札幌病院


札幌病院ホーム > NTT東日本札幌病院について > 年報(2012年) > 内視鏡センター


内視鏡センター

業務内容

2012年1月からの内視鏡センター業務は前年と同様、消化器内科、呼吸器内科、リウマチ膠原病内科、糖尿病内分泌内科の医師で担っていたが、ドック内視鏡を担っていた医師が2011年3月で退職し、その後の補充を常勤医で賄えなかったため札幌医科大学病院、北海道大学病院から医師の派遣を依頼し、2012年も日替わりでドック内視鏡を行っている。

また、内視鏡センター長であった腰山医師が2011年夏に退職されたため、宮坂消化器病センター長に内視鏡センター長を兼任していただいたが2012年4月から赤倉がセンター長に就任した。

当センターの役割は、当院の外来患者や入院患者の消化器内視鏡、気管支内視鏡検査による診断と治療の他に人間ドックの上下部消化管内視鏡検査の遂行にある。ドックの胃の検査はバリウム検査よりも内視鏡検査を選択する被検者が多く、今後も対応が求められると考えられる。

一方で消化器内科医の減少に伴い、新患外来患者の受け入れを絞ったことから内視鏡検査も減少傾向が続いている。またドック被検者も減少傾向にあるので総数として検査件数は年々減少傾向といえる。

当センターで行っている検査は、消化器関連では上下部消化管内視鏡検査、経鼻内視鏡検査、拡大内視鏡検査、ERCP、EUS、EUS-FNA、カプセル内視鏡、小腸ダブルバルーン内視鏡を施行している。

一般的来な検査が減少している中、超音波内視鏡やERCP、小腸内視鏡等の特殊検査は件数を伸ばしており、より消化器内科としての特殊性を発揮し始めている。ここでは統計的数字を割愛したが、ESD(内視鏡的粘膜剥離術)の件数も急増してきており専門性を生かした治療を行っていると言える。

また呼吸器関連では気管支鏡、TBLB、胸腔鏡を行っている。本年から超音波気管支鏡が導入され検査件数が増加している。また消化器内科同様超音波内視鏡下に針生検が可能となった為今後も診断の向上につながると考えられる。

当院は日本消化器内視鏡学会指導施設であり、教育・研究に関しては同学会に提出した当院の消化器内視鏡研修システム則り行っている。初期研修医は内視鏡モデルによる内視鏡挿入、操作のトレーニングを行った後、上級医の指導を受けながら内視鏡を行っている。今年は小野医師や堀本医師が既に内視鏡学会専門医を所得しており、今まで以上に質の高い内視鏡業務を行ってきた。また後期研修医である清水佐知子医師も消化器内視鏡の技術の向上を目指し経験を重ねている。また該当科に所属する初期研修医たちも内視鏡に触れて研修を行っている。

更に消化器内視鏡学会の認定消化器内視鏡技師の育成の為の教育も行っている。

当センターは関連科の状態により件数の変動が認められるが、常に質の高い技術を求められており、より一層設備を充実させてニーズに答えていかなくてはならないと思われる。

2012年内視鏡検査実施件数

上部内視鏡検査(消内) 2078 上部超音波内視鏡検査(消内) 139
上部内視鏡検査(内科) 123 下部超音波内視鏡検査(消内) 2
上部内視鏡検査(ドック) 4649 ERCP(消内) 165
上部緊急内視鏡検査 26 ダブルバルーン小腸内視鏡検査 8
上部出張内視鏡検査 11 カプセル型小腸内視鏡検査 19
下部内視鏡検査(消内) 1700 気管支鏡検査 226
下部内視鏡検査(内科) 40 透視下気管支鏡検査(TBLB) 82
下部内視鏡検査(ドック) 99 透視下気管支鏡検査(BAL) 23
下部透視下内視鏡検査 151 気管支超音波内視鏡 82
下部緊急内視鏡検査 11 非透視下気管支鏡検査 43
下部出張内視鏡検査 3 CT下気管支鏡検査 1
    胸腔鏡検査 11