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薬剤科

業務内容

調剤室

処方オーダに対応した調剤業務を中心に行っています。本年は錠剤一包化対象薬の見直しを実施し、ステロイドホルモン製剤を一包化対象薬としました。また、錠剤粉砕時に必ず包装に内容量を印字するようにしました。

■処方箋枚数
[外来]:52枚/日(前年比 99%)
[入院]:159枚/日(前年比 96%)

DI室

最新の医薬品情報を収集処理し、院内LANで関係部署に的確に周知する業務、オーダリングシステムの薬品マスタのメンテナンスを中心に行っています。本年は、3月より電子版医薬品集の運用を開始し、より迅速なデータ更新のためのメンテナンスを行っています。また、院内の抗血栓薬休薬マニュアルに沿った抗血栓薬一覧表の更新業務も新たに開始しました。さらに、院内の副作用情報収集、配信の体制構築に着手しています。

治験

治験審査委員会を6回開催し、これらの概要をホームページ上に掲載しました。
本年は新規治験5件(ASP1707第U相試験、LY3009104第V相試験、AS-3201第V相試験、ABT-627第V相試験、BAY1192631第V相試験)及び、製造販売後調査22件の契約を締結しました。

薬品管理室

入院患者様への注射薬個別セット、院内各部署への注射・処置薬剤等の供給を主な業務としています。
本年は、病院の災害対策マニュアルに基づき災害対策医薬品の備蓄管理を開始しました。
また、11月にはSPD業者が(株)モロオからヘルスケアーテック(株)に変更となり、より効率的な業務運用を目指して取り組んでいます。

■注射処方箋枚数
[入院]:7,471枚/日(前年比103%)

製剤室

毎週月曜日と木曜日の午前に担当者1名を配置して特殊製剤の調製に対応しています。
本年は、新規品目として消化器の術前マーキングに用いられる滅菌墨汁の調製を開始しました。
また、表在性腫瘍に対するMohsペーストの調製依頼が前年に比べ著しく増加しました。Mohsペーストは使用直前の調製が必要な製剤で、外来患者様の診察時刻に合わせた対応を求められました。

無菌製剤処理

無菌調剤室におけるTPN調製および陰圧調製室における抗がん薬調製(セントラル)業務と、各病棟に設置されたクリーンベンチにおける午前の注射薬混合調製(サテライト)業務を行っています。昨年増加傾向にあったTPN調製は例年並みに、抗がん薬調製は外来化学療法の順調な増加で総件数が微増となりました。

■TPN調製
[入院]:87.5件(前年比 83.9%)
■抗がん剤調製
[入院]:143.6件/月(前年比 94.6%)、212.9剤/月(前年比 81.2%)
[外来]:233.9件/月(前年比 105.4%)、316.6剤/月(前年比 98.5%)

化学療法室

外来化学療法室に専任の薬剤師を1名配置しています。患者面談を通じて服薬指導や相談応需を行うとともに、医師へ副作用対策の処方提案を行い、安心安全ながん薬物療法の遂行に注力しています。本年はお薬手帳を活用した院外保険薬局との連携にも着手し、チーム医療の充実に取り組んでいます。

■外来化学療法患者への面談件数
[入院]:84.6件/月

病棟業務

各病棟に薬剤師2名を配置し、医薬品の適正使用と薬物療法の支援を目的に多職種メンバーと連携を取りながら業務を行うとともに、部内で症例報告会を定期開催し、スキル向上に取り組んでいます。
本年は「持参薬管理に関する約束事」に基づき、電子カルテにおいて薬剤師による「#持参薬」プロブレムの運用を開始しました。

■薬剤管理指導料
677.6件/月(前年比 105%)

教育・研修

<資格認定>
日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師:檜山瑠美
<薬学実務実習>
杉井孝綱(北海道医療大学薬学部5年):9月2日〜11月15日
仲川 萌(北海道医療大学薬学部5年):9月2日〜11月15日
畠山 巧(北海道医療大学薬学部5年):9月2日〜11月15日

研究活動(2013年1月〜12月)

原著論文

  1. 関沢祐一:お薬手帳を用いたがん化学療法の安全管理、道薬誌 Vol.30、No2、60-66、2013

著書

  1. 阿部佳史、吉岡成人:Caseで学ぶ!他剤との併用療法、糖尿病診療マスター、Vol.11、No.3、262-265 、2013

学会表会(国際学会、全国学会、地方会、研究会)

  1. 高橋健太、白川貴章、阿部佳史、浅野順治、村田泉、作田重人、関沢祐一:当院におけるCetuximabとPanitumumabの有害事象の比較と対策、第2回がん薬物療法研究討論会、2013年3月2日、札幌
  2. 白川貴章、青木裕香、浦田理華、前田詩織、米澤衣里子、東洋輝武、田中哲也、滝沢麻理、斎藤智美、檜山瑠美、高橋健太、阿部佳史、浅野順治、作田重人、関沢祐一:がん化学療法におけるお薬手帳を介した病薬連携ツールの運用、医療薬学フォーラム2013・第21回クリニカルファーマシーシンポジウム、2013年7月20日・21日、金沢
    《受賞》優秀ポスター賞
  3. 浅野順治、米澤衣里子、白川貴章、高橋健太、阿部佳史、作田重人、関沢祐一:お薬手帳を活用したがん薬物療法連携ツールの作成と運用の試み、第23回日本医療薬学会年会、2013年9月21日・22日、仙台
  4. 高橋健太、浦田理華、白川貴章、松浦智子、関沢祐一:医療用麻薬(レスキュードーズ)の自己管理の運用に向けた取り組みと導入状況について、第23回日本医療薬学会年会、2013年9月21日・22日、仙台
  5. 滝沢麻理、白川貴章、阿部佳史、浅野順治、作田重人、関沢祐一、堤かおり:お薬手帳を用いた退院時薬剤情報提供とがん化学療法における薬薬連携、第46回日本薬剤師会学術大会、2013年9月23日、大阪
  6. 青木裕香、阿部佳史、松川浩美、米澤衣里子、浦田理華、田中詩織、東洋輝武、白川貴章、田中哲也、滝沢麻理、斎藤智美、檜山瑠美、高橋健太、浅野順治、作田重人、関沢祐一:糖尿病患者の入院時一包化導入に関する調査と今後の課題、第18回札病薬会員発表会、2013年11月9日、札幌

その他の発表(講演会・セミナー等)

  1. 田中哲也:糖尿病薬管理、第12回糖尿病療養指導士セミナー、2013年4月19日、札幌
  2. 高橋健太:知っておこう!薬の効果と副作用、NTT東日本札幌病院健康セミナー、2013年4月20日、札幌
  3. 浅野順治:当院外来化学療法室における薬剤師の取り組み、薬剤師外来化学療法セミナー、2013年5月24日、札幌
  4. 阿部佳史:総合病院で働く薬剤師の日々の業務とやりがい、北海道医療大学OB・OG講話、2013年6月21日、当別
  5. 白川貴章:病院における薬剤師の仕事、北海道薬科大学オープンキャンパス、2013年8月3日・8月4日・10月6日、札幌
  6. 白川貴章:疼痛コントロールについて、10階病棟勉強会、2013年8月23日、札幌
  7. 高橋健太:がん性疼痛と薬物療法、第3回緩和ケア勉強会、2013年9月11日、札幌
  8. 白川貴章:病院における薬剤師の仕事、札幌手稲高等学校・北海道薬科大学連携薬剤師インターンシップ、2013年10月24日、札幌
  9. 高橋健太:レスキューの使用方法と自己管理、第4回緩和ケア勉強会、2013年11月5日、札幌