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8階ナースステーション

業務内容

2013年度は、看護部目標に沿った、以下の4つの柱の病棟目標を達成するために、各係・チームが具体策を練り尽力しました。

  1. 個々人が自主性を持ち、多職種と協働しシームレスな療養環境と安心・安全な看護を提供する。
  2. チーム医療における看護の役割を意識し、柔軟性をもって積極的に協働する。
  3. 専門職業人としての能力の向上に努め、リーダーシップを発揮する。
  4. 病院組織の一員として経営に参画し、働きやすい職場環境を整える。

教育・学生指導

新人教育に関しては、プリセプターやメンターが新人看護師の成長過程に合わせて目標や行動計画を軌道修正し看護の知識・技術を習得できるよう支援できました。定期的な振り返り会では同じチームのナースも参加し、成長を共に喜び、課題に対する助言など教育的介入が行えました。

また、泌尿器科での新人教育計画とチェックリストを新たに作成することができ、次年度に向けての体制を構築することができました。

2〜3年目教育に関しては、自己の課題を明確にして目標設定できるような支援を実施しました。新人看護師に向けたシミュレーションを企画・実施することで、自己の確かな知識・技術に結び付けることができました。

学生指導に関しては、臨床実習指導者が中心となって部署全体で学生を受け入れられるよう環境を整え、学生が急性期病院における看護の実際を学びながら、看護のおもしろさも体験できるよう支援できました。

記録・パス・CIS

今年度は、DPCを念頭に置きながら整形外科・泌尿器科の既存のパス全例の修正を実施しました。

また、マニュアルに沿った正しい看護記録となっているのか、スタッフ間で記録監査を実施したことで、日々の看護記録の振り返りができました。

個々のスタッフがプライマリーナースとして共有計画を行い、患者さんから感謝の言葉も聞かれ、患者満足度の向上に繋がったと思います。

業務改善・感染・安全

個人防護具の着脱テストや手洗いチェックを実施し、正しい手順の再確認ができた。
また、主任がスタッフ個々のピュアラビングの使用量をチェックし使用量の多い順・少ない順をポスターで提示することで意識付けにもなり、係活動との相乗効果により感染予防策を徹底することができました。

安全に関しては、スタッフが目を通しやすいようインシデントレポートの保管場所を工夫し、インシデントの内容や再演防止策を共有することができました。

業務改善として、スタッフ個々にアンケートを実施しリーダー業務、メンバー業務、フリー業務のマニュアルの見直し・修正を実施しました。これにより、役割分担の再確認に繋がりました。

看護研究

「分子標的薬による手足症候群が患者のQOLに与える影響」を明らかにするため看護研究を行いました。患者さんからインタビューし、KJ法を用いて内容の分析を行った結果、以下の3つに結論付けされました。

  1. 分子標的薬による手足症候群が患者のQOLに与える影響として、【症状が日常生活に与える影響】【症状に合わせた行動の変化】【手足症候群について知り、出現する症状を予測すること】【治療への考え】が抽出された。
  2. 事前に手足症候群に対する知識を習得することで、症状の出現を冷静に受け止められていた。
  3. 退院後も指導内容の継続と患者なりの対処行動をとり、自己で工夫することができていた。

研究を通して、患者さんは、退院後に手足症候群がQOLになんらかの影響を与えるものの、症状を受け止め、対処行動をとりながら自宅での生活を送っていることがわかりました。また、退院後も継続した関わりができるよう外来との連携を図ることの重要性も再確認できました。

整形外科チーム

「安静による合併症(皮膚トラブル、腓骨神経麻痺など)の予防、早期発見のため統一した看護ケアの提供を目指す」という目標を立て、4年目ナースが主体となった勉強会を実施しました。講義や実技を通して意見交換もなされ、小さな疑問点なども解決でき知識向上に繋がりました。また、介達牽引の際の皮膚トラブルに関して事例検討を行い、予防的にエスアイエイドという創傷被覆保護材を使用し皮膚を保護したことがとても効果的でした。医師・PTやWOCナース・栄養士とも連携を図り、患者さんの全身状態を踏まえたケアの実践ができました。

泌尿器科チーム

「排尿状況(尿漏れ・血尿・尿閉など)に対して、不安なく退院できるよう統一した看護ケアの提供を目指す」という目標を立て、新たに泌尿器科を経験する2〜3年目ナースの教育に力を入れました。また、尿漏れがみられる場合は、早期に骨盤底筋運動などの患者指導を行い、症状に伴う苦痛が少しでも軽減できるよう羞恥心への配慮も行いながらケアの実践ができました。

次年度も、スタッフ個々の力が十分に発揮され、更なる専門性の高い看護実践を目指したいと思います。