・CO2濃度などを24時間計測、カメラ画像で、作目の生育状況を把握できるようになりました。状況を確認した上で、畑の作業者に指示を出すことができます。防犯にも役立ちます。
※文中に記載の組織名・所属・肩書・取材内容などは、すべて2019年8月時点(インタビュー時点)のものです。
※上記事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
温度自動監視による果樹の凍霜害防止対策
果樹栽培において、凍霜害は農家に大きな被害をもたらすため、燃焼剤などで園内の温度を上げるなどの対策が必要です。寒い季節は対策を必要とするのかどうか、夜を徹しての温度計測作業が必要とされ、生産者側の大きな負担となっていました。果樹園の温度・湿度・照度を自動計測し、生産者にメールで警告するなど、畑の状況把握をIoT化することにより、これまでの生産者の負担を大幅に減らし、凍霜害の減少による収穫量安定のサポートをめざしました。
凍霜害対策における職員や生産者の負担軽減では、温度計測の人員を60名から3名に軽減することを可能としました。また、適切なタイミングで燃焼剤(資材)投入が可能となり、コスト削減や生産の安定化へつながりました。
※文中に記載の組織名・所属・肩書・取材内容などは、すべて2018年10月時点(インタビュー時点)のものです。
※上記事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。