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てれこむ What's up?
 [最新トピック]  気になる数字
 [2006年5月 わが家の防犯対策と情報通信 「てれこむWhat's up」では身近な話題から海外の情報まで、テレビ・新聞・雑誌をにぎわすテレコミュニケーションの「ハテナ?」にお答えします。]

住まいの安全を守る情報通信技術

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[指紋認証システムをマンションの住戸玄関に] 住まいを狙う空き巣や忍込みなどの侵入犯罪。

こういった犯罪から我が家を守るため、指紋認証、声紋認証、顔認証技術を活用した製品が登場しています。防犯対策としてこれらの技術が機能するには、認証をだます様々な手段、例えば粘土で作った指の模型を使って指紋認証をだましたり、顔写真を使って顔認証をだましたり…に対抗する必要があります。

今回は、以前は(実用化には)課題があったこれらの手段に対し、現在実用化されている製品ではその課題をどのように克服をしたか、また現時点でまだ課題となっている部分をレポートします。

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生体認証技術の進化により、玄関錠を指紋認証で管理する戸建て/マンションも登場していますが・・・

普及の兆しにある住まいの安全

「年間17万4,519件」

 この数字が何を表しているか、みなさん想像がつくでしょうか。実はこれ、平成16年の1年間に住居に泥棒に入られて何らかのものを盗まれるという被害が発生した件数です。1日平均で約480件もの被害が発生していることになります。このような犯罪の手口として最も多いのは家を留守にしている間に住居に侵入する「空き巣」ですが、深夜眠りについているときに侵入する「忍込み」や、家の中に住人がいるにもかかわらず人がいない部屋から侵入する「居空き」という手口もあり、油断できません。

 というわけで、空き巣などの犯罪から我が家を守る、住まいの安全・安心を実現する情報通信技術について見ていきましょう。

 一戸建て住宅か共同住宅かといった住まいの種類によって若干の違いはあるものの、住宅への侵入口として多いのは窓や玄関である表出入口です。施錠されていても窓のガラスを割りそこから侵入するガラス破りや、ピックと呼ばれる特殊な工具で玄関ドアの錠を開けて侵入する「ピッキング」という言葉をニュースで耳にされたことがあるかもしれません。

 こういった犯罪から住まいの安心を守るために、情報通信技術を応用した様々な製品が提案されています。そこで・・・

◎「ホームネットワーク」で守る住まいの安心

 ホームネットワークといえば外出先からエアコンのスイッチを入れたり、お風呂を沸かしたりすることを想像されるかもしれません。そのように家庭内の様々な家電製品をネットワークで結びつけて便利に利用できるようにするのがホームネットワークです。ホームネットワークで実現する住まいの安全とはこんな感じです。


 泥棒になったつもりで家の窓を外から開けようとすると・・・窓についているセンサーが反応して警告音が、びっくりするほどの大きさで鳴り響きます。目立ってしまうのを嫌がる泥棒はそこで侵入するのを諦めてしまう効果が期待できる、といいます。もちろんただ音を発するだけではなく、家を留守にしているような場合は自宅の異常を携帯電話にメールで知らせてくれる機能もあります。また、異常を感知するセンサー以外に家の外側に防犯カメラや警報ランプやブザーを設置しておけば、敷地に侵入者があったときにその模様を撮影して残しておいたり、近所の人に音や光で異常を知らせたりするという使い方もできるそうです。

◎「生体認証」で守る住まいの安心

 生体認証 は人によって異なる指紋、声紋、目の模様などの個人ごとに異なる生体情報を用いて本人であることを認証する方法で、バイオメトリクス認証とも呼ばれています。上に挙げた以外にも、手のひらの静脈のパターンで認証を行う方法は、銀行ATMなどでなじみのある方も多いのではないでしょうか。こうした生体認証の技術を用いて安心感を高めた住まいが今後、マンションを軸として増えてくるだろうと期待されています。

 今回お邪魔したのは、株式会社シーモンの指紋認証システムを集合玄関と住戸玄関に採用している新日本建物のマンションのモデルルーム。

 入口部分にセンサーがあり、そこに指をかざして予め登録された指紋と一致すれば入口の扉が開く仕組みです。このようなセンサーをマンションの住民が共通に使う入口部分のほか、各部屋の入口にも設置しておくことで、指が完全な鍵代わりとなって部外者が入って来られない安心感の高い住まいが確保されるというわけです。
 指紋同様に指を用いた認証には、指の静脈のパターンで本人を認識する方法もありますし、本人の顔そのものを認証に用いるシステムも研究・実用化が進められています。

 凶悪な犯罪のニュースの陰に隠れて、空き巣や忍込みといった犯罪が報道される機会は少ないですが、私たちの日々の暮らしで最も身近に起こる犯罪です。犯罪者は、常に犯罪の機会をうかがい、しかも決して裕福そうな家だけを狙っているのではないそうです。こういった背景も考えると、そう遠くない将来、住まいがホームネットワークや生体認証によって守られているというのは当たり前のことになるのかもしれません。

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*文中太字は用語解説あり

情報提供 (株)情報通信総合研究所 仁木孝典

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