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7階ナースステーション

業務内容

7階病棟は、婦人科、腎臓内科、リウマチ膠原病内科、糖尿病内分泌内科、麻酔科からなる混合病棟です。

婦人科は10代〜70代以上の幅広い年齢の女性を対象とし、腹腔鏡下手術を中心に化学療法や緩和ケアまで女性の様々なライフスタイルに合わせて配慮のある看護を行っています。

腎臓内科、リウマチ膠原病内科、糖尿病内分泌内科は各疾患を専門的に精査・治療しており、他病院からの紹介を受けることも多く、積極的に高度な治療・ケアを行っています。腹膜透析を行う患者も増えてきています。糖尿病療養指導士やリウマチケアナースの資格を有するスタッフもおり、糖尿病やリウマチ疾患の患者さんへのきめ細かい日常生活指導を心がけています。指導面では外来部門との協同も行い、カンファレンスでの退院後の状況報告などの連携をとっています。H26年4月からは、糖尿病教室と銘打って、7階デイルームにおいて糖内医師、眼科医師、腎内医師、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師、外来看護師らが入院中の患者へ向けた集団指導を企画し、実働しています。リウマチ膠原病内科も外来患者さんを主に対象としてリウマチ教室を開催しました。

麻酔科はブロックや脊髄刺激装置の埋め込みによるペインコントロール、多汗症の手術を多く行っており、患者さんのQOL向上に貢献しています。

以上、5科のそれぞれの専門性の高い医療においてスタッフ全員が力を合わせ、報告・連絡・相談のコミュニケーションを大切にし、患者に寄り添ったケアを提供できるよう取り組んでいます。

看護必要度は年間平均17.3%、平日平均19%、病床稼働率年間平均は85.7%です。平日の平均入院数は6.1名、入退院が非常に多い病棟であり病棟全体の患者さんの平均年齢は58.4歳と比較的若いのが特徴です。(婦人科48.1歳、腎臓内科67.4歳、リウマチ膠原病内科62.9歳、糖尿病内分泌内科55.6歳、麻酔科58.2歳)しかし、内科疾患によるADL低下や在宅へ戻る事が困難になるケースもあり退院調整が必要となることが多いため、チームスタッフと地域連携スタッフの密なコミュニケーションでより患者さんのニーズに沿ったケアを提供できるよう、日々関わっています。実際、腎臓内科の平均年齢は徐々に高齢化しており、超高齢化社会が反映されています。臨時入院の月平均は17.5件(11〜23件)、全入院数の12.4%に相当する緊急度の高い患者を積極的に受け入れ、急性期病院としての役割に貢献しています。

H26年度の7階の病棟目標は以下の4点を挙げ、それぞれのスタッフが達成に向け、力を発揮しました。

  1. 患者・家族の気持ちに寄り添い、急性期病院としての患者を主体とした安全で適切な看護を実践する
  2. 看護業務プロセスを見直し、効率的に働ける業務環境をつくる
  3. 専門職である看護師として知識を深め、根拠に基づいた看護を実践する
  4. ワークライフバランスを保ちながら一人ひとりが時間管理・コスト管理・適切な看護必要度判定を行い、病院の経営に貢献する

係活動

「学習・プリセプター」

今年度は3名の新人看護師、1名の既卒看護師を迎えました。それぞれにプリセプターがついて指導を行っています。毎月振り返り会を行って業務の習得や成長具合を確認し、お互いにコミュニケーションを取り合い協力しあいながら病棟全体で新人を育てています。

「業務・感染・インシデント」

ナースステーション内の動線を考慮したテーブル・パソコン配置の改善、物品配置の改善、環境整備、感染管理、インシデント集計と対策などの活動を行っています。感染では擦式手指消毒剤の使用量調査を行い、感染管理室が打ち出す目標使用量8,000ml/月を目指していますが、まだ目標に達してはいないため更なる注意喚起が必要です。

「CIS・パス」

クリニカルパスの新規作成、改定を随時行い、効率的な業務改善に取り組んでいます。また、新採用者に対するCIS・パスの使用方法、記録の方法などを委員が指導し、正しい運用が行えるよう貢献しました。看護必要度や記録の監査を行い、結果のフィードバックも行い、質の向上を目指しています。

「看護研究」

H25年度の研究として「ステロイド薬長期内服患者の食に関する実態調査」のテーマで2月に院内発表を行いました。H26年度は当病棟の疾患の特性から、免疫抑制剤や抗生剤を長期投与する患者、IVH管理患者、高齢患者が多く入院しており、MRSAやMDRPなどの感染発症リスクが高い環境であることを踏まえ、「病棟内で共用されるPDAの細菌汚染状況と感染経路としての実態」をテーマとし、PDAの細菌汚染状況と、感染経路としての実態を明らかにする実験研究に取り組んでいます。院外発表では、北海道看護研究学会にてH24年度の病棟看護研究である「脊髄刺激療法を受けた患者のQOL変化の実態」を6月に行いました。

「3年目看護研究」

3名の3年目看護師が腎臓内科・婦人科の患者さんに対する「患者理解」を目的とした看護研究を行いました。シャントを作成する患者さん、子宮全摘除術を受ける患者さん、婦人科術後の化学療法を受ける患者さんがそれぞれ抱く思いを、看護理論を使用して理解を深め、日々の看護に生かしています。

H26年7階データ

H26年7階 科別入院患者数(人)

曜日別看護必要度平均(%)

臨時入院内訳(人)