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てれこむ What's up?
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 [2004年8月 生体認証(バイオメトリクス) 「てれこむWhat's up」では身近な話題から海外の情報まで、テレビ・新聞・雑誌をにぎわすテレコミュニケーションの「ハテナ?」にお答えします。もっと知りたくなったら「関連レポート」をご覧ください。]
【関連レポート】  【親トピック】生体認証のキホン

生体認証のこれから

自分を証明するのは自分自身

「犯人の指紋が採取できたから鑑識課にまわしてくれ」。
テレビの刑事ドラマではよく見るひとコマです。皆さんもご存知のとおり、指紋を調べれば「犯人」を突き止めることができます。実際に多く利用されている生体認証がこの指紋で、今や犯罪捜査のみならず個人の特定が必要な場面で広く利用されています。

[手] 手の厚さ、大きさ、長さ、比率などで判別。1976年に最初の認証装置が登場。
[虹彩] 瞳孔の外側のドーナツ状部分、目の虹彩(アイリス)に広がる模様で判別。
[静脈] 手の甲の静脈パターンを利用。血管の分岐点の角度や血管の長さなどで判別。
[声紋] 声紋認証は手軽だが、雑音の影響を受けやすい。風邪などによる声の変化が判別に影響を与えることなどが課題。
[署名] 既に書かれた署名の特徴から判別する「静的署名」と、署名時の速度、特徴、筆圧などで判別する「動的署名」。
 さて皆さん、ここで質問です。指紋以外に自分を証明できる体の部分はどこでしょう?

 長い間研究が続けられてきて、現在までに体のいくつかの部分が本人確認に使えることがわかってきました。手、虹採(アイリス)、静脈、声、署名のほか、網膜、顔の形、耳の形、DNAなど、様々な部分や行動を利用してより確実に本人確認できるようにする研究が進められています。

 最近では、指紋と虹彩、署名と声紋など複数の生体部分を組み合わせることで、さらに精度を高める技術や、たとえば「閉じた手からVサインを作る」「1から5まで指を折って数える」といった一連の動作の癖や動き、さらに時間などの特徴を本人確認に利用する「プロファイリング技術」といった認証方法も出てきていています。

生体認証のこれから

[顔認証を利用して施設の入退室等を管理/指紋認証機能を搭載した携帯電話ムーバF505i/バイオメトリクスを活用した成田空港での『e-チェックイン』実証実験機] さて、研究が進む生体認証ですが、高まるセキュリティ需要に伴い今では様々な場面で利用されています。身近なところでは、既にお話しましたインターネットショッピングやクレジットカード、さらにマンションなどに入る場合の本人確認、最近では携帯電話にも指紋認証装置が搭載された機種が出てきています。また企業では、会社や部屋への入退出に生体認証を利用するケースが相次いでいます。

 そして2001年9月の米国同時多発テロをきっかけとして、国家レベルで生体認証を積極的に取り入れる動きが活発になっています。米国では2004年1月からビザが必要な入国者に対して入国時に指紋と顔を確認する世界最大の生体認証システム「US−VISIT」をスタート。EU(欧州連合)でも生体認証の情報を組み込んだICチップをパスポートに組み込む計画が進んでいて、時代はより高度なセキュリティを求める社会になってきています。

 各国では、現在生体情報に関する技術的な面、法的な面をどのように標準化していくかという作業に加え、プライバシーに関するガイドラインの検討も始まっています。来るべきユビキタス社会に不可欠な安全性と信頼性の確保に向けて、「究極の本人確認手段」である生体認証の重要性はますます高まっていきそうです。

*文中太字は用語解説あり

情報提供 (株)情報通信総合研究所

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