札幌病院


札幌病院ホーム > NTT東日本札幌病院について > 年報(2012年) > 感染管理推進室


感染管理推進室

人の動き

2012年3月末をもちまして、長年当院の感染管理を支えてくださったリウマチ膠原病内科の篠原正英部長が退職され、後任として、室長に泌尿器科伊藤直樹部長、副室長にリウマチ膠原病内科笠原英樹部長が就任されました。感染管理推進室としては、外科系、内科系の医師が配属され、バランスのとれた体制が整えられました。

業務内容

今年は、診療報酬改定に伴い、感染防止対策地域連携の取り組みを始めました。当院は感染防止対策加算1と地域連携加算を申請し、加算2申請病院2施設と年4回を予定した感染管理カンファレンスを行い、連携施設からのコンサルテーションを受け支援活動を行っています。また、加算1申請病院2施設とチェックリストを用いて相互評価を実施し、意見交換を行い感染対策に努めています。

ICTの運営としては、ICTセミナーを3回行い、第1回は「NICUから検出されたMRSA菌株の遺伝子解析で分かった伝播経路と課題」講師ICN萩野貴志、第2回は「インフルエンザの対策」講師ICD笠原英樹副室長、第3回は近畿大学医学部付属病院の西坂文章先生を招聘し「実臨床に即した手術部位感染(SSI)対策〜SSIの基本から整形外科領域の具体策〜」の講演を開催しました。また、感染症診療介入ミーティングで病原性微生物の検出状況を把握し、抗菌薬の使用状況を確認して介入する活動と、耐性菌対策を中心とした院内ラウンドを週1回程度行い、継続した感染管理を進め改善に取り組んでいます。

院内感染対策スタッフ(ICS)の活動成果として手指衛生が定着してきており、その関連として中心静脈カテーテル関連血流感染の発生率が低下しました。また、NICUの感染対策強化に取り組み、現場と協働のもと病原性微生物の検出率を低下させることができました。

北海道内および近隣地域ではインフルエンザやノロウイルスなどが流行しましたが、当院では問題となる感染症の2次感染はありませんでした。今後も標準予防策を中心に取り組み、耐性菌サーベイランスを強化し、医療関連感染症の発生を低減させたいと考えます。患者はもちろん、職員が安心して働き続けられる医療関連感染対策防止活動の充実に努めます。

月別 中心静脈カテーテル関連血流感染発生率とカテーテル使用比

年度・年別 中心静脈カテーテル関連血流感染発生率とカテーテル使用比

年別手指衛生剤使用量(2010〜2012年)

院外活動

  1. 萩野貴志:第4回 日本感染管理ネットワーク教育セミナー 演習アドバイザー 2012年9月8日 旭川
  2. 萩野貴志:「手洗い評価でバイ菌ばいばい〜正しい手洗い方法を学ぼう〜」 講師 NTT東日本札幌病院健康セミナー 2012年9月22日 札幌
  3. 萩野貴志:「組織で行う感染管理研修会」 講師 北海道看護協会研修 2012年10月10,12日 札幌