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ICUナースステーション

業務内容

ICUは4床の病床を有しており、主に心臓血管外科、外科、泌尿器科の手術後ケアや全科における重症患者が入床し集中ケアを実践しています。ICUとして独立して約1年経過し、院内でICUの役割を担えるように各部門、各科の協力を得ながら日々努力しているところです。

2012年4月〜2013年3月までに延べ総数1054名の入床がありました。
内訳はリウマチ内科46名、循環器内科147名、消化器内科14名、呼吸器内科49名、腎臓内科1名、外科348名、心臓血管外科388名、整形外科3名、泌尿器科55名、産婦人科3名でした。

また、ICUの移設の予定がありレイアウトの検討や物品管理、モニター機器のデモンストレーションなどを行っているところでもあります。スタッフの人数は院内で最も少ないですが重症度の高い患者への献身的な看護を提供しています。ご家族の面会時間も制限がある中で、家族看護として何が提供できるか日々のカンファレンスで検討しています。

スタッフは平均年齢がやや高めではありますが、常に「何があっても大丈夫!」なように各自が高度救急医療の知識や技術獲得に対し前向きに取り組んでいます。さまざまな医療施設で働いた経験者が多いのも特徴で、個性も強いですがいい意味でお互いを認め合い切磋琢磨しようという意識があります。良い意味で化学反応をおこしお互いの刺激になっていると思います。

2013年度は、ICUとして初めて新人看護師を迎え入れます。平成生まれの新人看護師さんからも刺激をうけつつ、愛情を持って新人看護師の育成に尽力すべく新人教育計画を立案しています。院内の異動者、院外経験者の入職者に対してもICU独自の教育計画で育成しています。ICUとして一定以上のレベルの維持と向上のために、短期間に覚えることや身につけなくてはならない技術が多くありますが身についてくると「楽しい!」「やりがいがある」と感じられる環境であることは間違いありません。

複数の科の医師、MEさん、PTさん、レントゲン技師さんが日々出入りする現場で幅の広い知識や情報の獲得が可能です。次年度は医師、PT、ソーシャルワーカーや栄養士、薬剤師なども交え患者カンファレンスを実施してICUに入退室する患者へのシームレスな医療提供ができるように業務拡大を検討中です。

目の前にケアを求めている患者さんがいる。動けなくても声を出せなくてもモニターの音で何かを訴えてくれている患者さんがいる。そんな思いで私たちは日々看護に取り組んでいます。

2012年度は看護目標に沿った以下の部署目標を達成するために、各係【教育・感染WOC】【記録(CIS・パス)・リスク】【業務改善・マニュアル】が具体策を練り、業務達成に尽力しました。

  1. 他職種との協働・連携の強化とスタッフ個々のリスク・感染管理の意識を向上することで、安心・安楽な看護を提供する。
  2. 外来・病棟との連携をスムーズにはかり、患者・家族の個別性を尊重しながら適切なICU看護を展開し早期回復につなげる。
  3. スタッフ一人ひとりが自己およびチームのスキルアップのために目標を持って取り組み、仕事による満足が得られる。また、ICUの教育体制を整え、統一した質の高い看護を提供する。
    1. クリティカルケアを充実させることにより、患者・家族に専門性の高いチーム医療を提供し、病床稼働率を意識した看護ケアを実践できる。
    2. スタッフが協力してICU移設に向けた準備を行うことで、安全性、専門性の高い医療を提供できるICU建設に貢献できる。

2013年度からは救急部と合併しますのでスタッフの人数も増え業務の幅もさらに拡大する予定です。皆様に愛され必要とされるICUを目指しています。これからもご指導、ご協力を心よりお願いいたします!