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(2)病名 全体表すのが「膠原病」

前回は「膠原病という病気は存在しません。膠原病は症状に共通点を持つ病気のグループの総称です」と申しましたので、さぞ驚かれた方や面食らわれた方が多かったことと思います。今回は分類について詳しく説明します。

「リウマチ・膠原病内科」あるいは「リウマチ科」という看板を掲げた病院やクリニックもたくさんあります。私どもの病院の外来でも便宜上、そのような名称を付けておりますが、本当は正しくありません。

「リウマチ」という言葉は俗称で、本来は「関節の痛い病気」を全て含めた考え方です。膠原病もこの中に含まれます。でもわが国ではなぜか「関節リウマチ」を「リウマチ」と呼んでおります。膠原病の最も代表的な病気が関節リウマチなのです。膠原病にはその他に全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎、血管炎などがあります。

次のようにお考えいただくと理解できるかと思います。「オリンピックを開催中のイギリスですが、イギリスは欧州の一部です」。つまりイギリスを「関節リウマチ」に例えると、欧州全体が「膠原病」ということになります。

あくまで例えばですが「全身性エリテマトーデス」はフランス、「強皮症」はドイツ、「皮膚筋炎」はイタリアと考えてみてください。そうです。関節リウマチ(イギリス)も、全身性エリテマトーデス(フランス)も、強皮症(ドイツ)も、皮膚筋炎(イタリア)も、全て膠原病(欧州)に含まれるというわけです。

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