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第1回〜第3回の「光で変わり始めた私たちの暮らし」では、ネット接続が可能なテレビに注目して、テレビをネットワークにどうつなぐのか、つなぐとどんなことができるのか等、双方向サービスの具体例も交えて紹介してきました。今回はそれらのまとめとして、家庭内のネットワーク(ホームネットワーク)の今後の展開と、その中でテレビが将来果たす役割のイメージについて紹介します。ホームICTの考え方とは?家庭内でさまざまな家電機器をつなげて使えるホームネットワーク自体は、すでに一部では実現しています。例えば家庭内のテレビと録画機を相互につないで、その録画機に撮りためた番組を別の部屋のテレビで再生したり、テレビとプリンタをつないでテレビに表示された内容を印刷するといった使い方ができるのも、ホームネットワークの一種といえます。 私たちの身の周りをみると、ネットワークにつなげて使うことのできる家電機器にはテレビや録画機といったAV機器のほか、エアコン、照明、インターフォン、冷蔵庫、給湯器など、多くの種類があります。こうしたさまざまな家電機器をネットワークにつないで、便利に使える環境を実現しようというのが、NTTが2009年11月に発表した「ホームICT」の考え方です。 「ホームICT」が求められる背景には、
ということがあります。このようなことから、ネット接続機能がついた家電機器を容易にネット接続して、手元で簡単に一元管理できる「ホームICT」に注目と期待が高まっています。
なぜ「ホームICT」で、簡単・便利にサービスを利用できるのか?では、「ホームICT」は具体的にどのような仕組みになっているのでしょうか。 NTTが発表している「ホームICT」のイメージには、防犯・防災やエンターテイメント、ヘルスケア等の分野で利用するさまざまな家電機器が登場しています。家の中でこれらが相互につながることで、一つのホームネットワークを構成します。
出所:NTT「ホームICT」http://www.ntt.co.jp/hict/に加筆 例えば防犯・防災分野では鍵や照明等がホームネットワークにつながることで(青点線)、外出先からそれらをコントロールできます。また、エンターテイメントの分野では、冒頭で紹介したとおり、録画機に撮りためていた映像を別の部屋のテレビで見られるといったことも実現できます。 そのほか、ヘルスケアの分野では、通信機能が搭載された体重計や血圧計が登場しています。ここで計測された値はネットワーク経由でサーバに記録されて、これらのデータをもとにした健康指導を受けられるといったサービスが実現できます。さらには、省エネの分野において、家電機器の電源のオン・オフだけではなく、各機器がいつどれほどの電力を消費しているかを記録し、こうしたデータも参照しながら、快適性を保ちつつ省エネも実現するような仕組みも構想されつつあります。 このように、家の中のあらゆる分野に関係してくる「ホームICT」を実現するうえで不可欠な機器が、図の中央に位置する「ホームゲートウェイ」です。ホームゲートウェイはさまざまな家電機器が相互につながるために必要な、各種プロコトル 「ホームICT」では、ホームゲートウェイが「ホームICT基盤サーバ このように「ホームICT」では、ユーザ側のホームゲートウェイとサービス提供事業者側が利用するホームICT基盤サーバが連携する仕組みが予め用意されている点が、これまでのホームネットワークを超えた新しい点といえるでしょう。家の中のさまざまな家電機器が一つのホームネットワークにつながることにより、ユーザは家電機器の設定や管理を一元的にできたり、設定等に困った時には外部からのサポートサービスも円滑に受けられるようになっていくことが考えられます。また今後、新たなサービスを利用するために家の中の機器が増えたとしても、ホームゲートウェイにその家電機器をつなげてホームネットワークとして簡単に一元管理ができます。また、サービス提供事業者側はホームICT基盤サーバを通じて速やかにユーザにサービスを提供できるようになると期待されています。 |
*文中太字は用語解説あり |
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情報提供 (株)情報通信総合研究所 仁木孝典 |