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6階ナースステーション

業務内容

6階病棟は新しいいのちが生まれ次世代を担う子どもたちが入院する病棟であり、いのちをなくしてはいけない病棟です。スタッフは大きな責任を抱えています。安全や危険回避に対する意識は高いものがあります。助産師・看護師・看護助手が協働しお互いの役割を尊重し合い、自らの力を最大限に発揮できるようにそれぞれ努力しています。

4月には、助産師3名と看護師2名の新人が仲間に加わりました。

新人の指導は、教育グループとプリセプターが中心となり、計画的に進めています。今年度も助産師・看護師それぞれの年間計画を立て、指導育成してきました。助産師はまず新生児係から始まり、分娩係、褥婦係、外来助勤まで進みました。小児科は、小児科独自の処置や検査を学び、複数の患者を受け持つ事ができるようになりました。定期的な振り返りも継続して行い、都度成長の度合いを確認しながら、指導方法を改善しています。プリセプターの思いや悩みを聞くのも、教育係の大切な役割です。

指導に大きく関わっているのが各チームリーダーとサブリーダーです。既卒新人や異動スタッフも含め、どのように育成を進めていくか考えてくれます。また、チーム内での問題が発生した場合、リーダーやサブリーダーが中心となり問題の解決や対策の周知を行います。チーム間での連携や相互応援体制の強化も役割の一つです。

また、スタッフに対する指導と共に学生に対する指導にも重点を置いています。4校から助産と看護の学生を受け入れており、母性と助産の実習を行っています。毎月どこかの学生が病棟で学んでいる状況です。学生指導グループは実習の目標や指導要綱を基に各学校のインストラクターと調整を行い、計画的に指導を行います。助産師の思いは熱く、その思いを受けて学生は日々苦労しながら成長していきます。実習後のアンケートでは各学校や学生から高い評価を受けています。

看護の質を高めるために新しいクリニカルパスやCISの作成・見直しを行い、患者さんによりよい看護が提供できるようは日々取り組んでくれているのがCIS・パス係です。今年度はCIS3件、パス3件、新規で作成し、観察項目やCIS項目・内容の見直し、入院問診表の改訂を行いました。

6階病棟では、年間約600件のお産があります。お産はお母さんにとって人生の大きなイベントです。どんなお産をしたいのか?お母さんの希望を早くから聞き取り、できるだけ希望に沿ったお産を目指しています。その中でも、医療に頼らず、自然体で快適な満足できるお産に強い思いを抱いているのが、院内助産グループです。2年前に発足し、今年度は企画書の提出、産科医との話し合い、病棟内でのプレゼンテーションを行いました。院内助産立ち上げに向けてこれからも活動していきます。

毎月生まれた赤ちゃんは写真をカレンダーにして病棟内に張り出しています。この作業はイメージ・プレパ係が担当しています。季節ごとの飾り付けも毎回工夫を凝らしています。お正月・ひな祭り・こどもの日・七夕・クリスマスなど病棟内のイメージがその都度変わっていきます。楽しい入院環境に貢献しています。また、お母さん方の交流を深めようと、お産の同窓会を3カ月おきに開催しています。これは業務グループが企画運営しています。病院のホームページに開催のお知らせを載せるのですが、すぐに定員になってしまいます。お母さん方が同窓会開催を待っているのが分かります。一人で子育てを頑張っているお母さん、入院中に知り合いになった仲間と会いたいお母さん、外出の機会がなく久しぶりに外の空気を吸うお母さん、参加される理由は様々ですが、同窓会の場は、皆笑顔で和気あいあいとした雰囲気です。私達も笑顔のお母さんと可愛い子どもたちに再開でき、元気をもらっています。

小児科はインフルエンザ・ノロウィルス・ロタウィルス・RSウィルス・麻疹・水痘など多くの感染症が存在します。ただNICUや妊婦さん、新生児においては感染症はあってはならないものです。感染対策グループが中心となり手洗いの方法やガウン・マスク・グローブの装着方法など学習会を行い個別的に指導も行っています。継続的には速乾性手指消毒剤の使用量を集計し使用の推奨をしています。感染に対する意識は高く、今年度の病棟研究のテーマは『NICUにおける環境汚染の実態調査』でした。看護研究グループが中心となり、保育器内で行う処置における感染の実態調査を、蛍光塗料とブラックライトを用いて行いました。今後の感染防止策と指導に有効活用できると思います。

6階病棟は臨時の入院が殆どで、夜間も日中同様の忙しさがあります。忙しさに惑わされることなく丁寧な対応を心掛け、患者さんが安心して入院生活を送れるよう自分たちの役割を果たしていきたいと思います。