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News Release 東日本電信電話株式会社

平成25年5月16日

診療所向け電子カルテサービス「Bizひかりクラウド Future Clinic 21 ワープ」の提供開始について

  • 東日本電信電話株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:山村雅之、以下「NTT東日本」)は、診療所向け電子カルテサービス「Bizひかりクラウド Future Clinic 21ワープ」(以下「本サービス」)を平成25年7月1日(月)より提供開始します。
  • 本サービスはペンを用いたアイコン操作と手書き入力による簡単操作で利用できる電子カルテサービスです。また、電子カルテ情報はネットワークを介してデータセンターに設置したクラウドサーバーにバックアップとして保管されるため、災害時等のBCPとして利用できます。
  • 本サービスはサーバーのハードウェアおよび電子カルテアプリケーションソフトを購入する必要がないため、初期導入費用が抑えられ、電子カルテを手軽に導入することができます。

1.背景

今日、我が国の医療分野において、医療の質の向上及び持続的な医療の提供の両立等のため、患者の治療を病院・診療所間で一体的に行う地域医療連携が重要になっており、その実現に向けた取り組みの一つとして、紙カルテを電子カルテ化することが必要となっています。しかしながら、電子カルテを導入する医療機関は、大規模病院(400床以上)において69.6%※1に達する一方で、診療所においては「操作性」や「導入コスト」が障壁となり約23.8%※1と未だ大規模病院に比べて低いのが現状です

NTT東日本は課題となっている「操作性」と「導入コスト」に注目し、簡単かつスピーディに操作でき、初期導入コストを抑えて手軽に導入しやすい診療所向け電子カルテサービスを提供することにより、電子カルテ化の促進に貢献したいと考えております。

なお、本サービスに関する活用業務の実施について、本日、総務大臣に届け出ております。

  • ※1出展:2013年版 電子カルテの市場動向調査 (株)シード・プランニング

2.サービスの概要

本サービスは、ペンを用いたアイコン操作と手書き入力により簡単操作で利用できる電子カルテサービス※2です。データセンターで電子カルテのバックアップデータを保管するため、災害時などのBCPとして利用できます。また、常に最新のアプリケーションソフトをネットワーク経由で提供しお客様側でアプリケーションソフトやサーバのハードウェアを別途購入する必要がないため、初期費用が抑えられます。設定や操作方法等がわからない場合も専用のヘルプデスクにてお客様をサポートするため安心してご利用いただけます。(【別紙】診療所向け電子カルテサービス「Bizひかりクラウド Future Clinic 21ワープ」の概要参照)

  • ※2本サービスのアプリケーションソフトは、日本大学医学部根東義明教授(東北大学名誉教授)が発案されたものをNTT東日本が製品化したものです。

(1)サービス名称

Bizひかりクラウド Future Clinic 21ワープ(略称:FC21ワープ)

(2)提供エリア

全国

(3)サービス提供内容※3

  • 電子カルテアプリケーションサービス
  • バージョンアップ・マスターデータ更新
  • ヘルプデスク(リモートサポート・電話対応)
  • ※3診療所に設置する接続回線、ルーター、クライアント端末(PCやタブレット等)、データ保存装置等が別途必要となります。

(4)提供料金等

初期費用※4 契約料
工事費
800円
2,000円
(税込840円)
(税込2,100円)
月額料金 基本利用料
追加IPアドレス利用料
19,000円
3,000円
(税込19,950円) (端末1台利用時)
(税込3,150円)  (端末1台追加利用時※5
  • ※4平成25年9月30日(月)までにお申し込みの場合、初期費用(契約料および工事費)は無料となります。
  • ※5最大追加19台まで。

(5)提供開始日

平成25年7月1日(月)より

西日本エリア※6については、8月以降提供開始予定

  • ※6富山県、岐阜県、静岡県以西の30府県を指します。

3.主な特長

(1)簡単な入力

ペンを用いたアイコン操作と手書き入力によって紙カルテに記述するように簡単に記録を行えます。画像の貼り付けや画像への書込み、予め登録した薬剤のセットを処方する際もペン一本で操作できます。

(2)クラウドサーバーを活用したデータ管理

診療情報をネットワークを介してデータセンターでバックアップするため、万が一に備えることができ、災害時等のBCP策定や危機管理を強化します。

(3)見やすい診療履歴一覧(タイムライン機能)

診療記録を時間軸上に一覧表示することで、患者の臨床経過を視覚化することができます。時間幅を自在に操ることができ、必要な情報を一目で参照できるので臨床経過の全体像の把握や、詳細な診療記録や治療方針をスムーズに確認でき、今後の治療を計画する際に役立ちます。

(4)日医標準レセプトソフト(ORCA)※7等外部システムとの連携機能

日医標準レセプトソフト(ORCA)との連携機能を標準搭載し、入力した患者基本情報や電子カルテで入力した診療情報を相互に連携することにより、事務処理等の業務が効率的に行えます。また、予約システムや画像ファイリングシステムなど他のアプリケーションと柔軟な連携も可能です。

  • ※7日医標準レセプトソフト(ORCA)とは日本医師会が開発し、推進する医事会計ソフトウェアのことです。

4.今後の展開

NTT東日本では、本サービスの拡販を通じて診療所の電子化促進に貢献するとともに、昨年7月に提供開始した「光タイムライン」診療情報連携システムの推進により地域医療連携の普及に寄与していきたいと考えております。また、本サービスは、国内最大級の保健医療福祉分野の展示会「国際モダンホスピタルショウ2013」(2013年7月17日〜19日)に出展する予定です。

5.お問い合わせ先

東日本電信電話株式会社 ビジネス&オフィス事業推進本部

ビジネス営業部 医療・ヘルスケア事業推進室

URL:https://www.ntt-east.co.jp/business/solution/fc21/

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。