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7階ナースステーション

業務内容

7階病棟は、婦人科、腎臓内科、リウマチ膠原病内科、糖尿病内分泌内科、麻酔科からなる混合病棟です。婦人科は10代〜70代以上の幅広い年齢の女性を対象とし、手術を中心に化学療法や緩和ケアまで女性の様々なライフスタイルに合わせて配慮のある看護を行っています。腎臓内科、リウマチ膠原病内科、糖尿病内分泌内科は各疾患を専門的に精査・治療しており、他病院からの紹介を受けることも多く、積極的に高度な治療・ケアを行っています。糖尿病療養指導士やリウマチケアナースの資格を有するスタッフもおり、糖尿病やリウマチ疾患の患者さんへのきめ細かい日常生活指導を心がけています。指導面では外来部門との協同も行い、カンファレンスでの退院後の状況報告など連携が実現しています。麻酔科はブロックや脊髄刺激装置の埋め込みによるペインコントロール、多汗症の手術を多く行っており、患者さんのQOL向上に貢献しています。スタッフ全員が力を合わせ、報告・連絡・相談のコミュニケーションを大切にした専門性の高いケアを提供できるよう取り組んでいます。

看護必要度平均17.5%、入退院が非常に多い病棟ですが病棟全体の患者さんの平均年齢は58.8歳と比較的若いのが特徴です。(婦人科48.7歳、腎臓内科62.9歳、リウマチ膠原病内科63.8歳、糖尿病内分泌内科62.5歳、麻酔科56.5歳)しかし、内科疾患によるADL低下や在宅へ戻る事が困難になるケースもあり退院調整が必要となることが多いため、チームスタッフと地域連携スタッフの密なコミュニケーションでより患者さんのニーズに沿ったケアを提供できるよう、日々関わっています。

今年度の7階の病棟目標は以下の4点を挙げ、それぞれのスタッフが達成に向け力を発揮しました。

  1. 多職種との共同・連携において調整役として患者を主体とした安心・安全な看護を提供し、早期に退院調整・地域連携をすすめる。
  2. 外来部門との応援体制、業務の見直しを行い、効率的に働ける職場環境をつくる。
  3. 専門職である看護師として知識を深め、根拠に基づいた看護を実践する。
  4. 病院の理念を理解し、一人ひとりが時間管理・コスト管理を行って働きやすい職場環境をつくる。

係活動

「学習・プリセプター」

今年度は5名の新人看護師、2名の既卒看護師を迎えました。それぞれにプリセプターが中心となって指導を行っています。プリセプター・プリセプティーを決める際、「SATタイプ別セルフケア法」を使用してペアを考慮しました。毎月振り返り会を行って業務の習得や成長具合を確認し、お互いにコミュニケーションを取り合い協力しあいながら病棟全体で新人を育てています。

「業務・感染・インシデント」

ナースステーション内の動線を考慮した物品の配置、環境整備、感染管理、インシデント集計と対策、院内マニュアルの整備などの活動を行っています。感染では擦式手指消毒剤の使用量調査を行い、感染管理室が打ち出す目標使用量8000ml/月を目指していますが、まだ目標に達してはいないため更なる注意喚起が必要です。インシデントでは、内服薬の準備に注目して活動を行い、業務の改善を行っています。

「CIS・パス」

DPC導入の準備として、現行のすべてのクリニカルパスから外来移行が可能な検査を医師と相談して洗い出し、修正を行いました。また、アルドステロン症、ポート抜去の新規パスの作成を行ない、既存パスの見直し・修正を行うことで、より統一したケアの提供と業務の簡略化を目指しています。また、新採用者に対するCIS・パスの使用方法、記録の方法などを委員が指導し、正しい運用が行えるよう貢献しました。看護必要度や記録の監査を行い、結果のフィードバックも行い、質の向上を目指しています。

「看護研究」

日常業務の中から看護の疑問点について話し合いを重ね、7階病棟の特色とも言えるステロイド使用患者が抱える「食」に対する思いをテーマに設定し、KJ法の手法に沿って研究を行いました。ステロイドの使用が多い7階で患者さんが抱える思いを理解することはとても有意義であり、患者に寄り添うという原点に沿ったケアを提供できるよう活動しています。

「3年目看護研究」

2名の3年目看護師が腎臓内科・婦人科の患者さんに対する「患者理解」を目的とした看護研究を行いました。シャントを作成する患者さん、子宮全摘除術を受ける患者さんがそれぞれ抱く思いを、看護理論を使用して理解を深め、日々の看護に生かしています。

「リウマチ係」

生物製剤パンフレットの修正、医師と連携して新たなパンフレットの作成を行っています。また、病院内の取り組みについてリウマチ・膠原病看護研究会で発表を行い、ケアの向上に努めています。

研究活動

  1. 「初めての産婦人科手術を受ける良性疾患患者の不安について」斉藤梨乃
  2. 「透析導入期の患者ストレスと受容過程」板谷由佳
  3. 「ステロイド薬長期内服患者の食に関する実態調査」中村恵梨香 松山安寿 山田恵理子 松井雅美 高橋美希

研究会・講演会発表

  1. 4月19日:第12回糖尿病療養指導セミナー
    「病棟で行う看護師の薬剤指導について」上条明子 中村恵梨香
  2. 10月5日:第2回 北海道リウマチ・膠原病看護研究会
    「抗リウマチ薬内服患者への服用についての患者理解度調査」橋恵美子 牧野理恵子
  3. 10月31日:糖尿病専門医と共に学ぶ会
    「変化ステージモデルから考える長期インスリン使用患者のケア」松田悦子