News Release

平成19年10月25日


次世代ネットワークを利用した商用サービスに関する
活用業務の認可申請等について


 NTT東日本及びNTT西日本(以下、NTT東西)は、お客様にIP・ブロードバンドサービスをより安心して便利にご利用いただけるよう、既存のIP通信網をより高度化・大容量化した次世代ネットワーク(以下、NGN)を用いた商用サービスを提供いたします。その際、必要となる県間伝送役務の提供等について、本日、総務大臣に対し活用業務※1の認可申請を行いました。


1.認可申請の概要
 NTT東西は、NGNを用いた商用サービス(フレッツサービス、ひかり電話、イーサネットサービス)の開始にあたって、県間伝送役務の提供及び他の電気通信事業者様の電気通信役務に係る料金設定を実施するため、総務大臣に活用業務の認可申請を行いました。


2.NGNを利用した商用サービスの概要

(1)基本的な考え方
 情報通信市場は、IP技術を駆使したブロードバンド化、ユビキタス化の進展により、音声・データ、ベストエフォート・ギャランティ等の多種多様なサービスが提供されており、今後は固定・移動の融合や通信・放送の連携等が進展することが予想されております。
 こうした技術・市場環境の変化の激しい中で、NTT東西は、より高度で多様なお客様ニーズに対応した多彩なブロードバンドサービスを様々なプレイヤーとも連携して提供していくことによって、お客様利便の向上を図り、我が国情報通信産業全体の活性化・発展に貢献していくことが期待されていると認識しております。
 こうした期待に応えるため、NTT東西は、より多くのお客様にNGNをご利用いただけるよう「オープン」と「コラボレーション」をキーワードに、他事業者の方々のネットワークと相互接続するとともに、異業種・他業界の皆様と協業して、新しいサービスや価値を創造していきたいと考えております。
 NTT東西としては、このように多彩なブロードバンド・ユビキタスサービスを実現するため、ネットワーク制御機能によるエンド・トゥ・エンドでの品質確保を実現するとともに、高速・広帯域のIP・ブロードバンドベースの技術を採用しつつ、大規模ネットワークを前提としたネットワークアーキテクチャーにより高い信頼性・安全性を確保してまいります。

(2)サービス概要
 NTT東西は、NGNを利用して、既存のサービスを継続して提供するとともに、より広帯域で品質確保型の新サービスをあわせて提供していく予定です。
 新たな品質確保型のサービスとしては、音質を飛躍的に向上させクリアな通話が可能な高品質IP電話サービスや滑らかで自然な動きの広帯域のテレビ電話サービス等に加えて、コンテンツプロバイダ様や放送事業者様向けのハイビジョン品質のユニキャスト通信サービスやマルチキャスト通信サービス等を提供予定です。

(3)次世代ネットワークの概要
 NTT東西のNGNは、既存のIP通信網(地域IP網及びひかり電話網)を高度化・大容量化していくものであり、既存のPSTN網とは別に構築します。
 なお、既存のIP通信網からNGNへの移行にあたっては、お客様サービスの中断を避けるとともに、新規需要増にも対応していく必要があることから、一時的にはオーバーレイ的に運用・展開していきますが、まずはひかり電話の中継ルータからNGN用の装置に置き換えていき、最終的にはお客様を収容するルータを含め既存のIP通信網をNGNに置き換えていきます。


3.実施時期(予定)
 活用業務認可後、準備が整い次第、NTT東日本では首都圏の一部、NTT西日本では大阪府の一部からサービスを開始する予定です。(平成20年3月目途)


4.ネットワークのオープン化
 IP通信網は、既に各社がエンドエンドで自前のネットワークを構築しており、NGNを含め事業者間の通信は独立したIP通信網同士の接続形態になります。こうした接続形態においては、それぞれのネットワークに収容されるお客様が事業者間の相互接続を利用して円滑に通信できるようにすることが重要であり、そのためには各事業者が相互にインタフェースを公表する必要があると考えます。
 こうした考えの下、NTT東西としては、平成18年7月にNGNに係るインタフェース条件を自主的に公表し、平成18年12月からNGNフィールドトライアルを開始して、29社の方々にご参加いただいております。
 商用サービスの開始にあたっても、トライアル開始時と同様にインタフェース条件や接続ポイント等の接続条件を公表します。
  NTT東日本: http://www.ntt-east.co.jp/info-st/mutial/ngn/index.html
  NTT西日本: http://www.ntt-west.co.jp/open/ngn/interface.html

 具体的には、事業者様向けには、従来から実施してきたISP接続、IGS※2接続に加えて、IP通信網同士の直接接続(IP-IP接続)に関するNNI※3を公表します。また、一般のお客様やコンテンツプロバイダ様向けには、UNI※4及びSNI※5を公表します。なお、これらのインタフェース条件は基本的にはトライアル時のものと同じとなっております。

(参考) 11月8日に電気通信事業者様向け説明会を予定しており、具体的な参加申込方法等が決まりましたら、ホームページ上に公開します。

<平成19年10月30日(火)追記>
電気通信事業者様向け説明会の具体的な参加申込方法等は、下記ホームページをご覧ください。
http://www.ntt-east.co.jp/info-st/mutial/ngn/index.html

※1 「東日本電信電話及び西日本電信電話株式会社が、地域電気通信業務等を営むために保有する設備若しくは技術又はその社員を活用して行う電気通信業務その他の業務」のこと。
※2 相互接続関門交換機。
※3 ネットワーク間を接続するためのインタフェース。(Network-Network Interface)
※4 ユーザ(端末機器)とネットワークを接続するためのインタフェース。(User-Network Interface)
※5 各種アプリケーションサーバ類とネットワークを接続するためのインタフェース。(Application Server-Network Interface)



参考資料1 活用業務認可申請の概要
参考資料2 NGNの基本コンセプト
参考資料3 NGNを利用した商用サービスの概要
参考資料4 NGNのネットワーク概要
参考資料5 既存のIP通信網からNGNへの移行
参考資料6−1 ネットワークのオープン化(1)
参考資料6−2 ネットワークのオープン化(2)
参考資料6−3 ネットワークのオープン化(3)


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