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6階ナースステーション

業務内容

6階病棟は助産師と看護師・看護助手で構成され、産科・小児科・NICUの3部門で、各スタッフがローテーションの中それぞれの立場で実力を発揮しています。

今年度は、産科・小児科・NICUのチームそれぞれにリーダーを選出し、チーム内での問題解決・人材育成やチーム間での連携・相互応援体制を整える事を基盤に次の4点を看護目標に掲げ、業務達成に尽力しました。

  1. 産科・小児科病棟の特性を踏まえ、看護の質の向上を図り、安心・安全な入院生活を提供する。
  2. チーム医療を推進し、地域のニーズに応えるべく継続ケアを充実させる。
  3. スキルアップのために互いに職場環境を整え、質の高い看護を提供する。
  4. 個々人が経営意識を持ち、お互いを思いやりながら業務の効率化を図る。

チームリーダー制をとる事で、それぞれの科の現状把握と業務改善や人材育成に向けて取り組むことができ、指導力の強化につながりました。また、それぞれの主任との連携もスムーズとなったことで、チーム全体のレベルアップにつながる事ができました。

産科チームでの妊産褥婦に対する看護の質の向上として、産科診療ガイドラインに沿った勉強会を行い活用することで、ガイドラインを常に意識した質の高いケアを実践することができました。分娩監視モニタリングの判読では、スタッフそれぞれに判読マニュアルを配布し、スタッフ間でのショートカンファレンスを自ら行うようになり、分娩における安全の保障や異常の早期発見の意識が定着しました。また、産科チーム全員外来から合併症・精神面・乳房トラブルのある妊婦を受け持ち、プライマリーケアの充実を図り、妊婦健診や分娩介助も可能な限り担当することで対象者の満足度の向上につながりました。お産の同窓会も今年度は平日で定期的に開催し、退院後の交流の場として好評を得ています。新人助産師の育成面では、日本看護協会から出されているキャリアにあわせた助産師チェック表を活用して個別での育成状況を把握でき、目標設定を合わせる事ができました。更に院内助産開設に向けての土台づくりも進んでいます。

小児における内服管理でも、電子カルテの投薬歴を活用することで確実性が増し,インシデントの減少につなげることができました。安全な入院管理の視点で、点滴ルートの固定の改善や小児科ベッドの選定基準作成し、効果的なベッド運用を行うことができ、転落インシデントの減少にもつなげる事ができました。NICUの祖父母面会導入に向けて多方面からの調査を行い、質の高い家族看護の提供につながるよう準備を進めています。また、感染管理について、病棟を上げて携帯型擦式手指消毒剤の積極的使用・朝のミーティング時の感染予防対策のデモンストレーション実施などでスタッフの意識が向上しました。NICUの人員も、昼夜通して増加できたことで、MRSA感染防止につながりました。院外連携として、情報診療提供書や育児支援連絡票の作成を通して、あるいは保健センターや児童相談所と直接連絡することもあり、地域に根差した病院として情報提供を積極的に行って来ました。また、小児科特有の季節的な流行性の感染症によるベッド占有状況が変化してきており、内分泌疾患による負荷試験・食物アレルギー治療での入院も通年で隙間なく予約が入っているため、感染予防策を強化して院内感染の発生を防止してきました。

6階病棟は新しいいのちが生まれ次世代を担う子供たちが入院する希望に満ちた病棟です。一方、夜間も入院・分娩があり、それらがなくても3時間ごとの授乳・半数以上が24時間点滴で常に稼働している病棟です。スタッフの数も多いのですが、通年に渡り看護学生・助産学生が指導教員とともに実習を行っています。その中でお互いに協力し合い・役割を尊重し合い、自らの力を最大限に発揮できるようにそれぞれ努力しています。今後も安心して入院生活を送っていただけるように、優しく楽しい雰囲気作りを進めながら安全を確保していきたいと思います。