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外来(2階)

心臓血管外科外来

心臓血管外科では、心臓疾患の外科的治療以外にも、閉塞性動脈硬化症(ASO)・深部静脈血栓症(DVT)・下肢静脈瘤疾患の患者が受診します。下肢静脈瘤に対してはABI・下肢静脈エコー検査により診断・治療を行っています。治療法の一つである弾性ストッキングは下肢計測を行い患者の足に合ったサイズを決めています。着用の指導などはパンフレットや注意事項などの冊子を利用して行っています。

平成22年度に外来での下肢静脈瘤による日帰り手術を始めました。平成25年度は47件で年々日帰りや入院での下肢静脈瘤手術件数は増加傾向にあります。下肢静脈瘤の手術は、基本的には日帰りの手術を勧めていますが、遠方のため手術後1日目の通院が困難である場合や手術後創部の不安がある場合には、患者の状況に応じて入院での手術となります。

患者の入院や手術に対しての不安などを軽減するために入院前オリエンテーションには十分時間をかけ、解りやすく説明する様に心掛けています。また退院後は病棟サマリーを活用し外来での継続看護につなげています。

今後も患者が安心して受診出来る様に日々努めて行きたいと思います。

精神科外来

精神科外来では、物忘れの自覚や家族の勧めなどで受診される患者が増えています。物忘れ検査は脳MRI(又はCT)・脳SPECT・心理検査・検体検査の4つがセットで、平成25年度は計720件でした。前年度と比較して70件増加しています。当院の入院中の患者依頼や他院・介護施設などからの検査依頼も増加傾向にあります。ほとんどの初診患者は家族同伴で来院されており、検査内容や検査の順番などの説明には患者や家族を含め十分に説明を行い、諸検査などが円滑に進む様に努めています。また、検査結果予約も行い、結果説明、今後の生活への対応も素早く行えるよう努力しています。

精神科外来を受診される患者の疾患も多種ですが、必要に応じて患者の家族や職場の上司とも相談できる様に診療時間の調整などを行い、より良い家庭・職場環境で治療が継続できる様に対応しています。経済的・社会的不安を感じている患者にはソーシャルワーカーの介入などの依頼も行っています。

H25年度は一日あたり60〜80名の患者が受診されており、職場や家庭でのストレスを抱える方も多くいます。外来では患者に不安などを表出しやすい環境を整え、きめ細やかな配慮が出来る様に努めていきたいと思います。

眼科外来

当科眼科受診患者の主な疾患は、白内障・緑内障・ドライアイ・結膜炎・糖尿病性網膜症・斜視・内反症です。治療としては、レーザー治療・キープティア・プラグ・テノン下注射などを行っております。レーザー治療などの外来での処置では患者の不安に留意し安心して治療が受けられるように配慮しております。

平成25年度眼科では白内障や緑内障の疾患の手術を181件実施しています。手術に向けての不安を少しでも軽減できるように十分なオリエンテーションができる診療時間の調整と、説明時には見やすく大きな紙パスを用いて説明しております。

日々の診療では未熟児から高齢者や視力障害の患者への対応となり、特に歩行・誘導の介助に気を配り診察や検査などへの移動時の転倒や椅子からの転落などの事故防止に留意しています。また、眼科は診察前に眼の検査や散瞳点眼などがあり待ち時間がある為、疾患や症状に応じて検査指示を事前にもらいスムーズに検査、診察が受けられるように配慮しております。

眼科外来では患者に多職種のスタッフが関わります。常に医師・看護師・視能訓練士・医療事務などのスタッフとの連携を密にし、協力して円滑な外来診療となるよう努めております。

これからも患者が安心して眼科外来を受診して頂けるよう努力していきます。

耳鼻咽喉科外来

耳鼻咽喉科では、小児から高齢者まで、幅広い年齢層を対象としており、耳、鼻、喉以外にもめまいや、頭頸部領域の腫瘍、甲状腺領域などの診療も行っています。

外来では一般診療のほかに、鼓膜切開術や鼓膜チューブ挿入術、鼻粘膜アルゴンプラズマ凝固法手術(APC)、確定診断のための生検なども実施しています。これらの検査や手術に対しては外来クリニカルパスを使用し、患者が安心・安全に治療が受けられるような看護を提供できるよう心掛けています。また、小児科外来とは連携をとり診療がスムースにいくように配慮しています。平成21年度より睡眠時無呼吸症候群の診断のため、自宅に器械を持ち帰り簡易検査ができるアプノモニターが導入されました。今年度はH25年1月から12月の期間で69件実施しています。精密検査であるフルポリ検査が必要となった患者は、アプノモニターの導入以降大幅に減少し、患者の負担も軽減しています。

現在、睡眠時無呼吸症候群に対し在宅持続陽圧呼吸療法(CPAP)を導入している患者は計100名となり年々増加傾向にあります。CPAP療法を行っている患者は毎月定期的に通院し身長・体重・体脂肪測定を行ない健康管理ができるようアドバイスしています。また3ヶ月に1度のデータ解析を行い使用効果のフィードバックを行い継続看護に努めています。

今後も、スタッフ一同、患者に安心・安全に看護を提供できるように努力していきます。

小児科外来

小児科外来は、一般診療、乳幼児健診、予防接種の他、専門外来として内分泌外来、心臓外来、血液外来、小児神経外来、SOTI外来(食物アレルギーの耐性誘導外来)を行っています。今年度の外来患者数は16,021名でした。医療連携室と協働し、各分野とも他院紹介患者さんの受け入れを積極的に行っています。入院による検査、外来での継続した治療も多く、パンフレット、パスを使用し不安なく治療を進めていけるような関わりをしています。また、定期的に小児科病棟とのカンファレンスを行い、シームレスな連携が図れ患児・保護者の方が安心して治療に臨めるような体制づくりをしています。

お子さんの病気で不安を抱える保護者の方の不安を軽減できるよう丁寧な声掛けを心がけ、また疾患により苦痛を抱えている病児には目線を合わせて説明し少しでも理解して治療に臨んでもらえるような配慮をしています。

今後も安全・安楽な看護を提供できるようにスタッフ一同努力していきたいと思います。

皮膚科外来

皮膚科外来の診療体制は、医師2名で一般診療と手術日があり、数々の処置や手術、光線療法、ピーリング、レーザー(炭酸ガス・Qスイッチ・ジェントル)などを実施しています。他院からの紹介や手術依頼も多く、今年度の外来患者数は19,051名、手術(外来・手術室)686件、レーザー345件でした。

小児から高齢者までと幅広い年齢層の患者さんを対象としているため、安全に診察・処置が受けられるように、年齢やADLに応じた介助をすることやクリニカルパスやパンフレットを使用し、分りやすい説明を心がけています。今年度はマニュアルの見直しや整理を行い、安心・安全な看護を提供できるように努めています。

皮膚疾患は目に見える部分のことが多く、その重症度にかかわらず精神的苦痛を感じる患者さんが多くいます。患者さんの身体的苦痛はもとより精神的な苦痛にも配慮し、寄り添う看護を提供しています。また、潰瘍や熱傷などで継続的に処置を必要とする患者さんも多く、病棟や地域とも連携を図りどこであっても同質なケアを受けられるようにしています。

今後も患者さんのために、質の高い看護を提供できるようスタッフ一同努力していきたいと思います。

産婦人科外来

産科は妊娠16週以降の妊婦さんを対象とした健診を行っています。正常で順調な経過をたどっている妊婦さんには、助産師が行うパール外来(助産外来)での健診をお勧めしています。一人に30分の時間を設けており、一対一でじっくりと妊婦健診・保健指導・分娩前教育を展開しています。パール外来専用の部屋でハーブティーを飲みながら、お互いにリラックスしてお話しをすることで信頼関係が深まります。ご家族が健診を共にされる方も増えています。助産師の専門性を生かした関わりをご家族含めて提供することにより、産婦さん・ご家族自らの産む力の発揮や出産体験の満足に繋がると考えています。1日に3〜6名、最大23名/週の健診枠を有しており(超音波検査は女性検査技師が担当)、開設から7年が経った平成25年1-12月におけるパール外来健診回数は876回に上り、医師健診も含めた全妊婦健診数(6252回)の14%を担っています。

医師が行う妊婦健診は完全予約制で午前中のみ実施しています。医師は異常の早期発見・治療を担当し、助産師はその状態に応じて必要な保健指導を行うという役割分担をしています。近隣施設からの紹介を積極的に受け入れ合併症妊婦が年々増えている現状で、総合病院としての機能をさらに発揮することが求められています。札幌市内においても減少している分娩の場の拡大に貢献するためにも、医師と助産師の専門性を活かし協働する院内助産システムの導入を目指しています。

産後も継続したケアが行えるよう、病棟と週に1回カンファレンスを開催し情報交換を行っています。その情報を基に、産後2週間健診と産後1ヵ月健診時に乳房ケアや育児指導を中心に母子看護を行っています。必要時は早期に保健センターと連携をとり、地域に繋げた産後フォローを行っています。

婦人科は妊娠16週未満の妊婦のほか、子宮・卵巣等の良性・悪性疾患、更年期障害、感染症等の幅広い婦人科疾患全般に対応した治療が行われています。婦人科の手術は平成25年1-12月で858件行われました。手術の進歩に伴い入院期間が短縮され外来での指導が重要となっており、患者さんの不安を軽減すべくパンフレット類を充実させ、丁寧に説明を行い不安の軽減に努めています。また、羞恥心に配慮した診察を心がけ、必要に応じて一人一人への声かけや問診を行い患者さんの希望に添った診察・看護・対応ができるよう心掛けています。

年々増加する外来での化学療法に対して、患者さんが安心して治療を継続していけるよう、病棟カンファレンス・化学療法カンファレンスを定期的に開催して、外来と病棟の連携・情報交換を大切にしています。

麻酔科外来

麻酔科外来では、様々な原因で生じる痛みに対して治療を行うペインクリニックと手術患者に対する術前診察を行っています。

平成25年度のペインクリニックセンターは、専任医師1名、兼任医師4名、他院からの支援医師が1名で構成されています。1日に30〜50人の患者が来院され、神経ブロック・電気治療・薬物療法などで治療を行っています。

ペインクリニックを行っている施設は限られており、道内各地から来院されるため年々患者は増加傾向にあります。専任医師が1名のため待ち時間を要している現状ですが、安全に対する配慮はもちろんのこと患者さんの思いを受け止めながら、身体的な痛みの軽減と同時に精神面でのケアを心掛けています。

手術療法では多汗症に対する胸腔鏡下交感神経節切除術や難治性疼痛に対する脊髄刺激療法が行われています。患者さんが十分なイメージを持って手術に臨めるようパンフレットやDVDを用いてオリエンテーションを実施しています。脊髄刺激装置の挿入ではアフターケアを含めた指導を業者とタッグを組んで展開しており、看護記録を充実させて病棟看護師との連携・継続看護に役立てています。術前診察では麻酔に対する理解を深められるようDVDやパンフレットの整備を行っています。また、診察前の術前データチェック、診察後の麻酔方法・入室時間確認を徹底し、円滑な診察・手術に備えています。