(別紙)主な企画展


(1) 「海市─もうひとつのユートピア」(平成9年4月19日―7月13日)
   ICCオープニング企画。
 日本を代表する世界的建築家・磯崎新氏を中心に、国内外の複数の建築家と評論家が、新しい都市社会のモデルを隔週毎に交替して示すという斬新な展示形式が試みられました。
 ディレクターの磯崎氏が基本モデルを提示し、展示会場とインターネット双方においてプロジェクトが相互作用しながら進行する、という新たな可能性を示した記念碑的な企画です。

(2)

「ICC子供週間 Media Park at ICC」(平成12年3月22日―4月2日)
   子供たちの春休み期間に合わせ、子供のしなやかな感性とコンピュータとの出会いをテーマに、やさしくて楽しいコンピュータとのつきあい方を、展示やワークショップなどを通じて紹介する場が設けられました。
 藤幡正樹氏、岩井俊雄氏らが作品を出品し、NTTサイバースペース研究所の協力による作品などが展示されました。

(3)

「E.A.T.──芸術と技術の実験」(平成15年4月11日―6月29日)
   昭和40年代前半に、当時のAT&Tのベル電話研究所技術者ビリー・クルーヴァーを中心として結成されたグループ、E.A.T.(Experiments in Art and Technology)のアートとテクノロジーを結ぶ実験を、当時の資料や作品などを網羅して紹介した展覧会です。
 美術、ダンス、電子音楽、映像など幅広い表現ジャンルにおける活動は、ICCの活動理念に直結する歴史的意義のあるものでした。

(4)

「明和電機 ナンセンス=マシーンズ」(平成16年11月3日─12月26日)
   自らを「社長」と名乗り、作品を「製品」と呼び、テレビやマスメディアへの登場、商品としてのプロダクト制作を行なうなど、これまでのアートの枠組みを越えた活動を行なう明和電機の11年間にわたる活動を集大成した展覧会です。
 これまでに製作された「製品」と、新作による大規模な展示によって構成され、ユニークかつナンセンスな機械の数々が一堂に会した展示は、親しみやすく幅広い観客層にアピールしました。

(5)

「アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険」(平成17年1月21日─3月21日)
   テクノロジーは芸術に革新をもたらすのか?
 メディア・アートの現状と歴史を振り返り、その特徴や可能性について考えながら、メディア・アートの体験がもたらす多様な可能性を紹介した展覧会です。
 メディア・アートへの入門編として企画され、さまざまな「メディア」を利用し、鑑賞者の参加を促すインタラクティヴ・アートから社会性の強い作品まで多様な表現スタイルをもつ作品を展示しました。


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