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(5)診察 28カ所の関節を点数化

前回、「朝のこわばり」と「第一関節以外の手指の比較的小さい関節の自発痛や腫れ」が関節リウマチの初期の大切なサインと申しました。それが左右対称に現れてくること、関節が赤く腫れ上がり(関節リウマチは関節の“火事”です)、押すと「ゴムまりのような感じ」がして、痛み(圧痛)を自覚することがポイントです。その他に肩、肘、膝などの関節に痛みが現れてきますが、手や足の関節に9割以上出現してくることが特徴です。

このような症状があれば「かなり関節リウマチらしい」と考えて診察を始めます。最初に「痛い関節がどこにあるのか、痛みとともにその関節が赤く腫れあがっているか、それがどのくらい続いているか」を聞きます。それと同時に、その他の関節も診て記録します。通常は関節リウマチにかかりやすい28カ所の関節を特にじっくりと診て病気の活動性を点数化します。「DAS(ダス)28」という評価法です。

また、関節リウマチ以外の関節が痛くなる病気、たとえば変形性関節症、痛風、炎症性骨関節炎、乾癬(かんせん)性関節炎、脊椎関節症、シェーグレン症候群、反応性関節炎、それにすべての「膠原病」を念頭において診察します。

さらに、HAQ(ハック)という生活機能のレベルによって病気の程度を評価します。具体的には《1》靴ひもを結んだり、ボタン掛けなどの身支度ができるか《2》就寝・起床の動作ができるか《3》水がいっぱい入ったコップを口元まで運べるか《4》戸外で平たんな道を歩けるか《5》身体全体を洗いタオルで拭けるか《6》腰を曲げて床にある衣類を拾えるか《7》水道の蛇口の開閉ができるか《8》車の乗り降りができるか―の8項目の日常動作を患者自身に評価してもらいます。

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