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手術センター

業務内容

手術室は、これまで通り10科(心臓血管外科・外科・整形外科・産婦人科・泌尿器科・眼科・耳鼻科・皮膚科・腎臓内科・麻酔科)の手術に対応しています。2012年の総件数は、3219件で昨年とほぼ横ばいの件数です。鏡視下手術は508件で、手術室看護師が扱う器械が増えていることに併せ、準備に費やす時間が増しています。消化器疾患における内視鏡検査を全身麻酔下でおこなうケースも数件ありました。

今年度の手術室看護目標は、以下の4点を挙げました。

  1. 生命に対する責任を意識し、周手術期において安全で安楽な手術室看護を提供する。
  2. 手術室に関わる医療者一人ひとりが価値観を合わせチームとなって患者に医療を提供する。
  3. 手術室看護師としての専門性知識・技術を高め、スタッフ一人ひとりがキャリアに応じた役割をはたす。
  4. 手術室が効率的に運営できるよう環境を整える。

手術室は医師をはじめとするチーム医療がとても重要なところです。各職種が専門性を発揮し、医療の質や安全性の向上などにおいて、価値観を合わせなくてはなりません。今年度は業務改善を行う上で、職種間が協働し何点かの改善に取り組みました。

手術メス刃の脱着時に伴う切創の危険性があったため、刃と柄が一体化になっているスカルペルの導入を検討し、サンプリングを経て運用に至りました。患者の安全確認を強化する対策としては『タイムアウト』導入の段階を経て、『手術安全チェックリスト』の運用に至ることができました。安全の確認はもちろんですが、手術チームとしてのコミュニケーションが強化されてきています。最初は戸惑いながらの運用でしたが、一か月がたった今は、当り前のこととして実施されるに至りました。

看護師の術前訪問実施は、実施率を上げること、病棟との連携を強化すること、患者サービスを強化することを目標に取り組んできました。さらに、手術の流れが少しでも可視化できるようパンフレットを用いて訪問するスタイルを取り入れました。スタッフが同じレベルで患者さんに説明でき、家族にも理解していただけるツールになったと考えています。

麻酔器の回路交換は、臨床工学技士の協力もあり、看護師業務から技士業務へ移行することが出来ました。

この数年で、手術室を取り巻く環境は大きく変化しました。鏡視下手術の増加・歩行入室・医療安全対策など、意識変化が求められてきましたが、変化を受け入れ、柔軟に対応できる手術室に成長しているのだと感じます。
今年度のスタートは、長年手術室看護に携わってきた看護長が異動し、また、スタッフ数人の移動もありました。手術室スタッフをとりまく環境の変化も大きかったと言えます。スタッフ個々が支え、認めあい、チーム力を増した一年であったと思います。スタッフ個々に感謝いたします。