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放射線科

平素より当院の診療について、格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

2016年9月に装置をバージョンアップしました。新しいリニアックはVarian社のtrueBEAMに動体追跡照射(RTRT)装置を装備しており、より一層精密な照射が可能となります。照射位置のずれを補正する画像誘導放射線治療(IGRT)の精度も向上しました。
また、乳がんなどの女性特有の疾患に配慮し女性放射線技師も配置し、アットホームな雰囲気で安心して放射線治療が受けられるようスタッフ一同、心がけており、更なる医療の質向上に努めて参りますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

なお、動体追跡照射については予約になる可能性があります。動体追跡照射に関しては、直接、以下にご相談ください。

【お問い合わせ】  NTT東日本札幌病院

放射線治療室 電話 011-623-7151
入退院・総合相談センター 電話 011-623-8320

当院の放射線科について

画像診断

  • 当科は、高度な医療機器を駆使し、画像診断・検査,放射線治療を行い皆様の医療と地域の医療に貢献いたします。
  • 放射線治療専門医1名、画像診断専門医1名、診療放射線技師 17名(女性7名)で診断、治療、検査を担当しております。
  • 院内だけではなく、近隣の病院から依頼されたCT・MRI・RI検査の画像診断も受付けています。
  • 小児胸腹部X線撮影の際、フラットパネルディテクタを内蔵した専用の撮影台を設置しており安全で低被曝な検査を行っています。
  • マンモグラフィー,乳腺エコー検査及び子宮卵管造影検査(HSG)は女性技師が担当しております。

放射線治療

  • 全国でも数少ない"体幹部定位照射認定施設"です。
  • 当科では体内マーカーを追跡して肝・肺・前立腺の病変を照射する動体追跡照射,呼吸同期照射、脳定位照射,3次元治療計画などが可能です。
  • 専用の待合室と診察室・治療室が隣接しており、常勤の医師とスタッフによる予約診療でアットホームな雰囲気で治療が受けられます。
  • 女性の放射線技師も常勤しております。
  • 放射線治療に関するお問い合わせ・診療の予約は直接電話・e-mailでもお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。
  • マンモグラフィ検診施設画像認定施設(デジタル)

放射線機器

検査予約および緊急時連絡先

  • 画像診断報告書は当日もしくは次回外来受診日に間に合うようにお渡ししますので、主治医の先生から入退院・総合相談センターを通してご予約ください。
  • 検査を希望される方の直接来院については放射線科医の診察の後、予約で検査を行います。
入退院・総合相談センター 電話:(011)623-8320 FAX:(011)623-8327
  予約方法 緊急時の連絡先
CT検査 当日検査可 CT受付 電話(011)623-7140
MRI検査 完全予約制 MRI受付 電話(011)623-7140
核医学(RI)検査 完全予約制 RI検査室 電話(011)623-7156
リニアック室 電話:(011)623-7150
外来診察室 電話:(011)623-7151 FAX:(011)623-7183

対応疾患・主な検査

対応症状(こんな症状の時)

  • 悪性腫瘍を疑われ検査を勧められた時
  • 主治医から放射線治療を受けるように言われた時
  • いろいろな治療法について説明を聞きたいと思った時
    (セカンドオピニオン外来診察も行っています)

対応疾患

疾患名 説明文
肺癌・肺転移 リンパ節転移のない早期の肺癌や孤立性の肺転移などは体幹部定位放射線治療のよい適応です。当科では金球マーカーを留置して行う動体追跡照射に呼吸同期を併用して治療を行うことができます。腫瘍の呼吸移動を制御することで副作用を軽減し良好な治療成績が得られています。また、進行肺癌では呼吸器内科と協力して化学療法併用放射線治療を行っています。
前立腺癌 最近は手術・内分泌療法と並んで前立腺癌への放射線治療の重要性が注目されています。当科では前立腺内に金球マーカーを留置し動体追跡照射装置を用いて多門照射を行うことで直腸・膀胱線量を減らし、約1ヶ月半の外来通院で副作用が少なく良好な局所制御を得ています。骨転移やリンパ節転移などを伴う進行前立腺癌では泌尿器科と協力して内分泌療法を併用しながらの通常照射も行っています。
肝腫瘍 肝細胞癌では動脈塞栓術、ラジオ波焼灼療法、経皮的エタノール注入療法などの治療が一般的ですが、直接針を刺すのが難しい部位や栄養血管へ到達できずに動脈塞栓術ができない症例などでは放射線治療も治療選択枝のひとつになります。当科では通常照射のほかに金球を用いた動体追跡照射も行っております。
多発性骨髄腫・骨転移 多発性骨髄腫や悪性腫瘍の骨転移では病変の進展による骨破壊で強い骨痛に悩まされる方がおりますが、放射線治療は症状緩和に有効です。当科では通常の照射の他に、骨痛や全身状態不良のため頻回に通院できない方に対し、事前予約で診察―検査―治療計画―照射までが1日で終わるようなスケジュールでの1回照射や短期照射も行っております。
転移性脳転移 当院には脳転移専用のγナイフはありませんが、プラスチックのお面のような固定具を用いてリニアックによる脳定位照射が可能です。γナイフで治療するよりは多少日数がかかりますが、直接皮膚にねじでリングを止める必要がないというメリットもあります。5個以上の多発転移では全脳照射を行います。
その他の悪性腫瘍 乳癌・食道癌・子宮頸癌・頭頚部癌などの悪性腫瘍は他科の担当医と協力して照射単独もしくは化学療法併用放射線治療を行っています。他の病院で治療された方の術後照射や化学療法後の放射線治療、他院入院のまま通院照射なども行っております。当科で放射線治療後も元の主治医の先生に継続してみてもらうことが可能です。
ケロイド ケロイド体質の方は傷がもりあがってケロイドができることがよくあります。ケロイドは良性疾患ですが、切除しただけでは再発することが多いため、術後に創の周囲に放射線をあてると傷のもりあがりを抑えることができます。最近はピアス跡のケロイドに対する手術が増えており、当院でも皮膚科と協力してケロイド再発予防のための術後照射を行っています。

外来担当医表

 
午前 再来(照射) 再来(照射) 再来(照射) 再来(照射) 再来(照射)
午後 再来(照射) 再来(照射) 新患
(診療・治療計画)
再来(照射) 再来(照射)
  • 照射は月曜〜金曜(午前9時半〜午後4時半)の予約制で、疾患によって週4回または週5回で照射します。予約時間につては個別に相談に応じます。
  • 外来診察日は月〜金ですが、水曜日午後に受診していただくと診察後すぐ治療計画用CTを撮像できますので、照射を希望される方の初回受診は水曜午後をお勧めしています。水曜以外でも新患の受付は可能ですが、水曜以外に受診された方の治療計画用CTは緊急時を除いて次の水曜午後の予約になります。
  • 毎週木曜日は照射中の方の定期診察日です。
  • 新患の方は事前に電話等で受診時間を予約していただくと待ち時間が少なく便利です。

スタッフ紹介

氏名 西岡 井子(にしおか せいこ) 西岡 井子
役職 部長
専門分野 放射線治療分野
資格 医学博士
日本医学放射線学会 放射線治療専門医
日本放射線腫瘍学会 認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本医学放射線学会 認定医
日本医学放射線学会 研修指導者
氏名 飯嶋 由紀(いいじま ゆき)
役職 医師
専門分野 画像診断分野
資格 医学博士
日本医学放射線学会 放射線診断専門医
乳癌検診マンモグラフィー読影 認定医
日本核医学学会 専門医
PET核医学 認定医
日本医学放射線学会 研修指導者
氏名 常田 慧徳(つねた さとのり)
役職 医師
放射線技師 18名

認定資格技師数

  • 第一種放射線取扱主任者(原子力安全技術センター)(取得者7名,試験合格者5名)
  • 衛生工学衛生管理者(厚生労働省) (1名)
  • 医療情報技師(日本医療情報学会) (1名)
  • 検診マンモグラフィー撮影技術認定(日本乳がん検診精度管理中央機構) (7名)
  • 乳房検診超音波技術認定(日本乳がん検診精度管理中央機構) (1名)
  • 放射線治療品質管理士(放射線治療品質管理機構) (1名)
  • X線CT認定技師(日本X線CT専門技師認定機構) (2名)
  • 修士(保健学)(1名)
  • 修士(保健科学)(1名)
  • 修士(情報科学)(1名)

診療実績

放射線治療実績

[単位:人]
  2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
乳がん 80 66 96 101 50
肺がん 106 119 54 74 38
前立腺がん 21 24 22 27 8
血液悪性腫瘍 21 16 19 35 17
消化器がん 56 38 27 33 12
婦人科がん 5 4 8 5 7
頭頸部がん 4 7 1 5 2
腎・膀胱がん 9 9 11 9 9
ケロイド 4 4 1 1 0
その他 3 7 1 8 1
総計 309 294 243 298 144

※注 2016年3月末〜9月中旬の半年間は放射線治療装置(リニアック)入れ替えのため放射線治療を休止していたので、2016年分は通常の年の約半分になっている。

  • 血液悪性腫瘍:悪性リンパ腫(ホジキン病・菌状息肉腫を含む)・多発性骨髄腫・ALLなど
  • 消化器がん:食道癌・大腸癌・直腸癌・肛門癌・胃癌・膵臓癌・肝臓癌
  • その他:皮膚がん・肉腫・原発不明癌など