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中央滅菌室

業務内容

中央滅菌室は、6病棟、手術センター、透析センター、内視鏡センター、放射線部門、外来部門など院内全部署の器材の洗浄、消毒、滅菌、保管管理を実施しています。

4F手術センターの直下(3F)に位置し、ダムエーターから直接回収される手術器材のほか、外来・病棟の医療器材は、閉鎖式搬送車を使用して専用コンテナで回収されます。汚染物と清潔な器材が交差しないワンウエイ方式を取り入れています。手術室のOPE器材と外来・病棟の器材処理を中央化し、院内器材の適切な在庫管理、効率的な運用を行っています。

スタッフは、病院看護長1名と北海道エアウォータ(株)責任者1名、委託職員8名の10名で構成されています。第一種圧力容器取扱作業主任者1名・MDIC認定1名、第1種滅菌技師1名、第2種滅菌技士4名が在籍し、院内・院外での研修に参加し、知識・技術の向上を図りながら中材業務全般を担当しています。

中央滅菌室は、北海道エア・ウォーター(株)に院内業務委託していますが、毎月委託先管理者と病院企画室や手術室などの関連科による定例の連絡会議を通して業務内容や業績結果報告を実施し連携を図っています。

昨年は、高圧蒸気滅菌機1機を更改し、滅菌管理システムが導入されました。今年度は、ウォッシャーディスインフェクター3機(うち超音波装置付1機)が更改され、洗浄管理システムを設置しました。洗浄や滅菌工程を事務室でもタイムリーに進行状況が把握でき、履歴管理や滅菌評価をデーター化することで、より質の高い業務に取り組んでいます。

作業時における標準予防策を順守し、汚染した全ての器材を滅菌物として取り扱い、確実な再生処理を行うことで院内感染を防止に努めています。また今年度は、酵素系洗浄剤を用いた浸漬洗浄の効果を上げる為に恒温槽を導入しました。これにより、WD洗浄前の作り置きの浸漬洗浄を廃止しています。その結果、作業時間の短縮と酵素洗剤使用量の削減を実現しました。用手洗浄時の品質を上げるのはもちろん、機械洗浄を含めた洗浄の品質を底上げしています。インジケーターによる評価のほかアミドブラック10bを用いた直接判定を定期的に実施し、洗浄の質を維持しています。

中央処置室1日300-400本の駆血帯および全部署の駆血帯を、現場での1次洗浄を廃止し中央化しました。1日600-800本の駆血帯の再生使用に対応し、好評を得ています。また救急医療委員会と協働し、より安全に患者さまに使用いただけるよう、フローに沿ってアンビューバックの洗浄、滅菌、組み立ても行っています。

平成25年度の手術件数は年間3077件でした。そのすべての手術器材の洗浄・組み立て、滅菌、払い出しを行っており、時間外手術器材回収は全手術の約20%を占めています。また今年度から手術室管理だった手術用ドリルのバッテリーの管理を始めました。洗浄から滅菌・払出しまでを中央滅菌室で行っています。

洗浄機種別年間稼働集計では、ウォッシャーディスインフェクターが3786回、スジェット真空超音波洗浄機は1706回、シャープ真空超音波洗浄機は752回、チューブ洗浄機791回、スリッパ洗浄機110回で、トータル7145回の稼働でした。

滅菌機種別年間稼働集計では、高圧蒸気滅菌機2台で1日平均5-7回、滅菌物作成総数は、年間129,604個、ステラット滅菌機は1日平均4-7回、滅菌物作成個数は、年間21,773個、EOGガス滅菌(院外)作成個数は、年間2,063個でした。全滅菌物作成総数は年間153,446個、昨年比−8,179個を部署に提供しました。

洗浄機器年間稼働状況(2013年度)

洗浄機(H25年度) 1日稼働数(回) 1か月稼働数(回) 1年間稼働数(回)
ウォッシャーディスインフェクター(2台) 8〜10 270〜340 3,786
真空超音波洗浄機SU-JET(1台) 7〜9 120〜150 1,706
真空超音波洗浄機MU3000(1台) 2〜4 70〜120 752
チューブ洗浄機 2〜4 50〜60 791
スリッパ洗浄機 0〜1 10 110
合計 20〜30 530〜700 7,145

滅菌機器稼働状況(昨年比)(2013年度)

滅菌機 平成24年度
作成個数(個)
平成25年度
作成個数(個)
稼働増減
オートクレーブ滅菌機(2台) 134,197 129,604 -4,593
ステラット滅菌機(1台) 19,627 21,773 2,146
EOGガス滅菌機(院外) 7,801 2,063 -5,738
合計 161,625 153,446 -8,179

滅菌機種別作成個数

滅菌機稼働回数