News Release

平成17年1月20日


ICカード公衆電話の見直しについて
〜ICカード公衆電話の磁気カード公衆電話への一本化〜


 NTT東日本およびNTT西日本では、平成11年3月よりICカード公衆電話を導入し、磁気カード公衆電話とICカード公衆電話の2種類の公衆電話によるサービスを提供して参りましたが、以下のとおり平成18年3月末までに順次、磁気カード公衆電話へ一本化いたします。
 公衆電話をご利用のお客様には、日頃のご利用に感謝申し上げますとともに、磁気カード公衆電話への一本化につきまして、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


1.概要
 公衆電話のご利用は、携帯電話等の屋外における通信手段の多様化等の影響により近年大幅に減少を続けております。
 このような状況のなか、特にICカード公衆電話は磁気カード公衆電話と比べてご利用が少なく、また、カードの互換性がない2種類の公衆電話(ICカード公衆電話・磁気カード公衆電話)が混在することが、結果としてお客様にご不便をおかけしていることを踏まえるとともに、公衆電話サービスの維持に向けたコスト削減の観点から、ICカード公衆電話を磁気カード公衆電話へ一本化することとしました。


2.実施時期について
 ICカード公衆電話機については、お客様のご利用状況等を考え合わせたうえ、今後準備が整い次第※1順次、磁気カード公衆電話機への取り替えをすすめていきます(なお、ご利用状況によっては撤去させていただく場合があります)。また、磁気カード公衆電話への一本化の完了は、平成18年3月31日を予定しております。
※1  NTT東日本では、2月下旬より複数台設置してある場所から取り替えを開始し、1台のみ設置してある場所は4月下旬以降取り替えを実施します。また、NTT西日本では、4月下旬より取り替えを開始します。


3.ICテレホンカードについて
(1) ICテレホンカードの販売について
 お客様の利便性に配慮し、ICテレホンカードは継続して販売いたしますが、お客様のご利用状況等を勘案し、販売を順次縮小させていただきます。

(2) お手持ちのICテレホンカードの扱いについて
 お手持ちのICテレホンカードについては、平成17年1月20日(木)より、未使用・使用中にかかわらず、磁気テレホンカードと交換※2させていただきます。
※2  有効期限が切れていないICテレホンカードは無償で交換させていただきます。
有効期限が切れている場合は、ICテレホンカード1枚につき105円(税込)の手数料が必要となります。
なお、交換方法に関する詳細は別紙をご参照ください。


4.簡易インターネット接続機能などについて
 ICカード公衆電話の廃止に伴い、ICカード公衆電話固有の簡易インターネット接続機能及びICカードメモリ通信機能の提供並びにLモードカードによるサービスを終了させていただきます。


5.今後の偽変造テレホンカード対策について
 偽変造テレホンカードの検出能力を技術的に高めた磁気カード公衆電話機による対策が、偽変造テレホンカードの利用阻止に効果を発揮しており、今後も検出能力の向上に取り組んでいきます。


6.今後の公衆電話による国際通話サービスについて
 公衆電話からの国際通話サービスのご利用は、現在ICカード公衆電話および一部の磁気カード公衆電話で可能となっておりますが、ICカード公衆電話の廃止後も、利用ニーズの高い設置場所へは、国際通話が可能な磁気カード公衆電話を設置することにより、国際通話サービスに対応していきます。



(別紙)


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