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精神科

業務内容

1970年精神科が設置され、1979年精神神経科と改称、当初外来業務のみ、1980年入院業務開始(20床)、1986年入院業務停止、その後は外来診療に専念しています、部長は開設時〜1987年3月今野陽三、その後は高柳英夫が勤めています。

総合病院のリエゾン科としての役割を持ち、通常外来診療、健康管理業務においても医師1名のままで、5年前と比べて約、2倍の方の相談を受けています。2012年、のべ15364回の面談を行いました。

認知症の早期診断

人口の高齢化に伴う認知症問題の顕在化を想定して、2009年に認知症早期診断法を、開発し実践しています。具体的には:脳MRI(VSRAD advance含む)検査、脳SPECT(e-ZIS含む)検査、MMSE心理検査、必要ならば、脳波検査、頸動脈エコーを行い、軽度認知障害MCI、pre clinical stateでの総合診断を可能とし、早期診断、早期治療に取り組んでおります。2009年300例、2010年400例、2011年500例、2012年650名の方の精査を行いました。

一般診療

常時300万人の方が悩んでおられるうつ病、130人に1人の方がかかり、現在ではこの病気になっても通常の生活が出来るようになっている統合失調症を中心にカウンセリング、投薬を行い、軽症化した時点で、他医療機関と連携してリワーク事業、社会復帰、職場復帰を目指しています。初診の方で検査が必要な方は、可能な限り、当日に行うようにしています。

がん相談支援センタ、緩和ケアチーム

当院でも2009年6月に両組織が立ち上がり、活動開始しました。本年も昨年に続き、がん相談支援センタの充実、緩和ケア活動を引き続き行いたく思います。

成年後見制度における鑑定業務

統合失調症、重度うつ病、認知症、知的障害者における同制度に基づく厚労省精神保健指定医師による鑑定、鑑定書作成を行っております。

研究業績

原著論文

  1. 高柳英夫
    「在宅ケアを続ける上で支障となりやすいせん妄(認知症と間違いやすい)について」
    ―精神腫瘍医の立場から、第三報―
    癌と化学療法、2012:39(1):110−112
  2. 高柳英夫
    「がん治療中の退院、転院支援、調整を行う際壁となる問題」
    ―うつ状態の時(精神腫瘍医の立場から(第三報)―
    癌と化学療法、2012:39(1):117−118

学会発表

  1. 高柳英夫
    「在宅ケアを続ける上で支障となりやすいせん妄(認知症と間違いやすい)について」
    ―精神腫瘍医の立場から、第三報―
    第23回在宅医療学会学術集会、2012年6月26日、横浜
  2. 高柳英夫
    「がん治療中の退院、転院支援、調整を行う際壁となる問題」
    ―うつ状態の時(精神腫瘍医の立場から(第三報)―
    23回在宅医療学会学術集会、2012年6月横浜
  3. 高柳英夫
    がん緩和ケアにおける漢方の有用性について(第2報)
    第29回北海道支部学術集会、2012年10月21日、札幌

企画研修会(企画責任者)

  1. 厚生労働省指針準拠;第4回NTT東日本札幌病院緩和ケア研修会
    2012年10月13日、14日、当院会議室

その他の発表

  1. 高柳英夫;「認知症と不眠治療」Sapporo Alzheimer Disease Meeting、2012年12月3日、札幌
  2. 高柳英夫;「物忘れについて」NTT東日本札幌病院 健康セミナ-2012年12月15日