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ICUナースステーション

業務内容

2013年度は看護目標に沿った以下の部署目標を達成するために、各係【教育・感染WOC】【記録(CIS・パス)・リスク】【業務改善・マニュアル】【救急部調整係】が具体策を練り、業務達成に尽力しました。

  1. 生命維持に直結した医療機器の操作能力、患者情報のアセスメント能力の向上により安全で的確なクリティカルケアの実践者となる。
  2. 各自が継続的に知識、技術の獲得により医療の質の向上に努め、チームワークの活性化により業務の拡大に貢献する。(組織の一員としての連携、貢献)
  3. エビデンスに基づき倫理的で質の高い看護をタイムリーに提供する。(患者看護における連携)
  4. 人財、物、時間へのコスト意識をもち、それぞれの役割において病院経営に参画する。

2013年4月よりICUと救急部が合併し、ICUの業務範囲が拡大しました。

3交代勤務でICU患者の担当のICUチームと、救急部で2交代勤務をする救急部チームで相互協力できるようにこの1年間体制を整えてきました。まだまだ課題はありますが、接点の少なかった部署の看護師がコミュニケーションをとり自部署内での相互応援、外来応援、病棟応援を担っています。

ICU病棟は4床の病床を有しており、2013年1月〜12月までに延べ総数903名の入床がありました。

主に心臓血管外科、外科、泌尿器科の手術後ケアや、全科における重症患者が入床し集中ケアを実践しています。各部門、各科の協力を得ながら日々努力しているところです。今年度はリウマチ内科、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、腎臓内科、外科、心臓血管外科、整形外科、泌尿器科、産婦人科と多くの科からの依頼がありました。各科の医師・看護師に協力いただきながら円滑な運営に努めています。

救急部は2名6輪番の2交代制が基本であり、看護師10名で実働しています。札幌市救急医療機関として循環器・呼吸器・循環器ACS、消化器、産婦人科、小児科、けが・災害の救急指定当番を担っており、1か月の約半分は当番病院になっています。今年度は約3500名の受診患者数で、1ヶ月平均は約300人でした。

休日・夜間の救急車対応から他院紹介患者・予約依頼患者・当日救急患者・直接来院患者・外来終了以降の引き継ぎ患者等の診察と介助を医師や多職種スタッフと協力しながら診療を行っています。対象は、小児から高齢者と多岐にわたり、小児科における感染症から循環器・消化器の緊急対応・臨時検査、婦人科などの特殊性のある処置など業務範囲は広く、様々な知識と技術が必要です。そのため、内視鏡室・放射線科・各科外来でのトレーニングを積極的に行って個人のスキルアップに努めると同時に、スタッフ間での情報共有を行い、安全で安心・安楽な看護が提供できるよう日々取り組んでいます。また、幅広い知識と技術を活かし、救急患者以外の臨時検査介助や病棟応援、内視鏡や放射線検査の時間外勤務のサポートなども行っており、他部署との連携を図りながら日々業務を行っています。

各自の日々の経験を共有しながら千差万別の様々な急患、夜間・休日の電話対応を行っています。患者や家族との関わりも短時間勝負なので接遇でも良い印象を残せるように努めています。

2013年度は、ICUとして初めて新人看護師を迎え入れました。新人看護師の受け入れにあたり教育担当グループでマニュアル、実技チェックリストの新規作成、年間スケジュールを立て、プリセプターシップに則り、専属のプリセプターの指導と毎日の振り返りを行い、現在はサポート付きで開心術の術後管理や重篤な患者看護のトレーニングを始めています。また今年度は全スタッフが6グループに分かれて勉強会を主催し、さらに臨床工学士に依頼し【人工呼吸器】【CHDF】【BAPB】の操作方法の演習も行いました。

複数の科の医師、臨床工学士、理学療法士、レントゲン技師が日々出入りする現場で幅の広い知識や情報の獲得をしています。業務グループが主導して、医師、理学療法士、ソーシャルワーカー、栄養士、薬剤師などを交え合同患者カンファレンスを開催することを目標に掲げ今年度は年間4回行い、患者のケア内容を多面的に検討しより有効なリハビリや栄養管理、家族へのケアの展開をおこなうことができました。

記録グループはICUチャートの記載方法をさらに改善し院内共通のツールとして使用できるように記録記載基準を作成しました。記載方法の改善によりin-outカウントがし易く時短に繋がっています。また「ICUに入室した患者家族にとっての3日間は長い」という共通認識を持ち、入室2日目には共有計画を立案することを推進しています。

部署内相互応援や外来・他部署応援については調整係となった看護師が院内でのICUの求められていること、役割意識をもって業務にあたることを指導・調整し意識向上に繋がりました。

トピックスとしては、H26年にICUの移設の予定でありレイアウトの検討や物品管理、モニター機器のデモンストレーション、電動ベッドのデモンストレーションを行い、移設後に使用するもののリストアップを行い移設に備えています。