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外来(1階)

Aブロック

整形外科外来の診療体制は4名の常勤・非常勤医師が月・火・木の予約・新患外来やスポーツ外来を担当し、水・金は専門外来として股関節・脊椎・上肢専門外来を非常勤医師が担当しています。月・火・木は100〜150人の外来患者の診察を行っています。
スキー・スノーボード・アイスホッケー・バスケットボール・バレーボール・サッカー・野球・マラソンなど、様々なスポーツを行っている子供から年配者までアマチュア・プロの選手も受診され、捻挫・骨折から靭帯再建まで様々な診療を受けています。また、年齢を重ねることによって起こる変形性関節炎などに対して人工関節置換術も行われています。痛みの軽減と関節可動域の拡大により行動範囲が広がることで、旅行や生活における自己実現が可能となっています。常勤医に上肢専門医がいたこともあってばね指、手根管症候群、ガングリオン等の外来手術は44件/年ありました。
それぞれの活動性や生活スタイルに合わせてQOLの向上に貢献し、治療の時期・リハビリなどを本人と相談しながら決定しています。一人ひとりの到達目標に向かって安心して検査・治療・手術が受けられるよう、患者とのコミュニケーションを大切にしていきたいと思っています。

Bブロック

Bブロックでは、リウマチ膠原病内科、腎臓内科、循環器内科、糖尿病内分泌内科、呼吸器内科、血液・腫瘍内科の6科10室を看護師6名、MA2名で対応しています。
Bブロック1日の受診患者数は350名を超えることもあり、病院全体の外来患者の1/3を占めています。H24年10月より、8時から血液検査を開始し、中央処置室や検査科と協力して待ち時間短縮のための取り組みを行っています。
血液・腫瘍内科による骨髄穿刺や輸血などの処置、リウマチ膠原病内科によるリウマチ患者の生物化学製剤治療などに際し、中央処置室や化学療法室と連携を図り患者対応をしています。リウマチ膠原病内科では小池院長の外来診療が行われ、糖尿病内分泌内科では、糖尿病指導や栄養指導・フットケア外来の実施、呼吸器内科の禁煙外来、腎臓内科では腹膜透析も導入され透析センターと連携するなど専門的な診療を行っています。呼吸器内科ではインフルエンザなどの患者に十分配慮し感染拡大予防に心がけており、循環器内科では救急搬送患者の対応や心臓カテーテル治療がスムーズに行われるよう中央処置室や放射線科、病棟と連携し調整を図っています。また、他科や他院からの紹介も多いため、地域連携福祉相談室など関係部門との調整も重要な活動となっています。
患者が安心・安全に診療や検査・治療が受けられるよう、スタッフが協力し合い看護の充実に向け努力しています。

Cブロック

Cブロックは、3科で7診察室あり、医師は各科総勢17名と、看護師10名で外来診療・検査・処置にあたっています。
消化器内科は、外来での化学療法や内視鏡治療が増加しており、消化器病センターとして、外科や内視鏡センターと連携し、安全な検査・治療の提供に努めています。
外科は創処置や外来手術、乳腺専門外来では乳腺ABC(83件/年)や針生検(65件/年)を行っています。
泌尿器科では診察とともに、膀胱鏡検査(562件/年)・尿水力学的検査(632件/年)・超音波検査(815件/年)・留置カテーテル交換(76件/年)・膀胱注入療法(167件/年)などの処置を診察とともに行っています。また、他施設からの紹介も増え男性不妊症や悪性腫瘍患者の手術も増加しています。泌尿器科看護としては、自己導尿の指導も(50件/年)行っています。
外科、泌尿器科ともに乳腺、前立腺術後患者へパンフレットを用いたリンパ浮腫指導も行っています。
当ブロックにはWOC認定看護師が配置されており、消化器ストーマ、ウロストーマ患者様へ、きめ細かいケアの提供とトラブルの早期発見ができるよう、今年度から新たにストーマ外来が開設され、2012年は消化器ストーマ39件、泌尿器科ストーマ57件のストーマケアを行っています。また、第29回北海道ストーマリハビリテーション研究会学術集会で、「当院の回腸導管造設患者の現状とストーマ外来の必要性」の発表も行われています。 病棟のストーマカンファレンス出席や褥瘡ラウンドを行い、各部署と連携しながら日々看護にあたっています。
患者様やご家族が安心・安全な医療を受けられ、QOLが高められるよう医師・看護師・MSW・病棟・医療連携・化学療法室等と連携をはかり、チーム一丸となって努力していきたいと思います。

化学療法室

化学療法室では2012年4月に予約システムの運用がスタートしました。抗がん剤治療以外にもクローン病や関節リウマチへの生物学的製剤の投与や骨転移に対するビスフォスホネート剤の投与および前立腺がん、乳がん患者を対象としたホルモン注射などを行い、件数は3,137件(うち抗がん剤治療は1,993件)と昨年の2,731件(うち抗がん剤治療は1,665件)から大幅な増加となりました。平均して260件程度/月の治療が行われています。病床が8床しかない治療室であるため、祝日前後など予約がとりにくい場合もありますが、曜日や時間帯の調整について診療科の協力をいただきながら、運用しております。
抗がん剤治療を行っている患者の副作用に対するセルフケア支援は受け持ち看護師が担当しています。多岐にわたる副作用に対し、できるだけ社会生活への支障が最小限となるよう、最新の情報を参考に、より良いケアが提供できるよう努めています。
自己血採血も担当している部署であり、2012年は425件の自己血採血を実施しました。安全に自己血採血を実施するため、各部門で共有できるチェックリスト、マニュアルの整備も定期的に行っております。

中央処置室

中央処置室は看護師11名、クラーク3名で担当しています。
主な業務は各科の採血、注射、点滴、検査処置、診察待機患者の容態観察と救急車対応です。専門分野では糖尿病療養指導士が外来での看護相談やフットケアに従事しています。
病床は17床で、そのうちの3床は感染隔離室内にありインフルエンザなどの感染性疾患患者を受け入れ、感染拡大のないよう標準予防策を徹底しています。
また、2床は救急車対応用として活用し様々な患者の受け入れを行っています。
採血に関しては昇降式の採血台を坐車用に活用し、計6台のプライバシーを確保された空間で毎日300人前後の採血を行っています。H24年12月から外来開始より20分早い8時採血を開始しスムーズな外来診療に繋げています。さらには、外来スタッフとの相互応援を密に行い外来看護の質の向上を目指しています。

内視鏡センター

内視鏡センターは看護師7名、クラーク1名、洗浄専任者1名で業務を行っています。当センターは、検査室が8室あり、上下部内視鏡検査・カプセル内視鏡検査・EUS・FNA・大腸ポリープ切除術・ESD・気管支鏡検査等の検査及び治療が行われています。超音波気管支鏡も導入され、超音波気管支鏡ガイド下針生検も実施されています。ESDの件数も増加しており、4名の内視鏡技師が中心となり専門的知識・技術を発揮し手術介助、検査介助を行っています。また、ローテーションで配属されたスタッフ及びICU救急部担当スタッフの人材育成にも努めています。内視鏡センターのスタッフは消化器を中心に放射線科検査(放射線科6番)にも携わっており、小腸内視鏡検査、ERCP・ステント挿入、TBLB、胸腔鏡検査等の介助を行っています。長時間に及ぶ検査や使用する器具の取り扱いが複雑で片づけにも時間がかかる事があり、スタッフ間での協力体制を強化し、医師とも連絡調整を行いながら検査が安全かつ効率よくすすむよう日々業務を行っています。
内視鏡業務を安全に確実に行うためには常に新しい知識が必要であり、院外研修への参加や部署での勉強会など知識・技術の向上を図り、患者様により安心・安楽な看護を提供できるよう努めています。

放射線科

放射線科は、透視下での内視鏡検査を行う6番、心臓カテーテルや麻酔科ブロックなどを行う7・8番、泌尿器科・婦人科検査などを行11番、CT・MRI、リニアック室の5か所に看護師が各1〜2名おり、検査室業務を行っています。H24年は、心臓カテーテル検査が約430件、CT・MRIが約20000件で、その他にも様々な検査や治療が毎日行われています。放射線科担当看護師は、検査内容・時間・検査室などを各科の医師や技師などと相談しながらマネジメントを行い、安全に効率よく検査が遂行されるよう日々努力しています。その他、救急外来スタッフの夜間・祝日の検査介助に備え、物品の準備や継続的な指導も行っています。
また、担当の検査室以外の業務トレーニングを積極的に進め、協力体制の強化と個人のスキルアップへ向けた取り組みを行うことで、担当できる検査が増えてきました。今後は、スタッフ全員が放射線科内のどの検査室でも担当できるようトレーニングを継続し、知識・技術の向上を図ると共に、患者様に安全・安楽なケアを提供できるよう努めていきたいと思います。

救急医療部

救急医療部は、2名6輪番の2交代制が基本であり、スタッフ11名で実働しています。当院は、札幌市救急医療機関として、循環器・呼吸器、循環器ACS、消化器、産婦人科、小児科、けが・災害の救急指定当番を担っており、1ヶ月の約半分は当番病院になっています。H24年は、約3900人の受診者数で、1ヶ月平均は約320人でした。
休日・夜間の救急車対応から他院紹介患者・予約依頼患者・当日救急患者・直接来院患者・外来終了以降の引き継ぎ患者等の診察と介助を医師や多職種スタッフと協力しながら診療を行っています。対象は、小児から高齢者と多岐にわたり、小児科における感染症から循環器・消化器の緊急対応・臨時検査、婦人科などの特殊性のある処置など業務範囲は広く、様々な知識と技術が必要です。そのため、内視鏡室・放射線科・各科外来でのトレーニングを積極的に行って個人のスキルアップに努めると同時に、スタッフ間での情報共有を行い、安全で安心・安楽な看護が提供できるよう日々取り組んでいます。また、幅広い知識と技術を活かし、救急患者以外の臨時検査介助や病棟応援、内視鏡や放射線検査の時間外勤務のサポートなども行っており、他部署との連携を図りながら日々業務を行っています。