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9階ナースステーション

業務内容

平成25年度は病棟目標に1)他職種との連携により患者・家族の希望に沿った個別性あるチーム医療を実践し、療養環境の整備と基準・手順・マニュアルに基づいた安心・安全な看護を提供する 2)他部署との連携を強化し協働意識を高め、業務の効率化を図る 3)院内外の研修を通して自己研鑽を図るとともに自己の役割を発揮し、病棟全体の看護の質を高める 4)各自が病院経営に参画している意識を持ち、コスト意識・時間外削減を図る4点を挙げました。

今年度は消化器内科と血液腫瘍内科の体制拡大により、入院を積極的に受け入れたことで病床数が上回り、病床稼働率が97%となり病院の収益に貢献する事が出来ました。他病棟の協力や連携のもと滞りなく看護できたことは、9階病棟にとって実りの多い年でした。9階病棟は特にがんの終末期患者が多く、患者・家族に寄り添い、共に迷い・悩みながら終末期の過ごし方を医師・医療連携室等の他職種と調整し、見出しています。業務が煩雑でも明るく笑顔を忘れず、協力体制のもと、互いに支えながら、前向きに頑張っています。終末期患者以外でも、様々な社会背景から転院や在宅への退院調整が必要な患者が増えています。今後も入院時から退院を見据え、患者・家族の意向に沿った調整を行い、患者にとって快適な環境での療養生活を選択できるよう他職種と連携をとり進めていきたいと思います。そのような背景の中、今年度の院内看護研究では「化学療法を受けている患者の口腔乾燥に関する調査」というテーマで、患者のQOLを高める視点として口腔乾燥の要因を分析し、看護実践を示唆することが出来ました。その結果から、がん化学療法を受ける患者の苦痛の緩和について、継続した看護実践につながりました。9階病棟では転倒転落・チューブの抜去に関するインシデントが多いことを踏まえ、業務係とリスクマネージメント係が協力してルールの改善と実践、改善後の評価を行っています。転倒・転落に関しては、ウォーキングカンファレンスを導入し、ベッドサイドで患者の状況をアセスメントし、統一した方法で環境整備を行いインシデントの減少につながりました。チューブの抜去に関してはインシデント減少には至らず、次年度の課題として引き続き取り組んでいきます。また、9階病棟は緊急時の対応場面が少ないため経験の少ないスタッフが戸惑うこともあり、新人・2年目を対象とした緊急時の事例検討と実際の場面を想定した挿管介助の勉強会を実施しました。参加したスタッフそれぞれがリーダーの役割や今自分ができる役割を把握することができ、実践に生かせるものとなりました。

以上、平成25年の9階病棟は煩雑な業務の中でもスタッフ一人一人が患者のために、スタッフ全体のレベルアップのために、忍耐力を持って行動し結果を残した一年でした。看護部並びに他部署の協力を得て、業務の体制の確立と業務の効率化により時間外の削減に成果をもたらすことが出来ました。退院時の患者アンケートでは、「9階病棟に入院して心強かった。みんなが親身に話を聞いてくれた。」との言葉も多くいただいております。これからも各部署と協力しながら、9階病棟の "患者に寄り添う看護"を持ち味として頑張っていきたいと思います。