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外来(2階)

心臓血管外科外来

心臓血管外科では、心臓疾患の外科的治療以外にも、閉塞性動脈硬化症(ASO)・深部静脈血栓症(DVT)・下肢静脈瘤疾患の患者が受診します。下肢静脈瘤に対してはABI・下肢静脈エコー検査により診断・治療を行っています。治療法の一つである弾性ストッキングは下肢計測を行い患者の足に合ったサイズを決めています。着用の指導などはパンフレットや注意事項などの冊子を利用して行っています。
平成22年度に外来での下肢静脈瘤による日帰り手術を始めました。当初は手術件数計5件でしたが、平成23年度は、日帰り手術21件中12件はレーザーによる手術。平成24年度では45件中32件は日帰りレーザー手術。年々日帰りや入院でのレーザー手術の件数は増加傾向にあります。レーザーでの手術は、基本的には日帰りの手術をお勧めしていますが、遠方のため手術後1日目の通院が困難である場合や手術後創部の不安がある場合には、患者の状況に応じて入院での手術となります。
患者の入院や手術に対しての不安などを軽減するために入院前オリエンテーションには十分時間をかけ、解りやすく説明する様に心掛けています。また退院後は病棟サマリーを活用し外来での継続看護につなげています。
今後も患者が安心して受診出来る様に日々努めて行きたいと思います。

精神科外来

精神科外来では、物忘れの自覚や家族の勧めなどで受診される患者が増えています。物忘れ検査は脳MRI(又はCT)・脳SPECT・心理検査・検体検査の4つがセットで、平成24年度は計650件でした。前年度と比較して118件増加しています。当院の入院中の患者依頼や他院・介護施設などからの検査依頼も増加傾向にあります。ほとんどの初診患者は家族同伴で来院されており、検査内容や検査の順番などの説明には患者や家族を含め十分に説明を行い、諸検査などが円滑に進むように努めています。また、検査結果予約も行い、結果説明、今後の生活への対応も素早く行えるよう努力しています。
精神科外来を受診される患者の疾患も多種ですが、必要に応じて患者の家族や職場の上司とも相談できる様に診療時間の調整などを行い、より良い家庭・職場環境で治療が継続できるように対応しています。経済的・社会的不安を感じている患者にはソーシャルワーカーの介入などの依頼も行っています。
H24年度は計15364名の患者が受診されており、職場や家庭でのストレスを抱える方も多くいます。外来では患者に不安などを表出しやすい環境を整え、きめ細やかな配慮が出来るように努めていきたいと思います。

眼科外来

当科眼科受診患者の主な疾患は、白内障・緑内障・ドライアイ・結膜炎・糖尿病性網膜症・斜視・内反症・眼瞼下垂です。治療としては、レーザー治療・キープティア・プラグ・テノン下注射などを行っております。レーザー治療などの外来での処置では患者の不安に留意し安心して治療が受けられるように配慮しております。
手術は北大医師が出張して行う小児や成人の斜視手術(平成24年度21件)・眼瞼下垂手術(平成24年度1件)・内反症手術(平成24年3件)を実施しています。小児の入院手術では日程の調整や親子共に不安なく手術に臨めるように配慮しております。
白内障手術と緑内障手術は(平成24年度147件)実施しています。手術に向けての不安を少しでも軽減できるように十分なオリエンテーションができる診療時間の調整と、説明時には見やすく大きな紙パスを用いて説明しております。
日々の診療では未熟児から高齢者や視力障害の患者への対応となり、特に歩行・誘導の介助に気を配り診察や検査などへの移動時の転倒や椅子からの転落などの事故防止に留意しています。また、眼科は診察前に眼の検査や散瞳点眼などがあり待ち時間があるため、疾患や症状に応じて検査指示を事前にもらいスムーズに検査、診察が受けられるように配慮しております。
眼科外来では患者に多職種のスタッフが関わります。常に医師・看護師・視能訓練士・医療事務などのスタッフとの連携を密にし、協力して円滑な外来診療となるよう努めております。
これからも患者が安心して眼科外来を受診して頂けるよう努力していきます。

耳鼻咽喉科外来

耳鼻咽喉科では、小児から高齢者まで、幅広い年齢層を対象としており、耳、鼻、喉以外にもめまいや、頭頸部領域の腫瘍、甲状腺領域などの診療も行っています。
外来では一般診療のほかに、鼓膜切開術や鼓膜チューブ挿入術、鼻粘膜アルゴンプラズマ凝固法手術(APC)、確定診断のための生検なども実施しています。これらの検査や手術に対しては外来クリニカルパスを使用し、患者が安心・安全に治療が受けられるような看護を提供できるよう心掛けています。また、小児科外来とは連携をとり診療がスムースにいくように配慮しています。平成21年度より睡眠時無呼吸症候群の診断のため、自宅に器械を持ち帰り簡易検査ができるアプノモニターが導入されました。今年度はH24年1月から12月の期間で64件実施しています。精密検査であるフルポリ検査が必要となった患者は、アプノモニターの導入以降大幅に減少し、患者の負担も軽減しています。
現在、睡眠時無呼吸症候群に対し在宅持続陽圧呼吸療法(CPAP)を導入している患者は計101名となり年々増加傾向にあります。CPAP療法を行っている患者は毎月定期的に通院し身長・体重・体脂肪測定を行ない健康管理ができるようアドバイスしています。また3ヶ月に1度のデータ解析を行い使用効果のフィードバックを行い継続看護に努めています。
今後も、スタッフ一同、患者に安心・安全に看護を提供できるように努力していきます。

小児科外来

小児科外来は、一般診療、乳幼児健診、予防接種の他、専門外来として内分泌外来、心臓クリニック、血液外来、小児神経外来、SOTI外来(食物アレルギーの耐性誘導外来)を行っています。入院による検査、外来での継続した治療も多く、パンフレット、パスを使用し不安なく治療を進めていけるような関わりをしています。
予防接種の分野では2012年9月から不活化ポリオワクチンが始まり、同年11月には4種混合ワクチン(百日せき・ジフテリア・破傷風・ポリオ)の接種も始まるなど移行期にありました。予防接種数の増加、更なる複雑化に伴い、接種スケジュールを組む際に保護者の混乱もみられるため、予防接種の際に、アドバイスや不安軽減できるような関わりに努めています。また、ワクチンを定数化しSPD管理にしたことにより、経費節減にも貢献しています。
今年度の外来患者数は19,773名でした。医療連携室と協働し、各分野とも他院紹介患者さまの受け入れを積極的に行っています。
今後も安全・安楽な看護を提供できるようにスタッフ一同努力していきたいと思います。

皮膚科外来

皮膚科外来の診療体制は、例年同様医師2名で、一般診療と手術日があり、数々の処置や手術、光線療法、ピーリング、レーザー(炭酸ガス・Qスイッチ)などを実施しています。他院からの紹介や手術依頼も多く、今年度の外来患者数は19,788名、手術(外来・手術室)662件でした。
また、小児から高齢者までと幅広い年齢層の患者を対象としているため、安全に診察・処置が受けられるように、年齢やADLに応じた介助をすることやクリニカルパスやパンフレットを使用し、分りやすい説明を心がけています。今年度はマニュアルの見直しや整理を行い、安心・安全な看護を提供できるように努めています。
今後も患者様のために、質の高い看護を提供できるようスタッフ一同努力していきたいと思います。

産婦人科外来

産科では、妊娠16週以降の妊婦を対象とした健診を行っています。正常で順調な経過をたどっている妊婦には、助産師が担当するパール外来(助産外来)での妊婦健診を勧めています。通常の診察室ではなく、ソファを配置したアットホームな別室で1人に30分時間を設け、ゆったりとした環境の中で保健指導を展開しています。産婦自身の産む力が存分に発揮でき満足のいく出産となるよう、助産師の専門性を生かして妊婦と共に安産への身体作りに取り組んでいます。平成24年のパール外来妊婦健診数は896回に上り、医師との協働も定着しています。
医師が行う妊婦健診は午前中のみ完全予約制で実施しています。医師は異常の早期発見・治療を担当し、助産師は個々の状態に応じた保健指導を行います。近隣施設からの紹介で、年々増加しているハイリスク妊婦や胎児異常(またはその疑い)があるケースに対し、医師と情報共有を徹底してケアに当たっています。
近年、当院においてもうつ病やパニック障害といったメンタル面でのフォローを要する妊婦や高齢妊婦の増加は顕著です。このようなハイリスク妊婦は、病棟と週1回のカンファレンスで情報交換を行い、継続受け持ち体制をとって妊娠中から産後まで継続したケアを提供しています。分娩が終了して退院された後も、産後2週目健診および産後1ヵ月健診で乳房ケアや育児についてアドバイスし支援をしています。育児支援が必要なケースに対して、必要であれば妊娠中から保健センターに育児支援連絡表を送付し、連携してフォローを行っています。
高齢妊婦の増加という背景から、出生前検査に関する問い合わせは増加しています。出生前検査やそれに伴う妊婦の意思決定への支援について、助産師・看護師のスキルアップを図っています。専任のカウンセラー(助産師)による出生前相談を月2回実施しており、協働して妊婦のサポートを行っています。
婦人科では妊娠16週未満の妊婦、子宮・卵巣等の良性・悪性疾患、更年期障害、感染症等の幅広い婦人科疾患に対する治療が行われ、平成24年の婦人科手術数は約730件にのぼっています。手術の進歩に伴い入院期間が短縮されるなか、患者が入院中の経過を事前に把握することで安心して手術に臨めるようクリティカルパスを充実させています。また、羞恥心への配慮を十分に行いながら一人一人に対する声かけを行い、患者の希望に添った診察・看護・対応に努めています。年々増える外来化学療法を受ける患者に対し、安心して治療を継続していけるよう、化学療法室・7階病棟と連携を密にしています。病棟カンファレンス・化学療法カンファレンスを定期的に行い、情報共有したうえで看護の方向性を検討し患者の支えとなるべく努めています。

麻酔科外来

麻酔科外来では、様々な原因で生じる痛みに対して治療を行うペインクリニックと手術患者に対する術前診察を行っています。
平成24年度のペインクリニックセンターは、専任医師1名、兼任医師4名、他院からの支援医師が1名で構成されています。1日に30〜50人の患者が来院され、神経ブロック・電気治療・薬物療法などで治療を行っています。
ペインクリニックを行っている施設は限られており、道内各地から来院されるため年々患者は増加傾向にあります。専任医師が1名のため待ち時間を要している現状ですが、安全に対する配慮はもちろんのこと患者の思いを受け止めながら、身体的な痛みの軽減と同時に精神面でのケアを心掛けています。
手術療法では多汗症に対する胸腔鏡下交感神経節切除術や難治性疼痛に対する脊髄刺激療法が行われています。患者が十分なイメージを持って手術に臨めるようパンフレットやDVDを用いてオリエンテーションを実施しています。脊髄刺激装置の挿入ではアフターケアを含めた指導を業者とタッグを組んで展開しており、看護記録を充実させて病棟看護師との連携・継続看護に役立てています。
術前診察では麻酔に対する理解を深められるようDVDやパンフレットの整備を行っています。また、診察前の術前データチェック、診察後の麻酔方法・入室時間確認を徹底し、円滑な診察・手術に備えています。